「ラウンジ☆セレクト」は「ラウンジ」で盛り上がった話題と、そこに寄せられたみなさんのご意見を紹介しています。
今回のトピック
一般病院の外来に勤務しています。
外来では、採血と点滴のオーダーが一緒にでます。どうせならと、留置するときに採血も一緒にします。が、暫くすると、生化室より、溶血してます、取り直しをと言われます。
採血量が多いときは、別々にとります。手技的な問題ですかね?
基本、点滴するときは自分一人(手伝ってくれる人がいるときは相方に移してもらうようお願いします)なんで、以前、固定するまでに時間がかかると言われました。
今は留置したら、ばんそうこで固定し、その後、注射器から検体容器に移すようにしています。終了後、固定をし直します。
皆さんは、どうされていますか?
一般病院の外来に勤務しています。
外来では、採血と点滴のオーダーが一緒にでます。どうせならと、留置するときに採血も一緒にします。が、暫くすると、生化室より、溶血してます、取り直しをと言われます。
採血量が多いときは、別々にとります。手技的な問題ですかね?
基本、点滴するときは自分一人(手伝ってくれる人がいるときは相方に移してもらうようお願いします)なんで、以前、固定するまでに時間がかかると言われました。
今は留置したら、ばんそうこで固定し、その後、注射器から検体容器に移すようにしています。終了後、固定をし直します。
皆さんは、どうされていますか?
サーフローで採血すると溶血してしまう…
■溶血する原因
溶血を起こす原因には
・採血後に試験管に血液を移す際に試験管の底に勢いよく流し込んだ場合
・採血後、転倒混和を勢いよく行なった場合
・採血時に細い針を用いた場合
・試験管の容量よりも血液量が少なすぎる場合
・駆血が長すぎる場合
・採血後試験管へ移すまでの時間がかかりすぎた場合
・なかなか吸引できない為、採血に時間がかかりすぎた場合、又は圧力をかけすぎた場合
など、赤血球が何らかの影響によって壊れてしまうためにおこります。留置針(サーフロ針)が原因ではないと思います。
外来勤務のとき、よくサーフロー穿刺→採血→点滴っていうのがありましたが、溶血するのは
・23Gで穿刺し、それでも中々出ずにスピッツ内にポタポタとしか出なかったとき
・サーフローに注射器を接続して、中々引けないのを無理無理引いたとき
・転倒混和をきちんとしなかったとき
でした。
■考えられる原因パターンは?
血を回収する際に時間が経過していたり、採血スピッツをしっかり混注してなかったりすると溶血することが多い、と思います。
21ゲージより細いと溶血しやすいです。23ゲージ等では無理と考えた方が良いと思います。
うちの病院では、留置と採血は溶血率が高いので別にとります。サーフロの逆血防止弁によるものと考えられると検査技師さんから指摘ありました。それからは溶血率が低下しましたよ!
■みんなの採血方法
スピッツや固定するシールなど、すぐ使えるように半分シールをはがしたりして、そばにおいておきます。そして、サーフローを留置して、シリンジでひいて必要量取れたらすぐシリンジをトレイにおいて、ささっと固定して適当に滴下して、すぐシリンジに針をつけて、スピッツにいれて振るみたいな感じにしてます。(*^^*)
脱水など血が出にくそうな人以外はサーフローを入れて内筒を抜いて、真空管を接続して直接スピッツに入れてます。真空管の外筒に翼状針の接続でサーフローに接続できますよ
刺入部固定してからスピッツに入れてます。周りの人たちもそうしてますが、溶血する事はまずないですね。
採血をする時には吸引圧をかけない、スピッツに移す際には 21G以下の針を使用、注射針をスピッツの壁に当て血液をスピッツの壁を伝わせて移すようにしています。そうすると 溶血しにくくなります。
輸液と採血を同時にしますが、強く引かずになるべく血液の流出に沿って優しく引くようにしています。
血管が細い人や採血スピッツにゆっくりしか入らない人は、スピッツ側の陰圧が強い場合は、シリンジでゆっくりと吸引して採血した方がうまくいきます。
血管にしっかり入ってない状態(逆血は微妙にあるけど見る限り皮下に血液の漏れを確認することや、血液を吸引する際過度な吸引力でないととれない場合)は細胞間質液などが混入したり血球成分が壊れると思い、迷わず抜針して別の血管を探した方が患者さんの負担も正確な検査を行ううえでもいいと思ってます。
関連トピック:「
サーフロー針で留置と同時の採血
」
イラスト・なしま