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1月9日看護師国家試験1月総仕上げ模試【1】
■ストレス下で分泌されるホルモンはどれか。
1.カルシトニン2.アドレナリン
3.バソプレシン
4.エリスロポエチン
【正解】2
1.(×)血中カルシウムを低下させるホルモン
。
2.(○)交感神経刺激ホルモンであり、ストレスに対抗するために分泌されるホルモン 。
3.(×)抗利尿ホルモン 。
4.(×)赤血球生成促進因子。
2.(○)交感神経刺激ホルモンであり、ストレスに対抗するために分泌されるホルモン 。
3.(×)抗利尿ホルモン 。
4.(×)赤血球生成促進因子。
■鍵のかかる堅固な設備で保管しなければならないのはどれか。
1.へパリン2.インスリン
3.風疹ワクチン
4.モルヒネ塩酸塩
【正解】4
1.2.3.(×)鍵のかかる堅固な設備で保管する必要はない。
4.(○)モルヒネ塩酸塩は、麻薬の一種である。麻薬は、麻薬管理者(麻薬管理者のいない施設にあっては麻薬施用者)が管理(受払、保管、廃棄等)し、施設内に設けた鍵をかけた堅固な設備内に保管しなければならない。「鍵をかけた堅固な設備」とは、麻薬専用の固定した金庫又は容易に移動できない金庫(重量金庫)で、施錠設備のあるものをいう。(手提げ金庫、スチール製のロッカー、事務机の引き出し等は麻薬の保管庫とはならない。)
4.(○)モルヒネ塩酸塩は、麻薬の一種である。麻薬は、麻薬管理者(麻薬管理者のいない施設にあっては麻薬施用者)が管理(受払、保管、廃棄等)し、施設内に設けた鍵をかけた堅固な設備内に保管しなければならない。「鍵をかけた堅固な設備」とは、麻薬専用の固定した金庫又は容易に移動できない金庫(重量金庫)で、施錠設備のあるものをいう。(手提げ金庫、スチール製のロッカー、事務机の引き出し等は麻薬の保管庫とはならない。)
■呼吸音の聴診で粗い断続性副雑音が聴取されたときに考えられるのはどれか。
1.気道の狭窄2.胸膜での炎症
3.肺胞の伸展性の低下
4.気道での分泌物貯留
【正解】4
1.(×)気管支の狭窄によって生じるのは、連続性の副雑音で、ヒューヒュー(笛音)とかウーウー(いびき音)という音がする。
2.(×)胸膜での炎症で生じるのは、胸膜摩擦音で、雪を握るようなギュッギュッという音がする。
3.(×)肺胞の進展性の低下時に生じるのは、断続性副雑音(細かい雑音)で、チリチリ、バリバリ(捻髪音)と聞こえる。
4.(○)気道での分泌物が貯留しているときは、水泡音が聞こえる。これは、粗い断続性副雑音で、ボコボコ、プツプツと聞こえる。
2.(×)胸膜での炎症で生じるのは、胸膜摩擦音で、雪を握るようなギュッギュッという音がする。
3.(×)肺胞の進展性の低下時に生じるのは、断続性副雑音(細かい雑音)で、チリチリ、バリバリ(捻髪音)と聞こえる。
4.(○)気道での分泌物が貯留しているときは、水泡音が聞こえる。これは、粗い断続性副雑音で、ボコボコ、プツプツと聞こえる。
■右片麻痺患者の着衣交換で正しいのはどれか。
1.右から脱がせ、右から着せる。2.右から脱がせ、左から着せる。
3.左から脱がせ、右から着せる。
4.左から脱がせ、左から着せる。
【正解】3
1.2.(×)麻痺側から脱がせようとすれば、関節可動域の制限や障害のため、脱臼などを起こす可能性がある。
3.(○)安全かつスムーズに脱がせるには、健側から脱がせ、患側から着せることが基本。この患者は右片麻痺なので正解。
4.(×)脱がせる方向は正しいが、着せるのは右からが正しい。
3.(○)安全かつスムーズに脱がせるには、健側から脱がせ、患側から着せることが基本。この患者は右片麻痺なので正解。
4.(×)脱がせる方向は正しいが、着せるのは右からが正しい。
■インスリン製剤に使用される単位はどれか。
1.モル(mol)2.単位(U)
3.キロ力ロリ一(kcal)
4.マイクログラム(μg)
【正解】2
1.(×)物質量の単位。
2.(○)1923年国際連盟保険機構の標準化委員会で、インスリンの単位は、「約2kgの24時間絶食ウサギの血糖を3時間以内に痙攣レベルにまで下げうる量」と定義された。現在日本では、定量時、換算した乾燥インスリンに対し、1mgあたり26単位以上を含むとされている。
3.(×)熱量の単位。
4.(×)百万分の1グラム。
2.(○)1923年国際連盟保険機構の標準化委員会で、インスリンの単位は、「約2kgの24時間絶食ウサギの血糖を3時間以内に痙攣レベルにまで下げうる量」と定義された。現在日本では、定量時、換算した乾燥インスリンに対し、1mgあたり26単位以上を含むとされている。
3.(×)熱量の単位。
4.(×)百万分の1グラム。
■消毒薬に最も抵抗性が強いのはどれか。
1.細菌芽胞2.栄養型細菌
3.DNAウイルス
4.RNAウイルス
【正解】1
1.(○)栄養型細菌が形成する耐久形、休眠状態の細胞で、乾燥、熱、消毒に対する抵抗性が強い。
2.(×)栄養を摂取して発育している細菌で、細菌芽胞より抵抗性は弱い。
3.4.(×)この中では、抵抗性は強くはない。
2.(×)栄養を摂取して発育している細菌で、細菌芽胞より抵抗性は弱い。
3.4.(×)この中では、抵抗性は強くはない。
■酸素投与時の加湿に用いるのはどれか。
1.滅菌精製水2.生理食塩液
3.ポビドンヨード
4.5%ブドウ糖液
【正解】1
1.(○)不純物が混入していない滅菌精製水を使用し、細菌の混入や繁殖を防止する。
2.(×)1の理由および、吸入器具に塩分が付着し、感染源となる可能性がある。
3.(×)1.2.の理由および酸素吸入時に消毒薬も一緒に吸入することになるので危険。
4.(×)1の理由および吸入器具に糖分が付着し、感染源となる可能性がある。
2.(×)1の理由および、吸入器具に塩分が付着し、感染源となる可能性がある。
3.(×)1.2.の理由および酸素吸入時に消毒薬も一緒に吸入することになるので危険。
4.(×)1の理由および吸入器具に糖分が付着し、感染源となる可能性がある。
■災害現場でのトリア一ジはどれか。
1.医療物資の調達2.避難方法の決定
3.行方不明者の安否確認
4.負傷者の治療順位の決定
【正解】4
1.(×)トリアージをする対象は人なので、医療物資の調達は誤り。
2.(×)トリアージをする対象は人なので避難方法の決定はトリアージではない。
3.(×)緊急時において救命の可能性の高い傷病者を優先することにより限られた資源で最大多数に最善を尽すために選別していくため、行方不明者の安否確認はトリアージではない。
4.(○)トリアージとは、病気やケガの緊急度や重症度を判定して治療や搬送の優先順位を決めることをいう。正解は4。
2.(×)トリアージをする対象は人なので避難方法の決定はトリアージではない。
3.(×)緊急時において救命の可能性の高い傷病者を優先することにより限られた資源で最大多数に最善を尽すために選別していくため、行方不明者の安否確認はトリアージではない。
4.(○)トリアージとは、病気やケガの緊急度や重症度を判定して治療や搬送の優先順位を決めることをいう。正解は4。
■初経を発来させるホルモンはどれか。
1.卵胞ホルモン2.抗利尿ホルモン
3.副腎皮質ホルモン
4.甲状腺刺激ホルモン
【正解】1
卵胞ホルモンは、子宮内膜を増殖させ、初潮を発来させるホルモンである。卵胞ホルモンの分泌に影響を及ぼすのが、視床下部からの性腺刺激ホルモン放出ホルモン、下垂体からの卵胞刺激ホルモンである。
■QOL(クオリティ・オブ・ライフ)を評価するうえで最も重要なのはどれか。
1.家族の意向2.本人の満足感
3.生存期間の延長
4.在院日数の短縮
【正解】2
QOLは「生活の質」「生命の質」と訳される。ある人がどれだけ人間的尊厳を保った生活を送れているかをはかる考え方であり、その評価で最も重要なのは生活に対する本人の満足度である。
■脂質1gが体内で代謝されたときに生じるエネルギー量はどれか。
1.4kcal2.9kcal
3.14kcal
4.19kcal
【正解】2
脂質は1gあたり9kcalという高エネルギーを生み出し、効率のよいエネルギー源になる。
■マズローの基本的欲求階層で最上位の欲求はどれか。
1.安全2.自尊
3.所属
4.自己実現
【正解】4
マズローは、人間の欲求が生理的欲求から自己実現の欲求まで階層をなす「基本的欲求階層説」を唱えた。マズローによると、最上位の欲求は自己実現の欲求であり、それより下位の欲求が充足されてはじめて動機付けられるという。
■弛緩性便秘予防の指導で適切なのはどれか。
1.適度な運動2.怒責の禁止
3.腹部の冷罨法
4.低残渣食品の摂取
【正解】1
弛緩性便秘の原因には、排便に必要な腹筋の筋力低下や、大腸の緊張低下がある。そのため適度な運動や繊維質の多い食物の摂取が有効である。
