早まった退職は後悔のもと?
看護師にとって仕事を辞めることは、とても骨の折れる作業です。だからこそ、辞めた後に、「やっぱりもう少し頑張ればよかった・・・」「辞めるのはもったいなかったかも」と後悔はしたくないですよね。
ここでは、仕事を辞めた後に後悔しないために、退職を決める前に実践したい4つのことを解説します。
今の職場に入職した理由を考えてみる
今いる職場で働きたいと思った理由を、思い出してみて下さい。
「○○のスキルを伸ばしたいと思ったから」など、確固たる目標を持って今の病院に入職した方は、その目標を達成できましたか?
志半ばで「職場が合わないから」という理由だけで辞める人ほど、どんな職場に行っても同じことを繰り返す傾向があるようです。
その結果、スキルは身につかず転職回数だけが増え、履歴書が傷だらけになるという悲劇が生じます。
「今の職場で学べることはもうない」と言えるまで努力したかどうか、今一度自分に聞いてみて下さい。
不満の解決策を上司に相談してみる
今の職場を辞めたい理由は何でしょうか?
「給料が低い」「忙しくて自分の時間がない」など、不満に思うことを紙に書き出してみましょう。
書き出したら、その不満に対して、「これがこうなれば良いのに」「あの人がこうなったら働きやすいのに」と、理想的な状態と、現状をそこに近づけるための解決策を考えます。
考えた結果、「配置換えをしてもらえれば続けられるかも」など、辞めずとも不満が解決できそうなら、退職を決めるより先に、上司にその旨を相談してみてください。
職場の全てが嫌なのではなく、「○○さえなければ続けたいなあ」と、職場の一部に不満がある人ほど、不満の解決策を考え、上司に相談するというプロセスを踏むことが大切です。
しばらく収入がない・減っても大丈夫か考えてみる
あなたには今、仕事を辞めて収入が無くなる、もしくは激減しても、生活できる貯えがありますか?
たとえ「もっとやりがいがある仕事がしたい!」と熱い気持ちで辞めても、経済的に困窮して生活がすさんでくると、「辞めなければ良かった・・・」と後悔するかもしれません。
「無収入もしくは収入が激減しても、生活できるだけの蓄えはあるか?」
「万が一経済的に苦しくなった時に、家族や友人に頼れるか?」
辞める前に、この2点を考えてみて下さい。お金が全てではありませんが、経済的なゆとりは大切です。
仕事から離れてのんびり休んでみる
「辞めたい」という気持ちで、頭の中がいっぱいになっていませんか?
そんな時は、一度仕事から離れることで、ネガティブに偏った気持ちをリセットしましょう。
例えば、有給を取って旅行に行く、趣味に没頭する、友達と飲みに行くなどなど。
違う職場で働く友達の悩みを聞くこともお薦めです。別の職場の状態を知ることで、「私の職場はマシな方かも」と、自分の悩みがちっぽけに思えてくるかもしれません。
辞めたい気持ちに囚われている時は、同僚の言動、給料、設備に至るまで、職場の全てが悪く見えがち。
一度仕事を離れて、職場を冷静に見られる目を取り戻してから退職を考えても、遅くはありません。
4つのことを実践しても、「辞めたい」気持ちが消えなかったあなた。
そんなに思いつめるほど今の仕事が辛いなら、転職を本格的に考える必要がありそうです。
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今の職場を辞めて、新天地で頑張りたい方は、ぜひお気軽にご相談ください。