• 公開日: 2014/1/13
  • 更新日: 2020/3/26

【連載】看護師 国家試験対策・過去問

【人体】アンジオテンシンIIの作用はどれか

【人体】アンジオテンシンIIの作用はどれか

  1. 細動脈を収縮させる

  2. 毛細血管を拡張させる

  3. レニン分泌を促進する

  4. アルドステロン分泌を抑制する

―――以下解答―――

(解答)1 

<解説>

アンジオテンシンIIは、腎臓の血流減少・血圧低下が引き金になって発動されるレニン・アンジオテンシン系の一部である。腎臓の血流減少・血圧低下によって傍糸球体装置からレニンが分泌される。レニンは最終的にアンジオテンシンIIの生成を促し、アンジオテンシンIIは直接血管に作用して血管収縮を引き起こし血圧を上昇させる。アンジオテンシンIIは同時に副腎皮質にも作用して、ホルモンの一部であるアルドステロンの分泌を刺激してNa+と水の再吸収を促進する。

関連記事

看護知識

ナース専科で看護知識を”学ぶ”記事ランキング