シュナイダーの一級症状
読み方:しゅないだーのいっきゅうしょうじょう
読み方:しゅないだーのいっきゅうしょうじょう
シュナイダーの一級症状
統合失調症の診断に用いられるもので、統合失調症のとくに陽性症状についてまとめたもの。約90年前、精神科医のクルト・シュナイダーさんが考えたもの。
- 考想化声:自分の考えている内容が、存在しない幻聴になって聞えてくること
- 複数の人の対話形式の幻聴:複数の人が自分について、うわさなどをしている声がきこえること
- 自己の行為を批評する形の幻聴:自分が何か行動や発言をしようとすると、その行為を非難するような声がきこえること
- 身体への悪意ある行為:24時間誰かに監視されている、誰かに命を狙われているなど、思い込むこと
- 考想奪取:自分の考えが他者によって、抜き取られてしまうと感じること
- 思考への干渉:自分の思考が、他者から干渉を受けていると感じること
- 考想伝播:自分の考えは、周りの人に筒抜けになっていると感じること
- 妄想知覚:関係ないものを無理やりに関連付けて考えること
- 作為体験:他人に自分の思考、意志、行動を操作されていると感じること
シュナイダーってどこの国の名前?
wikipediaによると、南部ドイツ語圏のドイツ語の姓、とされており「仕立屋」を意味するとのこと。
かつてサッカー少年だった40代達であれば、「キャプテン翼」にも登場し、カイザー(皇帝)の異名をもつカール・ハインツ・シュナイダーを思い浮かべる人が多い。