コラム
  • 公開日: 2018/8/29
  • 更新日: 2019/7/8

【連載】ナースの転職知恵袋

転職後、すぐに辞めたらどうなる!?早期退職のリスク

『ナースの働き方白書』とは、ナース専科を運営する(株)エス・エム・エスキャリア提供の転職支援サービス「ナース人材バンク」より、はたらくに関する役立ち情報をお届けするコンテンツです♪

転職早々、辞めたいと思ったら

1154766

転職後、わずか数週間、数ヶ月程度での転職は、その後のキャリアに悪影響を及ぼしかねません…

今回は、実際にあったAさんのエピソードをもとに、早期退職のリスクを読み解いていきます。

 

内定するも、退職理由を疑われる

womanAさんの事例

ある病院で3年間働いた後、初めての転職に踏み切った若手ナースのAさん。

自己応募した病院から内定を獲得しますが、働くうちに「残業はゼロと聞いたのに、実際は毎日サービス残業」など、当初提示されていた労働条件と違うことに不満を抱き、1ヶ月で退職してしまいます。

その後、Aさんは人材紹介会社に登録。入職後にギャップを感じることがないように、担当コンサルタントから事業所の詳しい情報を聞き、1番魅力を感じたB病院の面接に臨みました。

面接では、案の定前の職場を1ヶ月で辞めた理由について質問され、Aさんは「実際の労働条件が入職前に提示されていた条件と違ったため」と、嘘偽りのない理由を伝えます。ところが面接官は、その言葉を信用しませんでした。

後からAさんの担当コンサルタントに「本当に労働条件が原因で辞めたのか?人間関係で揉めたり、実際は本人に非があるのに隠しているのではないか?」と事実確認したそうです。

「退職理由は事実です」とコンサルタントから説明し、AさんはB病院に内定できましたが、このエピソードから察するに、早期退職者は想像以上に事業所側から警戒されているようです。

exclamation (1) 警戒され、内定を取りづらい…

たとえAさんのように、病院側に問題があって退職した場合でも、面接官に「実は本人にも問題があるのでは?」と疑われる可能性はゼロではありません。

面接の場において、求職者と面接官はほぼ初対面。 求職者の人柄やスキルがよく分からない状況では、履歴書の情報が相手を知る重要な手がかりになります。

その履歴書に、「○○病院を1ヶ月で退職」と書かれていたら、面接官はどう思うでしょうか。

「1ヶ月で辞めているから、うちに来ても続かなそう」
「本人に重大な問題があるのかもしれない…トラブル起こされたら面倒だし、採用は見送ろう」

と、ネガティブに捉えられ、不採用になっても仕方がないと言えるかもしれません。 早期退職の経歴は、面接官によからぬ先入観を植えつけ、採用を躊躇させる十分な材料になり得るのです。

 

まずは様子を見よう

新しい職場に入った直後ほど、その職場の嫌なところが目につきやすいもの。 まずはしばらく様子を見つつ、「人間関係が良い」「建物がキレイ」など新しい職場の良い所を探す努力をしましょう。

それでも合わないと感じるなら、信頼できる上司や同僚、また人材紹介会社の利用者であれば、担当コンサルタントへの相談も有効です。

入職後1週間程度で「この職場は合わない!辞める!」と衝動的にならず、今辞めたら自分の将来がどうなるのか、冷静になって考えることも必要ではないでしょうか。

 

記事提供 logo_chiebukuro <

ナースの転職知恵袋は、看護師求人のNo.1*サイト「ナース人材バンク」の姉妹サイトです。看護師転職お役立ち記事や医療ニュースを配信中!*2012年エス・エム・エス調べ

※外部サイトからの提供記事に掲載されている情報が正確であるかどうか、有用なものであるかどうか、確実なものであるかどうか、最新のものであるかどうか等につきましては、一切保証するものではありません。 また、これらの情報を利用すること、または利用できなかったことに起因するいかなる損害・不利益に対し、当方はなんら責任を負うものではありません。

関連記事