■酸素吸入中に禁止するのはどれか。
1.食堂での食事2.ライターの使用
3.携帯電話の使用
4.エレベーターでの移動
【正解】2
酸素それ自体は燃えないが、引火爆発を助長させる危険性がある。そのため、火を近づけてはならないほか、油やグリースなどの引火性のものを近づけないことが重要である。また電化製品の火花や静電気なども注意が必要である。
■介護老人保健施設はどれか。
1.医業を行い、20名以上の患者が入院できる施設2.医業を行い、患者が入院できるための設備が無い施設
3.要介護者が入所し、必要な医療や日常生活の援助を受ける施設
4.認知症の要介護者が共同生活をしながら、日常生活の援助を受ける施設
【正解】3
1.(×)「病院」の説明である。
2.(×)「無床診療所」の説明である。医療法によると、診療所とは「医療機関のうち、病床数(ベッド数)が19床以下のもの」とされる。
3.(○)「介護老人保健施設」の説明である。医療管理下での介護や機能訓練を行う医療施設である。
4.(×)「グループホーム」の説明である。
2.(×)「無床診療所」の説明である。医療法によると、診療所とは「医療機関のうち、病床数(ベッド数)が19床以下のもの」とされる。
3.(○)「介護老人保健施設」の説明である。医療管理下での介護や機能訓練を行う医療施設である。
4.(×)「グループホーム」の説明である。
■診療報酬における7対1入院基本料の条件はどれか。
1.患者7人に看護職員1人2.看護職員7人に医師1人
3.看護職員7人に看護補助者1人
4.日勤看護職員7人に夜勤看護職員1人
【正解】1
1.(○)患者7人に看護職員1人
■膵リパーゼが分解するのはどれか。
1.脂肪2.蛋白質
3.炭水化物
4.ビタミン
【正解】1
1.(○)脂肪を脂肪酸とグリセリンに分解する。
2.(×)膵臓からの酵素で蛋白質を分解するのはトリプシンである。
3.(×)膵臓からの酵素で糖質を分解するのは膵アミラーゼである。
4.(×)膵リパーゼはビタミンを分解しない。
2.(×)膵臓からの酵素で蛋白質を分解するのはトリプシンである。
3.(×)膵臓からの酵素で糖質を分解するのは膵アミラーゼである。
4.(×)膵リパーゼはビタミンを分解しない。
■脳死の判定基準に含まれるのはどれか。
1.徐脈2.除脳硬直
3.平坦脳波
4.けいれん
【正解】3
1.(×)脳死の判定基準に含まれない。
2.(×)除脳硬直とは、中脳または橋が部分的に傷害されているために起こる独特の肢位置である。脳死の判定基準には含まれない。
3.(○)他に、「深昏睡」、「自発呼吸の喪失」、「瞳孔固定」、「脳幹反射の消失」があり、これら5つの条件が満たされた後、6時間経過を見て変化がない場合、脳死と判定される。
4.(×)脳死の判定基準には含まれない。
2.(×)除脳硬直とは、中脳または橋が部分的に傷害されているために起こる独特の肢位置である。脳死の判定基準には含まれない。
3.(○)他に、「深昏睡」、「自発呼吸の喪失」、「瞳孔固定」、「脳幹反射の消失」があり、これら5つの条件が満たされた後、6時間経過を見て変化がない場合、脳死と判定される。
4.(×)脳死の判定基準には含まれない。
■貧血の診断に用いられるのはどれか。
1.ヘモグロビン濃度2.収縮期血圧
3.血糖値
4.尿酸値
【正解】1
1.(○)ヘモグロビンは、赤血球に含まれる蛋白質で、酸素を運搬する役割を担う。
2.(×)高血圧などの血圧異常の診断に用いられる。
3.(×)糖尿病の診断に用いられる。
4.(×)痛風の診断に用いられる。
2.(×)高血圧などの血圧異常の診断に用いられる。
3.(×)糖尿病の診断に用いられる。
4.(×)痛風の診断に用いられる。
■空気感染するのはどれか。
1.結核2.腸チフス
3.HIV感染症
4.ウイルス性肝炎
【正解】1
1.(○)結核は空気感染のほかに飛沫感染によっても感染する。
2.(×)腸チフスは、患者の便や尿を介して経口感染する。
3.(×)HIV感染症は性交感染、注射針の使いまわし、母子間の垂直感染によって感染する。
4.(×)ウイルス性肝炎のうちA型は経口感染、B型は性交・垂直感染、輸血による感染、C型は輸血による感染が多い。
2.(×)腸チフスは、患者の便や尿を介して経口感染する。
3.(×)HIV感染症は性交感染、注射針の使いまわし、母子間の垂直感染によって感染する。
4.(×)ウイルス性肝炎のうちA型は経口感染、B型は性交・垂直感染、輸血による感染、C型は輸血による感染が多い。
■先天性疾患はどれか。
1.インフルエンザ脳症2.ファロー四徴症
3.気管支喘息
4.腎結石
【正解】2
1.(×)インフルエンザ脳症とは、インフルエンザをきっかけにして起こる脳の浮腫であり、先天性疾患ではない。
2.(○)ファロー四徴症とは、肺動脈狭窄・心室中隔欠損・大動脈騎乗・右心室肥大の4つの病変を合併する先天性心疾患である。
3.(×)気管支喘息は、I型アレルギー反応で起こる慢性呼吸器疾患で、先天性疾患ではない。
4.(×)腎結石は、腎臓内に尿中成分のカルシウムやリン、尿酸などが結晶化して石ができる疾患で、先天性疾患ではない。
2.(○)ファロー四徴症とは、肺動脈狭窄・心室中隔欠損・大動脈騎乗・右心室肥大の4つの病変を合併する先天性心疾患である。
3.(×)気管支喘息は、I型アレルギー反応で起こる慢性呼吸器疾患で、先天性疾患ではない。
4.(×)腎結石は、腎臓内に尿中成分のカルシウムやリン、尿酸などが結晶化して石ができる疾患で、先天性疾患ではない。
■誤嚥を防ぐための食事介助で適切なのはどれか。
1.パサパサした食べ物を準備する。2.患者の体位は、頸部を後屈させ下顎を挙上させる。
3.食物を口に運んだスプーンは上方へ抜き取る。
4.飲み込んだのを確認してから、次の食物を口に入れる。
【正解】4
1.(×)パサパサした食べ物は、口のなかで食塊をつくりにくく、飲み込みにくい。
2.(×)頸部を後屈させ、下顎を挙上すると食物が気道に入りやすくなってしまう。
3.(×)食べ物が上顎に張り付いてしまい、嚥下しにくくなる。舌の上にしっかりのせることが大切。
4.(○)口の中に食べ物が溜まってしまうと、うまく飲み込めずに誤嚥の原因になる。
2.(×)頸部を後屈させ、下顎を挙上すると食物が気道に入りやすくなってしまう。
3.(×)食べ物が上顎に張り付いてしまい、嚥下しにくくなる。舌の上にしっかりのせることが大切。
4.(○)口の中に食べ物が溜まってしまうと、うまく飲み込めずに誤嚥の原因になる。
■ニトログリセリンの副作用はどれか。
1.多尿2.易感染
3.血圧の低下
4.消化管からの出血
【正解】3
1.(×)冠動脈を拡張させ、心機能を維持することはできるが、強心利尿作用はない。
2.(×)易感染の副作用はない。
3.(○)冠動脈を拡張させる効果のほかに、末梢動脈を拡張させる作用があり、血圧が低下する。
4.(×)消化管出血の副作用はない。
2.(×)易感染の副作用はない。
3.(○)冠動脈を拡張させる効果のほかに、末梢動脈を拡張させる作用があり、血圧が低下する。
4.(×)消化管出血の副作用はない。
■日本人の食事摂取基準(2010年版)において、摂取量の減少を目指しているのはどれか。
1.カリウム2.食物繊維
3.ナトリウム
4.カルシウム
【正解】3
1.(×)高血圧を予防するためにカリウムの摂取量の増加が目指されている。
2.(×)大腸癌等を予防するために、摂取量増加を目指している。
3.(○)摂取量を男性9.0g未満に、女性7.5g未満にするように、目標量が引き下げられた。
4.(×)骨粗鬆症を予防するために、摂取量増加を目指している。
2.(×)大腸癌等を予防するために、摂取量増加を目指している。
3.(○)摂取量を男性9.0g未満に、女性7.5g未満にするように、目標量が引き下げられた。
4.(×)骨粗鬆症を予防するために、摂取量増加を目指している。
■右季肋部の疝痛発作を特徴とする疾患はどれか。
1.胃癌2.腸閉塞
3.胆石症
4.十二指腸潰瘍
【正解】3
1.(×)進行すると、心窩部の重苦しさや痛みが出現する。
2.(×)腹痛、腹部膨満、排ガス停止を主症状とする。
3.(○)右季肋部の疝痛発作が特徴である。
4.(×)空腹時の心窩部痛や背部痛が特徴である。
2.(×)腹痛、腹部膨満、排ガス停止を主症状とする。
3.(○)右季肋部の疝痛発作が特徴である。
4.(×)空腹時の心窩部痛や背部痛が特徴である。
■成人男性に対して一時的な導尿をする際に、カテーテルを挿入する長さはどれか。
1.4~6cm2.8~10cm
3.18~20cm
4.28~30cm
【正解】3
1.(×)成人女性の尿道の長さ4cmに応じたカテーテル挿入の長さである。
2.(×)膀胱まで到達しない。
