症状が違えば患者指導も違って当たり前!
患者さんの退院後の健康維持のために行う患者指導。診療科や職場によって患者さんの病状は異なるので、その指導内容や方法も様々です。
そこで今回は、診療科ごとの効果的な患者指導のポイントについてナースのみなさんに聞いてみました!
指導した際のエピソードも合わせてご紹介しています。それではどうぞ!
病院以外での患者指導の方法とは?
まずは診療科ではなく、病院ではない職場の患者指導の方法について紹介します。
【クリニック】地域や患者さんに密着
私が勤務しているクリニックは高齢者の患者さんが多く理解しやすい言葉で内容を把握できているか確認しながらしています。
ダメな時はご家族さん宛てにメモを渡して来院して頂いたりケアマネさん経由などしています。
一般外科クリニック勤務です。地域に密着しており、院長も世代交代し4世代まもなく5世代のホ-ムドクター的に小児から在宅まで幅広く機能している。
各世代を問わず心がけている事は、指導が必要な時には、まず「お願いします。」とひたすらお願いに徹します。
【介護施設】患者さんの生活により寄り添って
指導というよりは患者さんや利用者さんと目標を共有することが多いですね。
看護計画だと「坐位を保持できる」「ADLの拡大」になりがちですが、坐位が保持できることで何がしたいのか→「好きな大河ドラマを椅子に座って視聴できる」など、より、その方がしたいこと、どうなりたいかに近づけるように心がけています。
クリニックでも介護施設でも、患者さんに近い立場で、親しみやすいような指導を心がけていることがわかりますね。
次のページでは、診療科別の患者指導のポイントについてご紹介します。
患者さんを指導するにあたり、診療科ごとにどのようなことをきをつけているのでしょうか?