大病院しか眼中にない?それ、もったいないです
「どうせ働くなら大病院でしょ!」
500床以上のベッドがズラリ、最新機器が勢揃いし、最先端医療を追求する大規模病院は確かに魅力的。
でも、ちょっと目立たない存在の中小規模病院にだって、素敵な魅力が沢山あるんです。
ここでは、そんな知られざる中小規模病院の魅力を、詳しく解説します。
先入観にとらわれず、様々な規模の病院を見ることで、あなたの運命の病院が見つかるかもしれません。
業務の範囲が広く、スキルアップできる
中小規模病院の特徴として、1人の看護師に任される業務範囲が広いという点が挙げられます。
看護師の数が多い大規模病院の中には、点滴や採血は医師・研修医の仕事、という職場が少なくありませんが、多くの中小規模病院では看護師が行っています。
点滴・採血の他、血圧測定などの検査やバルーン交換も看護師に任されている場合が多いようです。
時には、IVH挿入、動脈血採血といった医師の業務を介助することも。
様々な業務を経験し、スキルアップしたい方には最適な環境と言えるでしょう。
専門性を追求する病院で、目指せスペシャリスト
「○○科を極めたい!」という目標がある方にも、中小規模病院はオススメ。
様々な疾患に対応できる大規模病院に対して、中小規模病院の中には、「小児を専門にしている」「脳外科のスゴ腕医師がいる」など、専門性の高さをウリにする病院が少なくないからです。
また、高い専門性を備える看護師育成のために、認定看護師の取得支援をしている病院もあるようです。
志望者が多く、支援体制があっても順番待ちの場合が多い大規模病院に比べて、志望者が少ない中小規模病院は、教育機関への推薦や入学金負担などの支援を受けやすいと言えるでしょう。
関心のある分野を存分に学べる最高の環境が、ここにあります。
少人数だからこその、アットホームな雰囲気が魅力
中小規模病院ならではの魅力として、アットホームさを挙げないわけにはいきません。
数百人規模の看護師がいる大病院では考えにくいですが、中小規模病院の看護部長は、部下全員の名前や所属している病棟を把握している場合が多いようです。
風通しの良さに加えて、「働きぶりをしっかり見ていてもらえる」という安心を感じられるでしょう。
また、病床数が少ないからこそ、1人1人の患者さんのケアに十分な時間をかけることができます。
患者さんの心に寄り添う丁寧な看護がしたい方、信頼関係を大事にしたい方にピッタリの環境です。