3.(○)成人男性の尿道の長さ16~20cmに応じたカテーテル挿入の長さである。
4.(×)長すぎるため膀胱壁を損傷する危険性がある。
2.(×)膀胱まで到達しない。
3.(○)成人男性の尿道の長さ16~20cmに応じたカテーテル挿入の長さである。
4.(×)長すぎるため膀胱壁を損傷する危険性がある。
■左上肢に拘縮のある患者の寝衣交換で正しいのはどれか。
1.脱がせるときも着せるときも右手から行う2.脱がせるときは右手から行い、着せるときは左手から行う
3.脱がせるときも着せるときも左手から行う
4.脱がせるときは左手から行い、着せるときは右手から行う
【正解】2
2.(○)脱がせる時は健側から、着せる時は患側から行う。
■注射針を皮膚に対して45~90度の角度で刺入する注射法はどれか。
1.皮下注射2.皮内注射
3.筋肉内注射
4.静脈内注射
【正解】3
1.(×)つまみ上げた皮膚に30度の角度で針を刺入する。
2.(×)皮膚に平行に刺入する。
3.(○)皮膚に対して45~90度の角度で刺入する。
4.(×)対象者の静脈の深さにもよるが、皮膚に対して15~20度の角度で針を刺入する。
2.(×)皮膚に平行に刺入する。
3.(○)皮膚に対して45~90度の角度で刺入する。
4.(×)対象者の静脈の深さにもよるが、皮膚に対して15~20度の角度で針を刺入する。
■ゴム製湯たんぽを使った温罨法で正しいのはどれか。
1.入れる湯の温度は70℃とする2.湯を1/3程度入れる
3.湯たんぽ内の空気を抜いて栓をする
4.湯たんぽは身体から2~3cm離しておく
【正解】3
1.(×)湯の温度は60℃にする。
2.(×)湯を1/2~2/3入れる。
3.(○)空気を抜かないと、空気が膨張して湯があふれ出すことがある。
4.(×)湯たんぽは身体から10cm程度離しておく。
2.(×)湯を1/2~2/3入れる。
3.(○)空気を抜かないと、空気が膨張して湯があふれ出すことがある。
4.(×)湯たんぽは身体から10cm程度離しておく。
■褥瘡の洗浄液で適切なのはどれか。
1.エタノール2.生理食塩液
3.ホルマリン
4.クロルヘキシジン
【正解】2
1.(×)エタノールは創部には用いられない。
2.(○)生理食塩液は褥瘡内の正常な肉芽や免疫細胞への刺激が少ない。
3.(×)ホルマリンは皮膚や皮下組織には用いられない。
4.(×)クロルヘキシジンは褥瘡内の正常な肉芽や免疫細胞への刺激が強い。
2.(○)生理食塩液は褥瘡内の正常な肉芽や免疫細胞への刺激が少ない。
3.(×)ホルマリンは皮膚や皮下組織には用いられない。
4.(×)クロルヘキシジンは褥瘡内の正常な肉芽や免疫細胞への刺激が強い。
■日本において国民皆保険制度が適用されているのはどれか。
1.医療保険2.介護保険
3.火災保険
4.生命保険
【正解】1
1.(○)強制加入の社会保険
2.(×)40歳以上は強制加入の社会保険
3.(×)任意で加入する
4.(×)任意で加入する
2.(×)40歳以上は強制加入の社会保険
3.(×)任意で加入する
4.(×)任意で加入する
■ワルファリンと拮抗作用があるのはどれか。
1.ビタミンA2.ビタミンC
3.ビタミンD
4.ビタミンE
5.ビタミンK
【正解】5
1.(×)脂溶性ビタミン。上皮組織の分化・増殖に関与。
2.(×)水溶性ビタミン。抗酸化作用を有する。
3.(×)脂溶性ビタミン。カルシウムの吸収を促進する。
4.(×)脂溶性ビタミン。ビタミンAや体内脂質の酸化を防ぐ。
5.(○)ビタミンKは凝固因子の形成に関わるビタミン。抗凝固薬のワルファリンと拮抗する。
2.(×)水溶性ビタミン。抗酸化作用を有する。
3.(×)脂溶性ビタミン。カルシウムの吸収を促進する。
4.(×)脂溶性ビタミン。ビタミンAや体内脂質の酸化を防ぐ。
5.(○)ビタミンKは凝固因子の形成に関わるビタミン。抗凝固薬のワルファリンと拮抗する。
■標準的な発育をしている児において脳重量が成人の約90%に達する年齢はどれか。
1.5~6歳2.8~9歳
3.11~12歳
4.15~16歳
【正解】1
1.(○)5~6歳で脳重量は成人の90%に達する。
■乳児期の特徴はどれか。
1.分離不安2.第一次反抗期
3.ギャングエイジ
4.自我同一性の確立
【正解】1
1.(○)乳児期の特徴
2.(×)幼児期の特徴
3.(×)学童期の特徴
4.(×)青年期の特徴
2.(×)幼児期の特徴
3.(×)学童期の特徴
4.(×)青年期の特徴
■健常な成人の体重における水分の割合に最も近いのはどれか。
1.0.22.0.4
3.0.6
4.0.8
【正解】3
1.(×)成人の水分量は体重の約60%
2.(×)成人の水分量は体重の約60%
3.(○)成人の水分量は体重の約60%
4.(×)新生児の水分量の割合
2.(×)成人の水分量は体重の約60%
3.(○)成人の水分量は体重の約60%
4.(×)新生児の水分量の割合
■血中濃度が上昇すると黄疸となるのはどれか。
1.グルコース2.ビリルビン
3.クレアチニン
4.総コレステロール
【正解】2
1.(×)グルコース濃度が上昇すると血糖値が上がる。
2.(○)ビリルビン濃度の上昇によって黄疸が出現する。
3.(×)クレアチニン濃度の上昇は腎機能障害を示す。
4.(×)総コレステロールの濃度上昇は、脂質異常症の所見である。
2.(○)ビリルビン濃度の上昇によって黄疸が出現する。
3.(×)クレアチニン濃度の上昇は腎機能障害を示す。
4.(×)総コレステロールの濃度上昇は、脂質異常症の所見である。
■表在感覚の受容器が存在する部位はどれか。
1.筋肉2.皮膚
3.関節
4.骨
【正解】2
2.(○)表在感覚の受容器が存在する。
1.3.4.(×)深部感覚の受容器が存在する。
1.3.4.(×)深部感覚の受容器が存在する。
■コプリック斑がみられる疾患はどれか。
1.麻疹2.手足口病
3.帯状疱疹
4.ヘルパンギーナ
【正解】1
1.(○)コプリック斑は口腔内に生じる白い斑点で、麻疹のカタル期にみられる。
2.(×)手足口病は手のひら、足の裏、口の中の発疹と 水疱を特徴とする。
3.(×)帯状疱疹は神経に沿った強い痛みと、水疱が特徴である。
4.(×)ヘルパンギーナは、高熱と咽頭の水疱を特徴とする。
2.(×)手足口病は手のひら、足の裏、口の中の発疹と 水疱を特徴とする。
3.(×)帯状疱疹は神経に沿った強い痛みと、水疱が特徴である。
4.(×)ヘルパンギーナは、高熱と咽頭の水疱を特徴とする。
■嚥下障害のある患者の食事介助で適切なのはどれか。
1.水分はとろみをつける2.頸部を伸展する
3.一口量を多くする
4.むせたときには水を飲ませる
【正解】1
1.(○)とろみで食物にまとまりをつくると飲み込みやすい。
2.(×)頸部を伸展すると気道に入りやすくなる。
3.(×)その人にあった一口量を検討する。
4.(×)水を飲ませると余計にむせやすくなる。
2.(×)頸部を伸展すると気道に入りやすくなる。
3.(×)その人にあった一口量を検討する。
4.(×)水を飲ませると余計にむせやすくなる。
■温罨法の作用で正しいのはどれか。
1.平滑筋が緊張する2.局所の血管が収縮する
3.知覚神経の興奮を鎮静する
4.細胞の新陳代謝を抑制する
【正解】3
1.(×)平滑筋が弛緩する→リラクセーション効果がある。
2.(×)局所の血管が拡張する→保温効果がある。出血を悪化させる。
3.(○)知覚神経の興奮を鎮静する→慢性疼痛の緩和に効果がある。
4.(×)細胞の新陳代謝を促進する→疲労回復に効果がある。炎症を悪化させる。
2.(×)局所の血管が拡張する→保温効果がある。出血を悪化させる。
3.(○)知覚神経の興奮を鎮静する→慢性疼痛の緩和に効果がある。
4.(×)細胞の新陳代謝を促進する→疲労回復に効果がある。炎症を悪化させる。
■日本の平成23年(2011年)における出生数に最も近いのはどれか。
1.55万人2.105万人
3.155万人
4.205万人
【正解】2
1.(×)出生数は約105万人で、前年度に比べ約2万人減少した。
2.(○)出生数は約105万人で、前年度に比べ約2万人減少した。
3.(×)出生数は約105万人で、前年度に比べ約2万人減少した。
4.(×)出生数は約105万人で、前年度に比べ約2万人減少した。
2.(○)出生数は約105万人で、前年度に比べ約2万人減少した。
3.(×)出生数は約105万人で、前年度に比べ約2万人減少した。
4.(×)出生数は約105万人で、前年度に比べ約2万人減少した。
■普通の呼びかけで容易に開眼する場合、ジャパンコーマスケーによる評価はどれか。
1.Ⅰ-32.Ⅱ-10
3.Ⅱ-30
4.Ⅲ-100
【正解】2
1.(×)Ⅰ-3は、覚醒しているが、自分の名前、生年月日が言えない。
