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  • 公開日: 2022/8/15

【連載】ナースにアンケート大調査!みんなどう思ってる?

患者さんとの会話で、何を話せばよいか困ったことありますか?

看護を提供する上で、患者さんとのコミュニケーションは必須!だからと言って、ナースは誰でも会話上手!?
そんな訳はなく、十人十色な患者さんとの毎日の会話はいつでも円滑にいくとは限らない。
では、ナースが実際に会話に困ったとき、どう対処しているのか…?さらに、どんな工夫をして患者さんとの会話に臨んでいるのか…?
現役看護師が参考になる回答ばかり!

 

患者さんとの会話に困ったら?

ナース専科調べ(2022年7月7日/有効回答数:276)

実は8割強の多くのナースが、患者さんとの会話で困った経験を持っているみたい。
でも、多くのナースはその困った経験を活かして、スムーズな会話を目指し努力や工夫をしている。
たくさんの患者さんとの日々の会話が楽しいものになるきっかけがあるかも!

 

会話に困ったときの解決方法

会話が弾まない場合の乗り切り方

お天気や時節の会話などを話しのきっかけにしています

話に困った時には、患者さんの手元にある新聞や雑誌、テレビがついていればテレビの内容を元に話をする。

ベッドサイドの患者さんの私物について話題にしたりする。

小児科なので、学校の授業のことを聞いてみたりしています。

会話やどの程度の深い会話してよいかわからない時は、まず自分の失敗談や笑ってもらえそうな話をして空気を和ませるようにしている

相手が話すのを待って、その会話に合わせた話題をする

返答は慎重に!

安易に返答できないことは、即座に答えないようにしています。

その場しのぎの返事はしない

正直に今の状態を伝えいつなら話を聞けるかを説明しています。曖昧にすると不信感を持たれてしまうので。

無理に会話しない場合も

話に困るときってお互い気まづかったりするので、一旦そばを離れることもあります。

話したくない時もあると思うから、少しずつ関係を深めるように努力する

話しかけないでオーラを出している人は最低限治療の説明をする、挨拶をするにとどめている。

無口な患者さんだと会話に困りますが、相手を尊重して静かな時間を持つようにしています。

会話は情報収集の一環

ただの雑談にならないように、情報収集するようにしている。

会話に困ったら、相手の事を聞く

患者さんのことを知ろうと努力する

 

患者さんとの会話に困った経験談

実は困っているおしゃべり患者さんとの会話

地方から関西に来て勤務した時に関西のノリツッコミにどう対応していいかわからなかった

質問の答えが脱線して聞き取りに時間がかかるときに、会話をどのタイミングでさえぎるかに困るかるとき

下ネタの多い患者さんだと返しに困って苦笑いでやり過ごしている。

高校生ぐらいの学生に、今暇やとか、この状況インスタに載せたいから写真撮ってなど言われ、対応力なく困った。

気分が高揚してくると、その人が信心している宗教に入会するよう勧誘され、困った。

医師の愚痴を言われたとき。

プライベートな質問してくる、出身等

会話がなさすぎも困る

気難しい人、感情に起伏のある人との会話の話題選びに困る。

大丈夫ですしか言わない患者さん。本当は何を考えているのかわからなくて、対応に困る。

障害を持った患者さんとの会話に苦戦

構音障害の方との会話に困ってしまいます。何かを伝えてくださってるのはわかってもそれが伝わらなくて、聞き取れた単語やジェスチャーからどうにか対応しています。

構音障害や食道発声の患者さんだと聞き取りにくく会話が噛み合わなくなってしまうことがある。相槌でやり過ごしてしまうことがあった。

終末期での会話は悩むことも多い

末期の患者さんで余命宣告されてなくて困った

ガンを宣告されてから自身の人生を振り返り後悔の念を抱き、夜眠れずにいた患者さんの話にどう返事をすればいいか分からないことがあった。

終末期のicを受けた後になんて声をかければ良いか悩みます

末期の患者さんが治療に前向きになれないときに、かける言葉に苦慮します。今までも頑張っているし、治るわけでは無いことも理解されていると尚更。

死にたいといわれた時は困る。そんなこと言わないでくださいよと頼むか、話を聞く。

 

会話で困ったことはない!

百戦錬磨!会話のプロたち

必ず、他愛もないニュースや天気の話をしてから、前の勤務帯での体調を確認した後、日常生活に支障がないか尋ねて、家に帰ってからとか今後の検査の説明など話すことはキリがない。

天気やニュースなどの話をしたり、患者さんの気持ちを代弁したり、季節の話、食事の話、生活していると話なんていくらでも出てくる。

治療や病態の理解について尋ねれば、延々と話すことができるため

話題が豊富にあるため、特に困ったことはない。新聞やニュースなどは欠かさず読み、様々な職業や年代の人と積極的に話すように心がけているため殆ど困ったことはない。

会話も日頃の情報収集の賜物

家族構成や家族間の関係をあらかじめ情報収集したり、患者さん自身に聞いたりしますが、触れて欲しく無い内容などもありますので、一気に突っ込んだ話しはしません。少しづつ歩みよる様にしたり、スタッフ間での情報交換します。

話せない人や、認知症の方が多く、患者さんごとに、100年シートという、今までのエピソードや好きなこと、仕事など家族からも書いて頂いて、それをもとにお話ししている

会話しながら、次の話題を考える

話をしてるなかで表情や仕草をみて、聞いては行けないことや大丈夫なねたなどを探りながら会話してます

話題の糸口をその人に合わせて探している

会話に繋がる大切なこと

患者に興味を持つことが大事

体調に関する話しなど笑顔で対応していれば自然に会話が生まれる

 

イラスト・まえかわしお

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