半数以上が透析患者へのケアの経験者
まず、最初に聞いたのは「透析患者さんをケアしたことがあるかどうか」。あると答えたのは57.2%。半数以上がかかわったことがあるという結果が出ました。
困った内容はさまざま
「はい」と答えた方にケアで困ったことについて聞くと、大まかに分けて次のようになりました。
- 患者さんとの関係・精神的なケア
- 自己管理ができていない人に困った
- 認知症の患者さんへの対応
- 透析の手技
- 食事指導
- 家族との接し方
最後に終末期の透析中止について聞きました。そのコメントを紹介します。
- 意識もなく回復不能である患者さんに透析をする事にいつも疑問に感じていた。本人家族が心から延命を望んでいるか。透析をしていることが本当に幸せかどうか。答えは簡単ではないが 私だったらするかしないか自己選択したい。(オールドまゆゆ)
- 患者さん・家族がそのように選択するのであれば、医師・看護師はそれを支持していきたいです。もちろんそれに伴うメリットとデメリットや透析を続けることによるおおよその生存期間など伝えて、患者さんと家族に理解を得てなら。(ひよこナース)
- 決断した後でも気持ちが揺れ動くと思うので何とも言えないです。(きん)
- 人工透析を中止したあと亡くなるまでの間、更に体が辛くなったりはしないのでしょうか。透析に限らず治療を中止を選択する権利も認めて欲しいが、それを選択する苦しみも想像するだけでも辛いです。(すけゴン)
- 透析をやらなければいけないのは良く分かるが、透析により時間・食事・水分など制限され生きる楽しみがない、それならば自分のやりたい事をやりたいと思う気持ちもわかります。ご本人のみが希望して透析を中止するならば良いのではないか。もちろん、透析終了にてどのくらいで死を迎える事になるかなどじっくり相談した上でですが。 でも、目的が延命を減らす事っていうのはどうなのかと思います。 私はあくまで、「その人らしさ、その人の意向に沿う事に賛成」です。(M)
以上のように、たくさんの意見が寄せられました。