コラム
  • 公開日: 2013/12/10

【連載】ナースの転職知恵袋

看護師のボーナス事情:高額ボーナスが期待できる職場は?

心と財布を温める♪冬ボーナス時期到来

早いもので、今年も12月が近づいてきました。
肌を刺す風は冷たくても、ボーナスへの期待で心はホカホカ?な人も多いことでしょう。

そこで今回は、看護師のボーナス事情を解説。
【看護師の平均ボーナス額】や【高額ボーナスが期待できる職場】そして、【ボーナス後転職の注意点】の3項目を詳しく解説します!

看護師の平均ボーナス額

2014年冬の民間企業のボーナス平均支給額は、前年と比べて2%前後の伸び率との見方があり、大企業の社員を中心に、個人消費が高まることが期待されています。

気になる看護師の平均ボーナス支給額は、年間89万1,909円というデータがあります。
これは、管理職でないフルタイム勤務の正規職員で、平均年齢36.0歳の場合です。
(「2012 年 病院勤務の看護職の賃金に関する調査」日本看護協会調べ)

実は、労働基準法などの法律に、雇用側はボーナス(賞与)を支給すべき、という決まりはありません。
支給の有無はもちろん、支給金額も、職場によってまちまちなのは、そのためです。

お金が全てではないけれど、頑張った分がお金で返ってきたら嬉しいですよね。
看護師が高額ボーナスを受け取れるのは、どんな職場なのでしょうか?

高額ボーナスが期待できる職場

公立病院→基本給の額がボーナスの高低に影響する

民間病院と公立病院を比べると、公立病院の方が、ボーナスが高めの傾向があるようです。

その訳は、基本給の額。ボーナスは、「基本給×○ヶ月分」で算出されることが多く、基本給の高低はボーナスの額に大きく影響します。

民間病院に比べて、手当があまり付かない公立病院は、実は民間病院よりも基本給が高め。月給は民間病院の方が高くても、ボーナスを含めた年収では公立>民間というケースが少なくありません。

美容系クリニック→売り上げ目標達成でボーナス+αも!

多くの美容系クリニックでは、保険適用外診療を行っており、1回の施術で数十万、数百万の大きな収益が入ることが珍しくありません。

そのため、看護師の基本給やボーナスも、他のクリニックより高めに設定されている所が多いようです。
また、営業ノルマがある職場では、クリニックで扱う化粧品などの販売ノルマを達成すると、業績給がボーナスにプラスされる場合もあります。

もちろん、上記2つの職場なら、必ず高額ボーナスが受け取れるというわけではありませんし、経営状態や経営者の方針によって、上記以外でも、ボーナス実績が高水準の職場もありえます。

転職者急増!冬ボーナス後転職の注意点

11~12月は、「どうせならボーナスをもらって辞めたい」と、冬ボーナス後転職を狙う人が増える時期。

普段は空きが出ない人気病院からも人が辞めやすくなるため、思わぬ好条件求人に出会える可能性が高い時期でもあります。

ただし、条件の良い求人ほど、あっという間に充足することをお忘れなく。
ライバルに勝ち、希望の職場に内定するためにはのんびりしてもいられません。

興味のある事業所の募集要項を見てみる、希望条件を箇条書きにするなど、転職に向けたはじめの一歩を、今日から踏み出しませんか。

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