• 公開日: 2014/3/29
  • 更新日: 2020/3/26

【連載】看護師 国家試験対策・過去問

【疾病】体重増加をきたしやすいのはどれか

【疾病】体重増加をきたしやすいのはどれか

1.褐色細胞腫

2.アジソン病

3.バセドウ病

4.インスリノーマ















―――以下解答―――

(解答)4 

<解説>

1.(×)褐色細胞腫は副腎髄質の腫瘍である。カテコールアミンの上昇による高血圧とインスリン分泌の障害による糖尿病がみられる。カテコールアミンにより代謝が亢進するため体重は減少する。

2.(×)アジソン病とは慢性的に副腎機能が低下した状態をさす。易疲労感、体重減少、低血糖、低血圧のほか、ACTH上昇による色素沈着をきたす。

3.(×)バセドウ病は、代謝を亢進させる甲状腺ホルモンが大量に放出され続ける自己免疫性疾患である。代謝が亢進するため、発汗、手指振戦、頻脈、食欲亢進、体重減少などがみられる。

4.(○)インスリノーマは腫瘍からのインスリンの過剰分泌により脂肪合成が促進され、低血糖に対する過食により肥満となる。

関連記事