編集部セレクション
  • 公開日: 2021/5/28

血管を上手く見つけられない…

「ラウンジ☆セレクト」は「ラウンジ」で盛り上がった話題と、そこに寄せられたみなさんのご意見を紹介しています。

 今回のトピック 
1年目です。先週、集団研修で、採血の演習を行いました。
血管を探すことがうまくできませんでした。指導者さんに「ここにあるから、刺してみよう」と教えていただいてやっと分かる程度で。
針を刺す前に、ディスポーザブル手袋をしないで、一度駆血帯を巻いて血管を探したのですが、血管がどこにあるか分かりやすい人でも、私には分かりませんでした。触ってみて、ぷっくりしたところをやっと探せた!となっても、消毒なり駆血帯を巻くなりする間に、どこだったっけ?となってしまいました。
これからたくさん練習が必要だと思いつつ、血管の見つけ方のコツ(?)や、場所を忘れないコツ(?)というのがあったら、教えて頂きたいです。

 

血管を上手く見つけられない…

■血管の感触を覚えよう!

自分の足を縛って触りまくる。友達同士でも練習。協力的な患者さんの血管を触りまくる。まずは、刺す事より血管の感触を鍛える。

時間があるときには色んな人に血管を触らせてもらって、感覚をつかむことが大事かと思います。

いろんな人の血管触るのが1番勉強になります。まずはご自分の血管を触って指先の感覚を確かめてください。それから身近な両親。高齢者の方は皮膚が薄く、また浮腫のある方もいらっしゃいます。多く触って指先の感覚を確かめてください。

身近な自分の血管を毎日触ってみるのがお勧めです。体のあらゆる場所に触れることのできる血管があるのだから指先に感覚を覚えさせるのは自分の血管を知ることが一番です!

■血管の走っている場所を知ろう!

だいたい人間の血管は同じところにあるのでいつも眺めて走行を確認しています!見えにくい患者さんはその辺にあるなってところを触り感覚でコリコリしたやつが血管だと思い穿刺します。

まず血管の位置を頭に入れてその上で探すと探しやすいです。とんでもない所に走っている血管の人はそうはいません。

ほとんどの場合、大体人の血管の走行はよく似ているもので、まず自分の血管を見てその部位から探し始めるのが良いと思います。

■良い血管発見!目印はどうする…?

皮膚のシミやシワ、ほくろ、前の穿刺部の跡などを目印にしてます。回数を重ねれば感覚がわかるようになると思いますよ。

血管見つかったら親指で爪の中心と目標刺入部の中心がまっすぐになるようにして、親指より2センチ上とか、自分の親指目印にしてます(笑)

血管に直角に(横に)触れて目印をつけています。目に入る所に準備用のトレーを置かせて貰ったりしやすいように工夫するのもいいかもしれません。

■他にもある!こんなコツ

先輩看護師さんが、代わりにしてくれる時に、針の角度やどのくらい針を入れているかなどよく観察する。自分が思っているより深かったり、逆に浅かったりするので。あまりジッと見つめると、嫌がる看護師さんもいるので、さり気なく。

ぷっくりしたい所でも、弾力がなければ上手くいきません。なるべく真っ直ぐな血管を探して、採血できる範囲を多く確保してから実施すればわからなくなる可能性は低くなるでしょう。

駆血帯を巻いて、肘関節を軽く曲げ伸ばして貰って探すと、割りとわかりますョ。

患者がどんな病気を持っているか状態はどうなのか知ってください。脱水なのかリウマチなのか何度も点滴をしていて血管ボロボロなのか。意思疎通図れる人ならとりやすい血管を教えてくれます。

手を温める、駆血と腕の伸展をしっかりする、駆血後2~3回手を握ったり開いたりしてもらうなどしてもらうと血管が見えやすくなります。

関連トピック:「 血管が探せなかった。
イラスト・なしま

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