問題10:院内感染の観点から、多剤耐性に注意すべきなのはどれか。
1.ジフテリア菌
2.破傷風菌
3.百日咳菌
4.コレラ菌
5.緑膿菌
解答:5
多剤耐性菌とは、多くの抗菌薬・抗生物質に耐性を獲得した菌のことである。メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)、バンコマイシン耐性黄色ブドウ球菌(VRSA)、バンコマイシン耐性腸球菌(VRE)、多剤耐性緑膿菌(MDRP)、多剤耐性アシネトバクター(MDRA)などがある。
1.(×)ジフテリア菌は、多剤耐性菌ではない。
2.(×)破傷風菌は、多剤耐性菌ではない。
3.(×)百日咳菌は、多剤耐性菌ではない。
4.(×)コレラ菌は、多剤耐性菌ではない。
5.(○)緑膿菌は、多剤耐性菌として注意が必要である。
第107回(2018年)