2.(○)Ⅱ-10は、普通の呼びかけで容易に開眼する。
3.(×)Ⅱ-30は痛み刺激を加えつつ、呼びかけを続けると辛うじて開眼する。
4.(×)Ⅲ-100は、痛みに対して払いのけるなどの動作をする。
2.(○)Ⅱ-10は、普通の呼びかけで容易に開眼する。
3.(×)Ⅱ-30は痛み刺激を加えつつ、呼びかけを続けると辛うじて開眼する。
4.(×)Ⅲ-100は、痛みに対して払いのけるなどの動作をする。
■高齢者の転倒による骨折が最も多い部位はどれか。
1.頭蓋骨2.肩甲骨
3.肋骨
4.尾骨
5.大腿骨
【正解】5
1.(×)
2.(×)
3.(×)
4.(×)
5.(○)高齢者が手をついて転倒した時は上腕骨骨折が起こりやすい。また手をつかなかった場合は大腿骨頸部骨折を起こしやすい。骨粗鬆症が起こりやすい海綿骨部の骨折が多い。
2.(×)
3.(×)
4.(×)
5.(○)高齢者が手をついて転倒した時は上腕骨骨折が起こりやすい。また手をつかなかった場合は大腿骨頸部骨折を起こしやすい。骨粗鬆症が起こりやすい海綿骨部の骨折が多い。
■陽圧に保った個室隔離が最も必要な状態はどれか。
1.排菌状態2.大量下血
3.免疫不全
4.低酸素血症
【正解】3
1.(×)陽圧に保つと菌が室外にばらまかれてしまう。
2.(×)大量下血では、隔離や室内の圧調節は必要ない。
3.(○)免疫不全では、室内への異物や細菌の侵入を防ぐために、陽圧に保った個室に隔離する。
4.(×)低酸素状態では、隔離や室内の圧調節は必要ない。
2.(×)大量下血では、隔離や室内の圧調節は必要ない。
3.(○)免疫不全では、室内への異物や細菌の侵入を防ぐために、陽圧に保った個室に隔離する。
4.(×)低酸素状態では、隔離や室内の圧調節は必要ない。
■ペニシリンの分類はどれか。
1.抗癌薬2.抗菌薬
3.抗炎症薬
4.抗ウイルス薬
【正解】2
1.(×)
2.(○)ペニシリンは抗菌薬である。
3.(×)
4.(×)
2.(○)ペニシリンは抗菌薬である。
3.(×)
4.(×)
■嚥下障害のある成人患者への食事の工夫で最も適切なのはどれか。
1.冷たい料理は温める。2.固い食材は細かく刻む。
3.汁物にはとろみをつける。
4.一口量はティースプーン半分を目安にする。
【正解】3
1.(×)冷たいものは冷たく、温かいものは温かくする。
2.(×)細かく刻むと口腔内で散らばり、むせの原因になる。
3.(○)嚥下しやすいようにとろみをつける。
4.(×)ティースプーン半分では量が少なく、帰って飲みこみにくい。
2.(×)細かく刻むと口腔内で散らばり、むせの原因になる。
3.(○)嚥下しやすいようにとろみをつける。
4.(×)ティースプーン半分では量が少なく、帰って飲みこみにくい。
■経鼻胃管の先端が胃内に留置されていることを確認する方法はどれか。
1.挿入した経鼻胃管の長さの確認2.口腔内の観察
3.胃液の吸引
4.水の注入
【正解】3
1.(×)長さだけでは確認できない。
2.(×)口腔内の観察では、咽頭を通過したかどうかを確認できるが、胃に入ったかどうかは確認できない。
3.(○)胃液が吸引されるか、あるいは空気を注入して気泡音が聴取できるかで確認する。
4.(×)水が誤って気管に入ってしまうと肺炎の原因になってしまう。
2.(×)口腔内の観察では、咽頭を通過したかどうかを確認できるが、胃に入ったかどうかは確認できない。
3.(○)胃液が吸引されるか、あるいは空気を注入して気泡音が聴取できるかで確認する。
4.(×)水が誤って気管に入ってしまうと肺炎の原因になってしまう。
■注射針の太さの単位はどれか。
1.ゲージ2.アンプル
3.フレンチ
4.バイアル
【正解】1
1.(○)注射針の太さはゲージで表示される。数字が大きいほど針が細いことを示す。
2.(×)
3.(×)
4.(×)
2.(×)
3.(×)
4.(×)
■深達度による褥瘡分類で、組織欠損が皮下組織にまで及ぶのはどれか。
1.ステージI2.ステージII
3.ステージIII
4.ステージIV
【正解】3
1.(×)消退しない発赤を伴う、損傷のない皮膚。
2.(×)浅い開放潰瘍として現れる真皮の部分欠損。
3.(○)全層組織欠損。皮下脂肪は確認できるが、骨、腱、筋肉は露出していないことがある。
4.(×)骨、腱、筋肉の露出を伴う全層組織欠損。
2.(×)浅い開放潰瘍として現れる真皮の部分欠損。
3.(○)全層組織欠損。皮下脂肪は確認できるが、骨、腱、筋肉は露出していないことがある。
4.(×)骨、腱、筋肉の露出を伴う全層組織欠損。
■日本の将来推計人口で2020年の65歳以上人口が総人口に占める割合に最も近いのはどれか。
1.0.152.0.3
3.0.45
4.0.6
【正解】2
1.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
2.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
3.(○)6か月の乳児が自分で頸部をぶつけるのは考えにくく、虐待が疑われる。
4.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
2.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
3.(○)6か月の乳児が自分で頸部をぶつけるのは考えにくく、虐待が疑われる。
4.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
■日本の平成22年(2010年)における傷病別にみた通院者率が男女ともに最も高いのはどれか。
1.腰痛症2.高血圧症
3.歯の病気
4.眼の病気
【正解】2
1.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
2.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
3.(○)6か月の乳児が自分で頸部をぶつけるのは考えにくく、虐待が疑われる。
4.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
2.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
3.(○)6か月の乳児が自分で頸部をぶつけるのは考えにくく、虐待が疑われる。
4.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
■国民健康保険の保険者はどれか。
1.国2.都道府県
3.市町村
4.健康保険組合
【正解】3
1.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
2.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
3.(○)6か月の乳児が自分で頸部をぶつけるのは考えにくく、虐待が疑われる。
4.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
2.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
3.(○)6か月の乳児が自分で頸部をぶつけるのは考えにくく、虐待が疑われる。
4.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
■医療従事者による十分な説明に基づく患者の同意を示すのはどれか。
1.エンパワメント2.コンプライアンス
3.リスクマネジメント
4.インフォームド・コンセント
【正解】4
1.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
2.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
3.(○)6か月の乳児が自分で頸部をぶつけるのは考えにくく、虐待が疑われる。
4.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
2.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
3.(○)6か月の乳児が自分で頸部をぶつけるのは考えにくく、虐待が疑われる。
4.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
■受精から着床開始までの期間はどれか。
1.1~2日2.6~7日
3.13~14日
4.20~21日
【正解】2
1.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
