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病院勤務で人の死に直面することは多いです。
今年3年目なんですが、急に死ぬのが怖いと考えるようになってしまいました。親が、兄弟が死ぬのも怖い。無になる??死ぬ瞬間は??死んだらどうなる??いろいろ考えすぎておかしくなりそうです。
このような経験をしたことある人はいますか?
「死ぬ」って何だろう?
■身近に「死」を感じた瞬間
3年目の時に、病気の元が発覚しました。それまで死は他人のものであり、自分のものではなかったのです。だけど、自分が死ぬかもしれないと思った時に、急にどう表現してよいか分からない感情が生まれました。健康に笑う友人にわけもなくイラついたり、自殺企図の患者を殴りたくなったり、「命のろうそくがあるなら、こいつらのろうそくを切って自分のものにしたい」とさえ思いました。
鬱の夫を相手にするストレスで、まだ一歳にらないかわいい盛りの我が子と共に、死のう、と覚悟したことがあります。辛い状況から逃れられるなら死は怖くないと思いました。なので、死は怖くないです。
乳がん検診で引っかかってしまったときに、ちょっと覚悟しました。子供もまだ高校生だったので、死ぬわけにはいかないなぁと思いました。やっぱり怖いですよ。
■「死」を「怖い」と感じる理由
死んだら生まれ変わるんだったらいいですけど、無になるって聞いた時、非常に怖いです…。
人生を無駄にすごしているからそう感じるんじゃないのかしら?親兄弟を失うのが怖けりゃ、日頃から親孝行したり兄弟と接触したり感謝の言葉をのべたりとそれなりのアクションを起こせばいい。
失うもの・未練や後悔などなど…残していくものが多い人ほど怖さを感じるのだと思います。御年寄りが老衰で亡くなるときには穏やかなことが多いです
「死」は、今生きてる私たちにとって、未知の世界であり、未体験。また、様々な宗教の教えやメディアなどの情報により、「死ぬのが怖い」と思わされるような情報が溢れていると感じます。それゆえ恐怖を感じるのは自然な事だと思います。
子供が出来てからは、余計に怖さが薄れたかもしれません。次の命にバトンタッチは出来たので いつ死んでもいいやーと思えるぐらい、好きなことややりたいことをしよう!と思ってます。
■「理想の死」はありますか?
若くして親を亡くしているので、遺される側に辛い記憶を印象づける死に方をしないで逝けたらいいなぁと思っています。
私自身は26歳の時にわが子を亡くしたのでそれからは死ぬことは、息子に会えることだと思って生きています。息子に会う時に「恥ずかしい母」じゃないように毎日を精一杯生きよう!と思っています。
最近すごく幸せだなと思っているときに「もしもこのまま死んじゃうならそれもいいかも…」って思うことがあるのです。だから、生きている間はできるだけそういう気持ちでいたい。そういう気持ちでいつもいられる人が一人でも多くなるといいなあと思うのです。
■「死ぬこと」とは…?
永遠の命はありませんし、たった今産まれた赤ちゃんも必ず死を迎えます。あまり深く考えないで生きている今の時間を大切に過ごせばいいのかな?と思います。
終わりは来る、だからそれまでどう生きるか?人それぞれですが、私はきちんと向き合うべきと思います。でないと、自分にとって大切なものも見えなくなるから。終わりが来る前に、あなたがやっておきたいことは何ですか?
知人が、死ぬという事は眠りについて目が覚めない事だと思う。だから、毎晩、眠りにつくのは死ぬ為の練習だ。そう考えるようになったら死ぬ事があまり怖くなくなった。と言ってました。
3人看取りましたが、怖いというか人間って不思議だなーと思います。将来決まっていることは死ぬことだけです。死のみに囚われず、それまでの人生をどうするか、自分はどんな死に方をしたいかに視点を当ててみてはどうですか?
自分が死にたくないと思っても死ぬときは死ぬんだし、死にたくなるほど辛くても死ぬことはできないし。その時はけして自分の自由にならない。自分では決められない。その時がきたら潔く受け入れるだけです。
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死ぬのが怖い
」
イラスト・なしま