「ラウンジ☆セレクト」は「ラウンジ」で盛り上がった話題と、そこに寄せられたみなさんのご意見を紹介しています。
スレッドやレスの中に「プロの自覚」と書かれていることがありますが、看護師を初め医療職に「プロ」の定義があるのでしょうか?
「プロ」と言えばその種目を生業とするプロスポーツはイメージし易く、そこから考えれば看護師資格を取得し、働きだした時点で「プロ」と言うことにはなるんでしょうがね。
自分が安心して看護に向き合えるように、臨床工学技士や呼吸療法認定士の資格を取り10年近く働いていますが、自分が「プロ」だと思ったことは一度もありません。
「プロの自覚」とは何か教えてください。
「プロ」とは?
■そもそも「プロ」の意味を勘違いしていませんか?
主さんは「第一人者」と「プロ」を混同しているように見受けられます。
定義ってそんなに人によって変わるものだっけ?スレ主が述べているのは「スペシャリスト」では?「プロ」の定義がわからないのに、なぜ「プロではない」と否定できてしまうのだろう。
主さんは「プロ」=「ずば抜けている人」とか、なんか特別な人のことだと勘違いしてるんじゃないでしょうか。
プロフェッショナルの意味を、その業界で頂点に立つレベルだと思っているのかな?他の誰かも言っていたけど、エキスパートと混同しているのかもしれません。
■「プロ」=○○
「プロ」とは、その道で生計を立てている人のことをプロっていいます。そのことから、いただいている給料に見合った労働対価を支払っているのかという自覚があるかってことだと思います。
プロは「職業上の」という意味が本来のものであるはずです。つまり生計を立てている事です。自覚するかどうかではなく他者が判断することだと思います。
プロフェッショナルとは、業界で頂点に立つごく一部の人間ではなく、全ての看護師に求められている一定水準のように思います。
■国家資格は、プロの証では?
免許を取った時点でプロと、看護学校の先生に教えられました。
主さんにとって患者さんと向き合ってきた10年間、資格はただの“履歴書用ライセンス”だったのですか?
あなたは”免許の持っていない看護師ではない人”なのでしょうか?そうではないですよね。そこの違いがプロなのではないでしょうか。
それなら御聞きしますが、主様は素人ですか。厚生省も素人の段階で免許を与えますか、出していない筈です。素人に患者さんの命を携わる免許など与えないですよ。
「プロ」に特別な意味はない
■プロがあるなら、アマチュアもあるの?
看護師の「プロ」が特別な意味を持つなら、看護師の「アマチュア」もいるってことかな。それってどういう立場。看護師にとっての「プロ」は一般的な意味以外に特別な意味を持つの、と独自の解釈をされても、それでは会話に齟齬が生じる。
看護師のアマチュアって、どう言うこと?新人の頃って、アマチュア?その仕事を生業としてる以上、その道のプロとしてのプライドと責任を持って仕事をして欲しいと思います。看護師だけじゃなく、セラピスト達やヘルパーもですね。あらゆる職種に言えることだと、自分は思っています。
■患者から見たら、全員「プロの看護師」
多くの患者は、看護師は看護のプロだと思っているでしょうし、そのことに対して期待するからこそ対価を支払うのでしょう。『自分が「プロ」だと思ったことは一度もありません。』という看護師を患者はどう信用すればいいのでしょうか。
患者さんからみたら何年目だろうが、看護師は看護のプロですよね?自覚をして、そこにあぐらをかかないで勉強を続けるという意識がプロ意識というんじゃないでしょうか?
患者さんの前では、プロの自覚を持たないと、患者さんに不安を与えるのではないでしょうか?
患者さんから見たら、新人だろうとベテランだろうと『プロの看護師さん』と見られるわけですから、看護師としての自覚を持つこと、患者さんに真摯に向き合うことなどが、患者さんからみた『プロの看護師さん』に求められているのではないでしょうか。
■必要なのは、責任感では?
プロ意識のひとつとして、人の命に関わる仕事をしているという自覚、責任を持つことかな?と思います。
プロの自覚というより、自分の看護に責任を持つという言葉の方が私はしっくりきます。
プロの自覚を持つ持たないは個々の考え方次第だとは思いますが、看護をするとはどういう事なのかとか、自分の行動が周囲に及ぼす影響などをしっかり考えて仕事をしてほしいとは思いますね。
関連トピック:「
プロの自覚って?
」
イラスト・なしま