2.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
3.(○)6か月の乳児が自分で頸部をぶつけるのは考えにくく、虐待が疑われる。
4.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
2.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
3.(○)6か月の乳児が自分で頸部をぶつけるのは考えにくく、虐待が疑われる。
4.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
■思春期の子どもの親に対する行動の特徴で適切なのはどれか。
1.親からの干渉を嫌うようになる。2.親と離れると不安な様子になる。
3.親に秘密を打ち明けるようになる。
4.親からの助言を素直に聞けるようになる。
【正解】1
1.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
2.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
3.(○)6か月の乳児が自分で頸部をぶつけるのは考えにくく、虐待が疑われる。
4.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
2.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
3.(○)6か月の乳児が自分で頸部をぶつけるのは考えにくく、虐待が疑われる。
4.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
■加齢によって衰えやすい機能はどれか。
1.記銘カ2.洞祭カ
3.判断カ
4.統合力
【正解】1
1.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
2.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
3.(○)6か月の乳児が自分で頸部をぶつけるのは考えにくく、虐待が疑われる。
4.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
2.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
3.(○)6か月の乳児が自分で頸部をぶつけるのは考えにくく、虐待が疑われる。
4.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
■要介護者に対し看護、医学的管理の下において必要な医療や日常生活上の世話を行う施設はどれか。
1.授産施設2.保健センター
3.介護老人保健施設
4.特別養護老人ホーム
【正解】3
1.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
2.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
3.(○)6か月の乳児が自分で頸部をぶつけるのは考えにくく、虐待が疑われる。
4.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
2.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
3.(○)6か月の乳児が自分で頸部をぶつけるのは考えにくく、虐待が疑われる。
4.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
■機能別看護方式の説明で正しいのはどれか。
1.1人の看護師が毎日異なる患者を受け持つ。2.内容別に分類した看護業務を複数の看護師が分担して実施する。
3.1人の看護師が1人の患者を入院から退院まで継続して受け持つ。
4.患者をいくつかのグループに分け、各グループを専属の看護師チームが受け持つ。
【正解】2
1.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
2.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
3.(○)6か月の乳児が自分で頸部をぶつけるのは考えにくく、虐待が疑われる。
4.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
2.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
3.(○)6か月の乳児が自分で頸部をぶつけるのは考えにくく、虐待が疑われる。
4.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
■免疫機能に関与する細胞はどれか。
1.血小板2.白血球
3.網赤血球
4.成熟赤血球
【正解】2
1.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
2.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
3.(○)6か月の乳児が自分で頸部をぶつけるのは考えにくく、虐待が疑われる。
4.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
2.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
3.(○)6か月の乳児が自分で頸部をぶつけるのは考えにくく、虐待が疑われる。
4.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
■月経周期が順調な場合、最終月経の初日を0日とすると分娩予定日はどれか。
1.240日目2.280日目
3.320日目
4.360日目
【正解】2
1.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
2.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
3.(○)6か月の乳児が自分で頸部をぶつけるのは考えにくく、虐待が疑われる。
4.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
2.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
3.(○)6か月の乳児が自分で頸部をぶつけるのは考えにくく、虐待が疑われる。
4.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
■胸管で正しいのはどれか。
1.弁がない。2.静脈角に合流する。
3.癌細胞は流入しない。
4.主に蛋白質を輸送する。
【正解】2
1.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
2.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
3.(○)6か月の乳児が自分で頸部をぶつけるのは考えにくく、虐待が疑われる。
4.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
2.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
3.(○)6か月の乳児が自分で頸部をぶつけるのは考えにくく、虐待が疑われる。
4.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
■伸張反射の構成要素はどれか。2つ選べ。
1.骨膜2.筋紡錘
3.腱紡錘
4.脊髄側角
5.運動神経
【正解】2,5
1.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
2.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
3.(○)6か月の乳児が自分で頸部をぶつけるのは考えにくく、虐待が疑われる。
4.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
2.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
3.(○)6か月の乳児が自分で頸部をぶつけるのは考えにくく、虐待が疑われる。
