給与アップを実現!3つのコツ
年収を構成する要素は、【基本給】【手当】【ボーナス】。
それぞれの額をいかにアップさせるかが、お給料を上げるカギであることは明白です。
この記事では、転職のプロである弊社コンサルタントが、この3要素の金額を高めるちょっとしたコツをご紹介。
求人広告の「給与欄」の見方が、今日から変わること間違いなしです!
あなたのキャリアが基本給を上げる
経験加算の裏側
経験に応じて算出されることが多い基本給ですが、経験年数の捉え方は病院によって様々。
例えば総合病院5年・クリニック5年 の勤務経験があるAさんが、
- 総合病院に転職する場合
- 老健に転職する場合
→総合病院の経験はそのまま5年分・クリニックの経験は1/5の1年で、経験年数6年
→総合病院の経験はそのまま5年分・クリニックの経験もそのまま5年で、経験年数10年
このように、自分のキャリアがどう評価されるかは勤務先によってかなり差があります。
自分の経験を最大限活かせる職場への転職が、給与アップの基本といえるかもしれません。
昇給額は新卒採用サイトで推測
経験1年あたりの加算額を、自分で病院から聞き出すのは至難の業。
ただし、その病院の新卒採用サイトの給与情報から、おおよその額が推測できる場合もあります。
例えば、
- 2年制看護学校卒の基本給→19万円
- 3年制 →19.5万円
- 4年制大学卒 →20万円
といった表記があれば、学校に長く通うほど、1年につき5000円が加算されていることが分かります。
ここから、経験年数1年あたりに加算される額も5000円?という推測ができるのです。
狙い目は「地域手当」
「地域手当」をご存知でしょうか?
これは、地域による物価差を是正するために支給される手当で、最高額は東京の【基本給や各種手当の合計×18%】。
次点は大阪市の15%です。
さいたま市や横浜市は12%と、首都圏でありながら東京よりは低くなります。
地域手当は公立病院向けに設定されている手当ですが、民間病院でも、手当としては支給されなくとも、
地域手当相当分が給与に含まれている場合が多いようです。
もし県境や、都心へのアクセスが便利な場所に住んでいる方なら、少しでも地域手当が高い土地で働くのが、給与アップへの近道と言えるかも。
でも、地方に住んでいる方もご安心ください!
大手法人の施設等では、逆に人が集まりにくいエリアに地域手当を設けている場合もあります。
全国には穴場の職場がまだまだ眠っているようです。
ボーナスの高低は基本給ではかる
「基本給×○ヶ月分」と算出されることが多いボーナス。
そう、基本給の額でボーナスの高低は大きく左右され、年収にも影響してきます。
例えば手当があまり付かず、民間病院に比べて月給が少なめな公立病院は、実は民間病院よりも基本給が高い傾向にあります。
そのため、ボーナスを含めた年収では公立>民間というケースも。
月給がいくらか、ボーナスが何ヶ月分か、という点だけを見すぎず、この基本給ならボーナスはいくらになるか、年収はいくらになるか、というところにまで視野を広げることが、稼げる職場を見つける秘訣です。