スムーズかつ円満に退職する秘訣
「強烈な引き留めにあった」「時間が無くて引継ぎが終わらない」「寮のカギ、返すの忘れてた・・・」
退職前にこのようなゴタゴタが起きると、スムーズに退職できないことも。
ここでは、ゴタゴタを避け、スムーズかつ円満に退職するための5つのマナーを解説します。
退職意志は退職日の1~2か月前には伝える
労働基準法では、退職意志は「退職日の2週間前までに伝えること」と定められています。
ただ、実際は「退職日の1~2か月前」、最低でも「次月シフトが出る前」には上司に伝えたいもの。
もしも退職日ギリギリに意思表示した場合、シフトの組み直しなどが発生し、職場に迷惑が掛かります。
自分より職場の都合を優先する協力的な姿勢が、円満退職を叶える一番のカギなのです。
退職意志は「相談」としてやんわり切り出す
上司に退職意志を伝える時、唐突に退職願を突きつけても、即突っ返されるのが関の山。
まずは「実は退職を考えていまして・・・」と、相談するように切り出すのが円満退職のコツです。
その際、退職理由が曖昧だったり、退職を迷う様子を見せると、引き留められる可能性大。
相談という体を保ちつつも確固たる退職理由を示して、意志が揺るがないことをアピールしましょう。
後任者への引継ぎは入念に
退職意志を伝えた後、もしあなただけが行っていた業務などがあれば、後任者への引き継ぎを行います。
口頭での説明だけではなく、後から見返せるようなマニュアルまで作っておけば完璧!
引継ぎが中途半端だと、辞めた後で「○○ってどうやるんですか?」と電話が掛ってくる可能性も。
「自分が辞めても業務に穴は開けない」と心に決め、充分な時間を掛けて入念に行いましょう。
返却するもの・受け取るものを把握する
退職するにあたり、返却するもの・受け取るものは何かを、しっかり把握しておきましょう。
返却・受け取り忘れで新しい職場に入職できない・・・となっては元も子もありません。
- 返却するもの→健康保険証・職員証・寮のカギ・ユニフォームなど経費で購入したもの・機密資料など
- 受け取るもの→雇用保険被保険者証・離職票・年金手帳(病院が保管している場合)・源泉徴収票
受け取るものに関しては、退職後に郵送される場合が多いです。いつまでに送ってもらえるかも要確認。
完璧な整理整頓で立つ鳥跡を濁さない
引継ぎなどに追われると疎かになりがちですが、デスク周りやロッカーの整理整頓・清掃もお忘れなく。
私物やゴミ、貼りっぱなしの付箋やシールは処分し、誰もが気持ちよく使える状態にしておきます。
辞めた後にロッカーを開けたらゴミだらけ!!では、「残念な人」と思われても仕方ありません。
自分が使ったスペースぐらいはピカピカに磨き上げてから、職場を去りたいものです。