まなび
  • 公開日: 2019/12/11

今年もやってくる?牡蠣を食べるときには気をつけて!ノロウイルス感染とは

ノロウイルス感染
読み方:のろういるすかんせん

 

ノロウイルス感染とは

人の小腸粘膜で増殖するノロウイルスが原因でおこる感染性医療炎の1つ。

少量のウイルス(100個以下)で発症する感染力がとても強いウイルス。

特に冬に流行し、抵抗力の弱い乳幼児や高齢者は受傷かしやすいため注意が必要。

症状と経過

  • 潜伏期:1日~3日
  • 嘔気・嘔吐や下痢、腹痛
  • 発熱は軽度
  • 多くは1日~2日で改善
  • 下痢や嘔吐が続くことによる脱水症状
  • 感染経路

    飛沫感染:ノロウイルス感染者の吐物や便に含まれるノロウイルスが手や口から感染したり、吐物の飛沫により感染。

    食中毒:加熱不十分な牡蠣などの2枚貝を生で食すことによる感染。

    感染予防

    (1)最も有効な対策は手洗い
    トイレ使用後、調理前、食前に必ず手を洗う。石けんと流水で30秒以上かけて良く手を洗い、手拭は共用タオルの使用はさけペーパータオルなどを使用。

    (2)嘔吐物や排泄物の処理
    部屋の換気を十分に行い、マスク・ビニール手袋・ガウンを着用し、吐物をふき取ったあとは塩素系消毒剤で消毒。

    (3)汚染された衣類の処理
    汚染された衣類や床などは次亜塩素酸ナトリウム(家庭用漂白剤)などの塩素系消毒薬を使用して消毒。

    (4)食中毒の予防
    食品を十分に加熱することが効果的。他にも手指や調理器具などの洗浄・消毒を厳守し、生野菜などは十分に水洗いする。

    関連記事

    看護知識

    ナース専科で看護知識を”学ぶ”記事ランキング