新鮮凍結血漿(FFP)
読み方:しんせんとうけつけっしょう(えふえふぴー)
新鮮凍結血漿(FFP)とは
ヒト血液に血液保存液 (CPD液) を混合し、白血球のほとんどを除去し分離した新鮮な血漿を凍結したもの。血液保存液 (CPD液)とは?
- クエン酸ナトリウム水和物
- クエン酸水和物
- ブドウ糖
- リン酸二水素ナトリウム
効能または効果
血液凝固因子の補充。- 複合性凝固障害で、出血、出血傾向のある患者又は手術をおこなう場合
- 血液凝固因子の減少症又は欠乏症における出血時で、特定の血液凝固因子製剤がないか又は血液凝固因子が特定できない場合
用法および用量
容器のまま30~37℃で融解し、ろ過装置を具備した輸血用器具を用いて、静脈内に必要量を輸注する。 以前は「融解後3時間以内に使用」とされていたが、2018年9月に変更。となっている。 通常、使用量は1日200~400mL、重篤 (ショック、敗血症など) の場合は800mLまでを基準とする。ただし、年齢及び症状に応じて適宜増減する。「融解後は直ちに使用すること。直ちに使用できない場合は、2~6℃で保存し、融解後24時間以内に使用する こと。」