【在宅】Aさん、55歳女性。身長155cm、体重40kg。57歳の夫(会社員)と75歳の実母との3人暮らし。3年前に筋委縮性側索硬化症と診断された。半年前より言語が不明瞭である。嚥下が徐々に困難になり半固形物を摂取、体重も減少している。寝返りはできない。尿意はあり、排せつは床上で便器を用いて行っている。日中の介護は実母、夜間は夫が行っている。実母は「年寄りに世話されるAも大変だろうけど、介護している私も大変。以前のように、友人とおしゃべりできるとうれしいけど」と独り言のように話す。実母が必要としている社会資源はどれか。
介護機器
介護ヘルパー
配食サービス
緊急通報ブザー
―――以下解答―――
(解答)2
<解説>
1.(×)介護機器は介護の身体的な負担のみを軽減する。
2.(○)「以前のように、友人とおしゃべりできるとうれしいけど」の発言にもあるように、実母は介護から離れて自分だけの時間をもちたいと考えている。介護ヘルパーを導入することで、実母が一時的に介護から離れてリフレッシュすることができる。
3.(×)食事の介護も負担のひとつと考えられるが、配食サービスは最も優先されるサービスではない。
4.(×)緊急通報ブザーは、独居の要介護者に必要な設備である。