4.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
■内臓痛が生じるのはどれか。
1.臓器の切開2.管腔臓器の受動的な過伸展
3.細胞内カリウムイオン濃度の上昇
4.細胞外ナトリウムイオン濃度の上昇
【正解】2
1.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
2.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
3.(○)6か月の乳児が自分で頸部をぶつけるのは考えにくく、虐待が疑われる。
4.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
2.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
3.(○)6か月の乳児が自分で頸部をぶつけるのは考えにくく、虐待が疑われる。
4.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
■膀胱で正しいのはどれか。
1.漿膜で覆われている。2.直腸の後方に存在する。
3.粘膜は移行上皮である。
4.筋層は2層構造である。
【正解】3
1.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
2.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
3.(○)6か月の乳児が自分で頸部をぶつけるのは考えにくく、虐待が疑われる。
4.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
2.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
3.(○)6か月の乳児が自分で頸部をぶつけるのは考えにくく、虐待が疑われる。
4.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
■女子の思春期におけるエストロゲン作用で正しいものはどれか。
1.身長の増加2.体重の増加
3.骨端線の閉鎖
4.陰毛発生
5.筋肉増量
【正解】3
1(×)エストロゲンに身長促進作用はない。
2(×)体重増加作用もないが肥満は初経を発来させやすい。
3(○)エストロゲンは骨端線を閉鎖させ身長をとめる作用がある。他に乳房発育や初経の発来など。
4(×)陰毛発生は副腎アンドロゲンの作用である。
5(×)筋肉増量は成長ホルモンやアンドロゲンの作用である。
■血栓が存在することによって脳塞栓症を引き起こす可能性があるのはどれか。
1.右心室2.左心房
3.腎動脈
4.上大静脈
5.大腿静脈
【正解】2
1.(×)肺塞栓症の原因になる。
2.(○)脳塞栓症の原因になる。
3.(×)腎梗塞の原因になる。
4.(×)肺塞栓症の原因になる。
5.(×)静脈血栓塞栓症の原因になる。
2.(○)脳塞栓症の原因になる。
3.(×)腎梗塞の原因になる。
4.(×)肺塞栓症の原因になる。
5.(×)静脈血栓塞栓症の原因になる。
■抗コリン薬の投与が禁忌の疾患はどれか。2つ選べ。
1.疥癬2.緑内障
3.大腿骨骨折
4.前立腺肥大症
5.前頭側頭型認知症
【正解】2,4
1.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
2.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
3.(○)6か月の乳児が自分で頸部をぶつけるのは考えにくく、虐待が疑われる。
4.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
2.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
3.(○)6か月の乳児が自分で頸部をぶつけるのは考えにくく、虐待が疑われる。
4.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
■減少すると創傷の治癒が遅延するものはどれか。二つ選べ。
1.酸素2.アンモニア
3.アルブミン
4.血糖
5.尿酸
【正解】1,3
1(○)酸素が不足すると細胞のエネルギーが減少して治癒遅延の原因になる。
2(×)アンモニアの上昇から肝性脳症が見られる。
3(○)血液中のアルブミンや蛋白質は創傷治癒に関与する。よってアルブミンが減少すると創傷遅延がみられる。
4(×)糖尿病では治癒遅延がみられる。
5(×)尿酸値は特に関与しない。
■病的な黄疸でないのはどれか。
1.閉塞性黄疸2.溶血性黄疸
3.新生児生理的黄疸
4.母乳性黄疸
5.肝細胞性黄疸
【正解】3
1(○)閉塞性黄疸は、胆道系の閉塞により、胆汁が十二指腸へ流出しないためにおこる。直接ビリルビンの上昇、血清コレステロールの上昇、アルカリホスファターゼの上昇がみられ、プロトロンビン時間は延長する。
2(○)溶血性黄疸は、ビリルビンの産生過剰によっておこる病的な黄疸である。中でも母児間血液型不適合によるものが最も多い。
3(×)新生児生理的黄疸は、生後2、3日目から肉眼的に出現し、生後4、5日頃にピークとなるが、生後7日目以降は自然に消退し、特別な治療は要さない黄疸をいう。
4(○)母乳性黄疸は新生児にみられる病的黄疸で、生後7?10日頃から黄疸が増強し、持続するものをいう。母乳を中止すると、48時間以内にビリルビン値が急速に低下する。
5(○)肝細胞性黄疸は肝硬変などで肝臓においてビリルビン代謝が正常に行われず黄疸が出現した状態である。間接ビリルビンと直接ビリルビンが上昇する。
■慢性腎臓病(CKD)からのリスクでみられやすい病態はどれか。
1.脳血管障害2.心血管疾患
3.慢性呼吸器疾患
4.悪性腫瘍
【正解】2
1?4.近年糖尿病性腎症他を慢性腎臓病の1つと考え治療することが試みられ、国家試験でも104回103回と連続して出題された。慢性腎臓病とは糖尿病などの減疾患にGFRとアルブミン尿を考慮しステージ分類をして治療していく方法である。病態の進行から虚血性心疾患などの心血管疾患のリスクが高くなる。
■終末期の患者の妻は患者の死期が近いことを受け入れがたい状態である。妻の気持ちを受容する看護師の言動として最も通切なのはどれか。
1.「今がつらいときですね」2.「死を受け入れるしかないと思いますよ」
3.「最期にしてあげたいことを考えましょう」
4.「亡くなった後の準備をすぐに始めましょう」
【正解】1
1.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
2.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
3.(○)6か月の乳児が自分で頸部をぶつけるのは考えにくく、虐待が疑われる。
4.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
2.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
3.(○)6か月の乳児が自分で頸部をぶつけるのは考えにくく、虐待が疑われる。
4.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
■血液の付着した注射針を廃棄する容器はどれか。
1.黄色バイオハザードマーク付きの容器2.橙色バイオハザードマーク付きの容器
3.赤色バイオハザードマーク付きの容器
4.非感染性廃棄物用の容器
【正解】1
1.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
2.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
3.(○)6か月の乳児が自分で頸部をぶつけるのは考えにくく、虐待が疑われる。
4.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
2.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
3.(○)6か月の乳児が自分で頸部をぶつけるのは考えにくく、虐待が疑われる。
4.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
■与薬方法で正しいのはどれか。
1.筋肉内注射は大殿筋に行う。2.点眼楽は下眼瞼結膜の中央に滴下する。
3.バッカル錠は、かんでから飲み込むよう促す。
4.口腔内に溜まった吸入薬は飲み込むよう促す。
