【精神】52歳の男性。会社員。9年前にアルコール依存症のために入院し、3か月のアルコール依存症リハビリテーションプログラムを受け退院した。退院後は自助グループに参加しながら順調に断酒を続けていたが、最近の半年間は参加していなかった。5日前から連続飲酒を始め、やめることができずに家族に付き添われて精神科病院を受診した。患者は、医師の説得に応じて2度目の入院をした。
入院形態はどれか。
1.措置入院
2.応急入院
3.医療保護入院
4.任意入院
―――以下解答―――
(解答)4
<解説>
1.(×)措置入院とは、精神障害のために自傷他害の恐れのある患者に対して、精神保健指定医2名の診察の結果、入院させるのが妥当であるとした場合、都道府県知事の権限で強制入院させることである。
2.(×)急を要する場合の入院方法で、72時間に限り入院させることができる。その間に入院形態などを決定する。
3.(×)医療保護入院とは精神障害者自身は入院に同意していないが、保護者の同意による入院のことをいう。
4.(○)任意入院とは、精神障害者本人の意思に基づいて行われるものをいう。