編集部セレクション
  • 公開日: 2020/2/13
  • 更新日: 2020/3/25

レシカルボン座薬、入れる前に摘便しないと意味がない?

「ラウンジ☆セレクト」は「ラウンジ」で盛り上がった話題と、そこに寄せられたみなさんのご意見を紹介しています。

 今回のトピック 
座薬入れる前に充分に摘便してから、座薬入れないと意味がないと言われたのですが、私は疑問に感じました。レシカルボンは直腸に停滞した便秘を出す為に入れて、排便を促すのではないのかなぁ…と。
私は今まで、レシカルボン入れて、入れた指に便が付着し、尚且つ、排便が少し、又は排便がない場合に摘便していたのですけど…先輩ナースの言う通り、摘便してから座薬を入れた方がいいのですかね?

 

レシカルボンと摘便どっちが先?

■レシカルボンが先!

訪問看護ですが、可能な場合はご家族に訪問時間の前にレシカルボンの挿入をお願いすることもあります。

レシカルボンの使用法に、使用前に摘便の記載もないです。レシカルボン使用しても、十分な排便がなければ、摘便してます。先に摘便が十分できたら、レシカルボンは不用になるかと思います。

■摘便が先!

私自身レシカルボンをよく使用しています。使用する時は、硬便で腹圧を入れてもおりて来ないため、やむ負えず摘便しようと試みるけど、便が触れなかったり、固すぎて摘便できない時使いますよ。

座薬挿入前の摘便は、直腸内に便があって座薬が入らない時にする。全部の便を摘便でって無理があると思う。

私のとこのドクターは、坐薬や浣腸を入れる前にまず触診をして、指に便が触れるならある程度摘便してそれから注入やレシ坐挿入してあげてといいます。
便の固まりがあるまんまより、少しだしてあげて坐薬の吸収をよくしたいからと言ってました。ドクターの経験上それのほうがよく効くらしいですよ。

レシカルボン座薬は、挿入後の溶解時に炭酸ガスを発生させて直腸内圧を高め、直腸肛門反射を促すことで排便を促します。
座薬が挿入できないほどの硬便があれば、取り除いてから挿入したほうがよいかと思います

坐薬が便に埋もれるくらい肛門付近に多量にある場合は、ちょっと摘便してから挿肛、便は触れるが坐薬のスペースがあるならそのまま挿肛して便とガスの圧で排出を促します。

■そもそも必要ない…?

ボルタレンと勘違いしているんじゃないですか?充分な摘便が出来ていれば、レシカルボンなんて入れる必要ないですもんね。

坐薬を挿肛するときに、便が直腸まで降りてきていて、摘便で十分排出できるのであれば、レシカルはいらないかなぁ…と思いますが

関連トピック:「 摘便とレシカルボン
イラスト・なしま

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