【正解】2
1.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
2.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
3.(○)6か月の乳児が自分で頸部をぶつけるのは考えにくく、虐待が疑われる。
4.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
2.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
3.(○)6か月の乳児が自分で頸部をぶつけるのは考えにくく、虐待が疑われる。
4.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
■看護師の人員配置基準について定めた法律はどれか。
1.医療法2.労働基準法
3.保健師助産師看護師法
4.看護師等の人材確保の促進に関する法律
【正解】1
1.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
2.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
3.(○)6か月の乳児が自分で頸部をぶつけるのは考えにくく、虐待が疑われる。
4.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
2.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
3.(○)6か月の乳児が自分で頸部をぶつけるのは考えにくく、虐待が疑われる。
4.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
■5%のクロルヘキシジングルコン酸塩を用いて0.2%希釈液2,000mLをつくるのに必要な薬液量を求めよ。ただし、小数点以下の数値が得られた場合には、小数点以下第1位を四捨五入すること。解答:①②mL
1234【正解】8
1.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
2.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
3.(○)6か月の乳児が自分で頸部をぶつけるのは考えにくく、虐待が疑われる。
4.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
2.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
3.(○)6か月の乳児が自分で頸部をぶつけるのは考えにくく、虐待が疑われる。
4.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
■Aさんは在宅療養をしており、皮下埋め込み式ポートから高カロリー輸液を間欠的に注入している。訪問看護師がAさんに行う日常生活の指導内容として適切なのはどれか。
1.穿刺針の固定は不要である2.披針した当日の入浴はできない
3.穿刺針は一般廃棄物として処理する
4.刺入部の発赤を認めた場合は訪問看護師に連絡する
【正解】4
1.(×)穿刺針は固定する。
2.(×)抜針部位をドレッシング剤で密封すれば、当日の入浴は可能である。
3.(×)穿刺針は医療廃棄物なので、病院に返却する。
4.(○)感染兆候なので訪問看護師に報告する。
2.(×)抜針部位をドレッシング剤で密封すれば、当日の入浴は可能である。
3.(×)穿刺針は医療廃棄物なので、病院に返却する。
4.(○)感染兆候なので訪問看護師に報告する。
■Aさん(48歳、女性)は重症筋無力症を5年前に発症し、初期から副腎皮質ステロイドの内服治療を受けて自宅で生活している。現在は、眼瞼下垂、複視および上下肢の筋力低下がある。日中は、時間をかければ身の回りのことはできている。月1回の外来受診は強い疲労を伴う。夫とは離婚し、高校生の長女と2人で暮らしている。また、訪問サービスは訪問看護のみを利用している。
Aさんは「最近、口の中が痛いし、食事もおいしくない」と言う。口角に発赤があり、舌、上口蓋および頬粘膜に白色のものが付着して、その一部に出血がみられる。Aさんの症状の原因として最も可能性が高いのはどれか。
1.う蝕2.歯周病
3.口腔乾燥症
4.鵞口瘡〈口腔カンジダ症〉
【正解】4
4.(○)上口蓋、頬粘膜の白色物は鵞口瘡の症状である。副腎皮質ステロイドによる免疫抑制で生じたと考えられる。
■Aさん(48歳、女性)は重症筋無力症を5年前に発症し、初期から副腎皮質ステロイドの内服治療を受けて自宅で生活している。現在は、眼瞼下垂、複視および上下肢の筋力低下がある。日中は、時間をかければ身の回りのことはできている。月1回の外来受診は強い疲労を伴う。夫とは離婚し、高校生の長女と2人で暮らしている。また、訪問サービスは訪問看護のみを利用している。
Aさんがセルフケア能力を維持して、口腔内の清潔を保つための訪問看護師の対応で適切なのはどれか。2つ選べ。
1.歯磨きの自助具を紹介する2.含漱はしないよう指導する
3.筋力低下の日内差について尋ねる
4.長女が口腔ケアを行うよう助言する。
5.歯磨きは食事の前後に行うよう指導する
【正解】1,3
1.(○)上肢の筋力低下を補うための自助具を紹介する。
2.(×)含嗽で口腔内を清潔に保つことが必要である。
3.(○)筋力低下の日内変動を考慮して、日常生活の計画を立てる。
4.(×)可能な限り自分で口腔ケアを行う。
5.(×)歯磨きは食後に行う。
2.(×)含嗽で口腔内を清潔に保つことが必要である。
3.(○)筋力低下の日内変動を考慮して、日常生活の計画を立てる。
4.(×)可能な限り自分で口腔ケアを行う。
5.(×)歯磨きは食後に行う。
■Aさん(48歳、女性)は重症筋無力症を5年前に発症し、初期から副腎皮質ステロイドの内服治療を受けて自宅で生活している。現在は、眼瞼下垂、複視および上下肢の筋力低下がある。日中は、時間をかければ身の回りのことはできている。月1回の外来受診は強い疲労を伴う。夫とは離婚し、高校生の長女と2人で暮らしている。また、訪問サービスは訪問看護のみを利用している。
Aさんは「娘との生活を続けるために私も頑張らなくてはいけないと思っている」と言う。
訪問看護師のAさんへの対応で適切なのはどれか。
1.「Aさんの頑張り次第です」2.「将来は娘さんに介護してもらいましょう」
3.「将来は施設に入所することを考えましょう」
4.「ホームヘルパーの支援を受けることも考えましょう」
【正解】4
1.(×)頑張ってもできることには限界がある。
2.(×)将来どうするかは、本人と娘が相談して決めることである。
3.(×)「生活を続けるために頑張りたい」と話すAさんを尊重した対応が必要である。
4.(○)部分的な社会的支援を得ながら自立することが大切である。
2.(×)将来どうするかは、本人と娘が相談して決めることである。
3.(×)「生活を続けるために頑張りたい」と話すAさんを尊重した対応が必要である。
4.(○)部分的な社会的支援を得ながら自立することが大切である。
■Aさん(78歳)は妻(76歳)と2人で暮らしている。糖尿病と診断されている。認知症ではない。主治医の指示で、インスリン自己注射を指導するために訪問看護が導入された。Aさんは「針が怖いから、看護師さんが注射してください」と言う。Aさんへの訪問看護師の対応で適切なのはどれか。
1.針は細いので怖くないです2.一緒に少しずつやっていきましょう
3.注射ができないと家での療養は難しくなります
4.そうですね。Aさんも奥さんもしなくていいです
【正解】2
1.(×)患者の「怖い」という気持ちをまず受け止める。
2.(○)患者の不安を和らげる対応である。
3.(×)注射が不安だという患者をさらに脅してはならない。
4.(×)インスリン自己注射ができないと、自宅療養は難しい。
2.(○)患者の不安を和らげる対応である。
3.(×)注射が不安だという患者をさらに脅してはならない。
4.(×)インスリン自己注射ができないと、自宅療養は難しい。
■不規則交替勤務者に起こりやすいのはどれか。
1.再生不良性貧血2.食道アカラシア
3.サルコイドーシス
4.睡眠相後退症候群
【正解】4
睡眠相後退症候群とは、慢性的な睡眠のタイミングの障害である。睡眠・覚醒リズムが健常者のようにうまく同調しないために、夜なかなか寝付かれず、朝起きられなくなる。不規則交替制勤務者に起こりやすい疾患である。
