「ラウンジ☆セレクト」は「ラウンジ」で盛り上がった話題と、そこに寄せられたみなさんのご意見を紹介しています。
昔のやり方にこだわるスタッフがいます。
妥当性信頼性が高く評価されているから、新しいスケールを導入している。この分野は今はスケールとVSを含めてアセスメントをしていくことが求められていると言っても、何か確固たるものがあるのか…変わりません。
その方に言うのはやめて、人数で変化をさせていく方向にやり方を変えました。が、結局文句ばかりで二言目には仕事が増えると言ってきます。それは患者中心ではないように思います。
みなさんは新しいことを始める時に困った経験や乗り越えるために行ったことを教えてください。
変化を拒むベテラン看護師、どうすれば…?
■よく聞くパターンです
看護は日々変わるし進歩しているのにね(笑) 古いやり方を何の根拠もなしに守ろうとし、新しいやり方を受け入れない、受け入れられない人は居ますよね。きっとどこの病院でも居ると思いますよ。
うちの勤務先と、同じだなと思う職場です。提案しても、即却下。イジメの対象にします。成長見込めないので、来月退職して、転職します。
変化に弱い人って以外と多いですよね。看護師に関わらず、どこにでもいるんだと思います。
看護師も経験をかさねる(老ける)と、新しいものを受け入れることが困難になり、頑固になってしまう傾向は否めません。経験が功を成す場面もあります…
■こんなベテランに効く一言は?
古い、新しい、ではなく、「無意味・危険」と「効果がある・安全」と置き換えれば受け入れられると思うんですが。そこを理解していただけるように働きかけてはいかがですか?
客観的情報(本や論文)を提供しましたか?言葉だけで、新しい方がいいですと言われても、しょうがないですよね。しかも、いまさら勉強?とか思ったり。
切り札になる単語は『エビデンス』かな。これまで良いとされていたことが禁忌に変わることもあります。 こういった流れがあること自体に理解がない事こそが問題です。このエビデンス!!を盾に進めるのが最良と思います。
■こうやれば上手くいく…?
病棟会やチーム内でカンファレンスを開いて、手技の統一を決めるのはどうですか?
いきなりやり方を変えるのではなく、スタッフ全体で意識の統一を図ることが必要ではないでしょうか。またそのやり方に変えることで、スタッフにはどのようなメリットがあるのか、みんなで考えると良いかと思います。
共感し、ほめる、認める、新たな意味を加えて話す、相手のルールの解釈を広げてあげてみては。
この年輩の看護師が問題にしているのは、手技の煩雑さではないのですか?新しいことには案外興味があるのかも知れません。一つ仕事が増える分必ず、一つ他で減らすことを提案します。物理的に無理なのは、経験則でわかっていますから
手技の統一はとても大切ですが、お互いの妥協点をさぐり、ある程度の妥協も必要です。 まず、事故防止。安全面でクリヤー出来てれば良しとしませんか?
■これだけはNG!
繰り返し諭すしかないです。反対勢力も、見方を増やしていって、気がつけば、「古いこと言ってるには私だけ~」なんて雰囲気にしたりして。上からの物言いは絶対ダメです。
新しいコトを取り入れる時は、それなりの労力が要りますよ。こちらの思いを伝えると共に、相手の思いを聞く姿勢をもたないと、反発&反感の渦が巻きます。順序も大切かも。どこに話を通し、どこからアプローチするか。
悪く言えばおだてて、上手に年配者がイニシアチブを取るよう、こちらが何歩も引いて促す。今はこうだからこうすべき!では、自尊心の高い人を動かすのは不可能ですから。
関連トピック:「
昔のやり方にこだわるベテラン看護師
」
イラスト・なしま