編集部セレクション
  • 公開日: 2022/5/4

中堅ナースが抱える苦悩。新人指導にリーダー、仕事量の多さに正直限界…

「ラウンジ☆セレクト」は「ラウンジ」で盛り上がった話題と、そこに寄せられたみなさんのご意見を紹介しています。

 今回のトピック 
今度看護師10年目になるものです。

わたしは他施設から異動して、今の職場に在籍して三年ちょっとになります。 入働半年でリーダーもしました。オリエンテーションは1日のみ。あとは慣れろ、でした。

そこそこ経験もあるため、業務はこなせると知られてから、夜勤回数が2年目、3年目の倍近くの回数。 夜勤はもちろん、日勤で一週間全てリーダー、かなり負担に感じています。
若手の子には今時の辞めない指導。できないところは全部私達がやります。 若手の子ができてなければ、全て責任が回ります。 上からの厳しい言葉もあり、責められるのは日常茶飯事です。

出来てないところがあるのはわかります。
でも、そうして戦力である中堅看護師が疲れ果ててやめていく…少し異常に思います。

 

中堅ナースの苦悩

■中堅ナースの苦悩に共感の嵐…

仕事量は増えるし、委員会だのなんだので責任ばっかり重くなる… 責められる事はあっても褒められることなんて滅多にない

リーダー業務に委員会、新人指導… 新人さんが辞めないように、優しく指導しなきゃ、残業をさせないようにとか。2〜3年生は看護を深める時期だから、負担をかけすぎないようにするとか… 本当に色んなことをやらなきゃいけない。

責任ばかり重くなり、給料には反映されず

毎日リーダーは精神的にきついです。全てフォローするのも限界

後輩は育たないし、後輩ができないことは全部こっちに丸投げなので、もう一杯一杯です。

辛い新人時代が過ぎ、中堅になったら、新人には優しくと上から言われ…新人の失敗は私達が悪いと言われ…

中堅の負担を考えてって思います。働いても働いても全然楽にならない。

■そもそもこうなったのは…

女性の職場であるのに、妊娠や出産等を機に辞めざるを得なかった過去の負担が、今来ているのだと思います。

技術や経験値をもった人が臨床を去ることが、いかに看護の質に影響を与えているのかを管理者が把握し、対応できればここまで異常な状況にならなかったと感じています。

大切な戦力が脱落していき、若い子が入り、残った人の負担が増えさらに脱落者を増やす。

スタッフが平等に、そして働きやすくマネイジメントするのは、管理者の仕事。 どこの病院も、新人優遇より先に管理者教育をし直すべきだと思います。

■新しい職場へ転職しても大変…

初日にさらっとオリエンテーションあったきり、次の日からもう受け持ち。 リーダーも勝手に始まって、委員会も勝手に始まり、全部事後報告。上から「○○にしたからよろしくね」と言われて、相談なしです。 今年から新人担当に勝手にされて、病院のきまりもいまいちわからないままなのに…

自分だって入職して年数が経ってるわけじゃないのに、分からない、出来ないなんて言えなくなり、指導もしていかなければいけないから、勉強も常にしていなきゃいけないし。

■私はこうして働いています

私も10年目。 キャリアは捨て非常勤になり、のんびり仕事してます。 同級生などは主任になったとか、聞きますが、大変そうですね。

今は介護病棟に異動できて幸せです。 ベテランしか居ないし、業務はてんこ盛りですが患者さんと長く関われます。

■自分の成長のために。でも無理はしないで

中堅として働く中で、何に困り、辛さとは何か、何が悩みだったのかを整理しておくことで、客観視できますし、悩みがあなたの手から離れ全体の課題として変わりますよ。

現状の環境の中で、自身の義務をしっかり果たせるのかということが重要だと思います。 でもそこで卑屈にならず、前向きにできるかどうかが今後の成長につながります。

それだけの役割を期待されているってこと。 業務改善や病棟の問題提議をして、自分がモヤモヤしている所を改善出来ると、達成感があります。

難しいかもしれないけれど、仕事の中でも楽しみを見出すようフォーカスを当ててみてください。 新人ちゃんを早く成長させて自分が少しでも楽できるよう指導していきましょう。

身体の疲れは、しっかり睡眠や休みを取りメンテナンスを。 気持ちの疲れやストレスは、リフレッシュする時間を大切にして

関連トピック:「 中堅としての悩み
イラスト・なしま

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