給与の高い病院はどこで見分ける?
「給料が低すぎて言葉も出ない・・・」「労働量に全然見合ってない!」
給与に対する不満は、看護師が抱える悩みの代表格です。
少しでも高い給与がもらえる病院で、よりやりがいを感じながら働きたい方のために。
今回は、高給与病院に転職するためのチェックポイントをご紹介します!
まずは基本給 2つのチェック項目
ボーナス・年収がいくらになるか
まず注目するべきは「基本給」。
ボーナスの額は「基本給×○ヶ月分」と計算されることが多いため、基本給の高低は年収の高低に影響します。
ちなみに公立病院は基本給が高く手当が少なめ、私立病院は基本給が低く手当が充実している傾向が。
私たちはついつい「毎月いくらもらえるのか?」という点ばかり気にしがちです。
月給だけで判断せず、ボーナスまで含めた年収にも是非注目してみてください。
昇給幅にも注目
病院を選ぶ際、1年目の基本給が低いと何となくイメージダウン・・・。
しかし勤続年数が長くなるにつれ額が上がっていく病院もあります。
1年目の基本給だけで判断するのはもったいないかも。
年間いくら昇給するのかという点もしっかり確認しておきましょう。
確認必須!4つの手当
次に確認したいのは「手当の種類と額」です。一口に手当と言ってもその種類は様々。
以下で、特に注目したい3つの手当について解説します。
夜勤手当
病院・法人によって差がある手当の筆頭、夜勤手当。
夜勤手当の相場は3交代の場合で4000~6000円、2交代の場合で8000~1万2000円ほど。
中には2万円を超す病院もある一方で、わずか1000円というケースもあり、
まさに「ピンからキリまで」というような状態です。
「体力に自信あり!」「夜勤にたくさん入ってとにかく稼ぎたい!」
そんな方は、夜勤手当の比較検討は怠らないようにしたいところです。
住宅手当
手当の中でも特に金額が大きい住宅手当。病院によってその定義も金額も様々で、
「上限○万円支給」というところもあれば、「家賃の半分を補助」というところもあります。
一人暮らしの方・持ち家がある方には無条件で支給されるイメージの住宅手当。
しかし、中には「世帯主の場合のみ支給」など条件が付く場合もあり、注意が必要です。
残業手当
定時以降も仕事をする場合、基本的にはその時間分の残業手当が発生します。
しかし、必ずしもすべての病院で残業手当が支給されるとは限りません。
例えば、基本給に残業代が含まれている場合。また、何時間残業しても残業代が全く出ない、
いわゆる「サービス残業」がまかり通っている病院も少なくありません。
残業で身も心もへとへと、しかしその対価が支払われない・・・。
そんな悲しい状況に陥らないためにも、面接や募集要項などで残業手当の有無を確認しておきましょう。
スキル手当・資格手当
また、専門的なスキルが求められる職場では、平均1~2万円のスキル手当が支給される場合があるようです。
また、認定看護師や専門看護師に対して、資格手当を支給する病院もあります。
それほど多くの病院が導入しているわけではないようですが、1万円以上の給与アップも期待できます。
スキルや資格をお持ちの方は特に気を付けて見たいポイントです。