出題基準変更の影響は?第107回看護師国家試験を分析!第108回に向けた対策方法も・・・

2018/2/23

受験者から「難しかった~!」という声も多い第107回看護師国家試験。
今回から新しい出題基準ということもあり、来年受験するみなさんにとっても、その影響が気になるところです。いったいどんな変更点があったのか、これまでの試験との違いなど分析してみました!
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プール制による出題多数!


見たことのある問題が多かった!
第106回の必修問題では、統計や法律に関する問題が多く受験者を驚かせました。しかし、今回の試験では前回より少なく、授業で習うような基本的なことが押さえられていれば解ける問題という印象のようです。

ちなみに、過去問からどれだけ出題されたかということを調べてみると、必修問題では過去問とほぼ同じ問題または類似した問題が半数以上を占めていました。

つまり、新しい出題基準でも過去問演習が有効な国試対策であるということは変わらないといえそうです。

プール制


類似した問題

第107回
褥瘡発生の予測に用いるのはどれか。
1. ブリストルスケール
2. Borg〈ボルグ〉スケール
3. Braden〈ブレーデン〉スケール
4. グラスゴー・コーマ・スケール

第97回
ブレーデンスケールで評価するのはどれか。
1. 褥瘡の深さ
2. 褥瘡の広がり
3. 褥瘡の好発部位
4. 褥瘡発生の危険度


視覚素材の大幅増加


ほとんど初見かも・・・

視覚素材については、平成28年の保健師助産師看護師国家試験制度改善検討部会報告書において、下記のように記載されています。

より臨床に則した出題のために、写真に限らずカラーによる出題やイラスト・図表等を積極的に活用することが望ましい。
例えば、保健師及び看護師国家試験では地図、住宅見取り図や図表等のデータをもとに情報を理解・解釈して必要な介入を判断するような問題を導入すること、助産師国家試験では超音波画像や胎児心拍数陣痛図等の診断に関する問題や、看護師国家試験では画像診断の活用に関する問題などを引き続き出題することによって、より状況判断能力や実践能力を問うよう工夫することが望ましい。


その方針が顕著に現れ、第107回の看護師国家試験では、視覚素材を用いた問題が大幅に増加しました。

図表または写真を用いた問題の数


第106回:7問 → 第107回:16問

視覚素材を用いた問題

第107回
パルスオキシメータを図に示す。表示されている数値が示すのはどれか。2つ選べ。
1. 脈拍数
2. 酸素分圧
3. 酸素飽和度
4. 重炭酸濃度
5. 二酸化炭素濃度

午前84


視覚素材は、「見たことある」が強みになるので、頻出分野や自分の苦手分野は、過去問だけでなく「教科書」を見返すことが対策になりそうです。

5肢択2問題は減少だけど・・・

より正確な知識が必要となる5肢択2問題が、第106回では31問と多かったのに対し、第107回では17問と出題数が減少しました。
しかし、5肢択1を含めた5肢問題の数としては、第106回では58問、第107回では51問と同等のため、今後も過去問演習の際には、一つ一つの選択肢の正誤理由を理解したり、選択肢が異なる類題を解くといった対策が重要になりそうです!

5肢問題

第107回
胸腺腫に合併する疾患で多くみられるのはどれか。
1. Parkinson〈パーキンソン〉病
2. 筋ジストロフィー
3. 重症筋無力症
4. 多発性硬化症
5. 多発性筋炎

アセスメント力が求められる状況設定問題


実習期間が本当に大切!

状況設定問題では、状況設定文と問題文の両方を併せて考える「アセスメント力を求める問題」が増えました。
アセスメント力は、実習で実際に患者さんを受け持つことで鍛えられるため、実習期間が本当に大切です。
また、胎児心拍数陣痛図といった視覚素材を見て答えを導き出したり、連続する前後の問題文に解答のヒントがあったりするので、疾患がわからなくても諦めずに問題を精読することがポイントになります。

状況設定問題

第107回
Aさん(31歳、初産婦)。妊娠 40 週1日。Aさんは午前5時に、陣痛間欠 10分、 陣痛発作 10 秒となり入院した。入院時の内診所見は子宮口1cm 開大で、未破水であった。

Aさんは、午後2時に子宮口が4cm まで開大し、破水した。このときの胎児心拍数陣痛図を図に示す。 胎児心拍数陣痛図の情報で正しいのはどれか。


午前117

1. 陣痛間欠 4分
2. 陣痛発作 10 秒
3. 母体脈拍数 50/分
4. 胎児心拍数基線 150~160 bpm

第108回受験に向けて


過去問を丁寧にこなせば大丈夫!
出題基準が第107回から変更になりましたが、項目をみてみると今まで一般問題であったところから必修問題の範疇になる(またはその逆)など、入れ替わっただけのものが多いです。新出題基準から新しく加わった分野に関しては、自分で調べたり、予想問題で対策すべきですが、過去問を丁寧にこなせば十分対策が可能です。

ただし、問題集を何週もして答えを暗記するのではなく、誤った選択肢を正しい文章に直して答えられるようにするなど、類似問題にも対応できる知識を身につけていくことがよいでしょう。

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