■35歳の男性。震度6強の地震発生36時間後、がれきの下から救出され、病院に搬入された。長時間大腿部が圧迫されていたため、下肢に知覚・運動障害を認めたが、意識は清明で呼吸と循環動態とは安定していた。入院後、両下肢が著しく腫脹し、赤褐色尿を認め、全身状態が急速に悪化した。血液検査で血清クレアチニンキナーゼ値(CK)と血清カリウム値が急激に上昇した。最も考えられるのはどれか。
1.PTSD2.深部静脈血栓症
3.ネフローゼ症候群
4.挫滅症候群(クラッシュシンドローム)
【正解】4
長時間大腿部が圧迫された後に全身状態が悪化し、血清CKとカリウム値が上昇したことから、挫滅症候群(筋肉の組織が大量に破壊され、CK・K値が上昇し心室細動や腎不全を発症して死に至る)である可能性が高い。
■非小細胞肺癌で化学療法を初めて受けた患者。治療開始10日目の血液データは、赤血球300万/μl、Hb11.8g/dl、白血球1,000/μl、血小板12万/μl、クレアチニン1.0mg/dlであった。この時期に最も注意して観察するのはどれか。
1.色素沈着2.尿量減少
3.感染徴候
4.出血傾向
【正解】3
1.(×)色素沈着に関する情報はない。
2.(×)尿量減少に関する情報はない。
3.(○)白血球1,000/μlより、感染の危険性が高い。
4.(×)血小板12万/μlは基準値13万~40万を下回っているが、一般に出血傾向を示す5万を下回ってはいない。
2.(×)尿量減少に関する情報はない。
3.(○)白血球1,000/μlより、感染の危険性が高い。
4.(×)血小板12万/μlは基準値13万~40万を下回っているが、一般に出血傾向を示す5万を下回ってはいない。
■65歳の男性。急性心筋梗塞発症後1日。急性期リハビリテーションで優先されるのはどれか
1.廃用症候群の予防2.運動習慣の形成
3.職業復帰の促進
4.食習慣の確立
【正解】1
1.(○)心筋梗塞における急性期リハビリテーションの目的は、ICUや病棟内での生活の拡大と廃用症候群(体を動かさないことによって起こる体の不調や障害)の予防である。
2.3.4.(×)社会復帰を目標に行う回復期リハビリテーションである。主にリハビリテーション室で行われる。
2.3.4.(×)社会復帰を目標に行う回復期リハビリテーションである。主にリハビリテーション室で行われる。
■癌性疼痛で硫酸モルヒネ徐放錠を1日2回(9時、21時)内服している患者が19時に痛みを訴えた。このときの対応で最も適切なのはどれか。
1.睡眠導入薬の内服2.塩酸モルヒネ水の内服
3.ペンタゾシンの筋肉内注射
4.21時の硫酸モルヒネ徐放錠を早めに内服
【正解】2
1.(×)硫酸モルヒネ(オピオイド)を使用しても痛みが増強する場合は、睡眠導入剤では効果はない。
2.(○)速やかに痛みをとる目的で、レスキュー(臨時追加投与)で塩酸モルヒネを用いることがのぞましい。患者は内服できるので、塩酸モルヒネ水が適切である。
3.(×)オピオイドを用いている患者に、オピオイドよりも効果の低いペンタゾシンを用いても効果はない。
4.(×)徐放剤には速効性はない。また定時に内服するのが原則である。
2.(○)速やかに痛みをとる目的で、レスキュー(臨時追加投与)で塩酸モルヒネを用いることがのぞましい。患者は内服できるので、塩酸モルヒネ水が適切である。
3.(×)オピオイドを用いている患者に、オピオイドよりも効果の低いペンタゾシンを用いても効果はない。
4.(×)徐放剤には速効性はない。また定時に内服するのが原則である。
■Aさん(66歳、男性)は妻と2人で暮らしている。Aさんは、会社を1年前に定年退職した後、ほとんど外出せず、生活が不規則になり不眠傾向になった。特定健康診査の際、Aさんは「これまで、仕事だけを一生懸命やってきた。家事はやる気にならない」と言い、一緒に来た妻は「このまま体が弱ってしまうのではないか」と言っている。Aさんへの看護師の助言で最も適切なのはどれか。
1.「家事を分担してはいかがですか」2.「疲れるまで運動してはいかがですか」
3.「睡眠導入薬について医師と相談してはいかがですか」
4.「参加できそうな趣味のグループを探してはいかがですか」
【正解】4
1.(×)「家事はやる気にならない」というAさんの訴えを受け止めていない発言である。
2.(×)ほとんど外出しないAさんにとって、疲れるまで運動するというのは、目標が高すぎる。
3.(×)まず、日常生活のなかで工夫できる点がないかどうかを探す方が先である。
4.(○)仕事のかわりに打ち込めるものを探し、参加することで、生活のリズムが改善される可能性がある。
2.(×)ほとんど外出しないAさんにとって、疲れるまで運動するというのは、目標が高すぎる。
3.(×)まず、日常生活のなかで工夫できる点がないかどうかを探す方が先である。
4.(○)仕事のかわりに打ち込めるものを探し、参加することで、生活のリズムが改善される可能性がある。
■老年期の免疫機能の特徴で正しいのはどれか。
1.T細胞は減少する。2.B細胞は増加する。
3.自己抗体の産生は低下する。
4.外来抗原に対する抗体の産生は亢進する。
【正解】1
1.(○)癌細胞を攻撃したり、感染した細胞を攻撃するT細胞が減少するため、癌にかかりやすくなったり、日和見感染を発症しやすくなる。
2.(×)抗体を産生するB細胞が減少し、感染症にかかりやすくなる。
3.(×)老化とともに自己抗体は増加する。
4.(×)外来抗原(異物)に対する抗体の産生は減少する。
2.(×)抗体を産生するB細胞が減少し、感染症にかかりやすくなる。
3.(×)老化とともに自己抗体は増加する。
4.(×)外来抗原(異物)に対する抗体の産生は減少する。
■パーキンソン病患者がすくみ足を軽減させる練習をするときに、看護師が行う助言で適切なのはどれか。
1.歩行器を使うよう勧める。2.メトロノームを使うよう勧める。
3.補助者と手をつないで歩くよう勧める。
4.歩行時はかかとから足をつくよう勧める。
【正解】2
1.(×)歩行器を使うと転倒を防ぐことはできるが、すくみ足を軽減させることはできない。
2.(○)リズムや音楽に合わせたり、歩幅の目印に沿ったりして歩くことを勧める。
3.(×)補助者と手をつなぐことは、姿勢を安定させるうえで役立つが、すくみ足を軽減させることはできない。
4.(×)かかとから歩行することは歩容の安定に役立つが、すくみ足を軽減させることはできない。
2.(○)リズムや音楽に合わせたり、歩幅の目印に沿ったりして歩くことを勧める。
3.(×)補助者と手をつなぐことは、姿勢を安定させるうえで役立つが、すくみ足を軽減させることはできない。
4.(×)かかとから歩行することは歩容の安定に役立つが、すくみ足を軽減させることはできない。
■Aさん(84歳、女性)は大腿骨頸部骨折で入院した。何度か転倒したことがあり、「食事後、立ち上がるとめまいがし、ふらついてしまう」と言う、Aさんの転倒の原因を検討するために、筋力と使用している薬剤とを確認した。他に把握すべき情報として優先度が高いのはどれか。
1.視力2.血圧
3.呼吸状態
4.足背動脈の触知の左右差
【正解】2
1.(×)めまい、ふらつきに視力が関係しているとは考えにくい。
2.(○)起立性低血圧の可能性があるため、血圧やその変動を把握する必要がある。
3.(×)めまい、ふらつきに呼吸状態が関係しているとは考えにくい。
4.(×)若い女性に多い大動脈炎症候群では、大動脈の炎症によって血管内腔が狭くなり、意識障害や上肢の血圧の左右差、上肢の脈拍触知の左右差みられる。
2.(○)起立性低血圧の可能性があるため、血圧やその変動を把握する必要がある。
3.(×)めまい、ふらつきに呼吸状態が関係しているとは考えにくい。
4.(×)若い女性に多い大動脈炎症候群では、大動脈の炎症によって血管内腔が狭くなり、意識障害や上肢の血圧の左右差、上肢の脈拍触知の左右差みられる。
■親の介護を行うことになった夫婦のうち、家族発達理論に基づき介護力が最も強いと考えられるのはどれか。
1.子どものない20代の新婚の夫婦2.1歳の子どもがいる30代の夫婦
3.大学生の子どもがいる50代の夫婦
4.子どもが独立したあとの70代の夫婦
【正解】3
1.(×)「新婚期(結婚から第1子誕生まで)」に入ったばかりで、夫婦の生活を作り上げるという発達課題に取り組んでいる最中なので、夫婦の介護力は高くない。
2.(×)「養育期(乳幼児をもつ家族)」に入ったばかりで、乳幼児を中心とした生活を作る発達課題に取り組んでいる最中なので、夫婦の介護力は高くない。
3.(○)「教育期(後期:10代の子どもをもつ家族)」の後期にあたり、家族の発達課題が一段落していると考えられるため、夫婦の介護力は高いと判断する。
4.(×)「充実期」の後期にあたり、夫婦2人の生活を作り上げていると考えられるが、夫婦が高齢であることから、介護力は高くない。
2.(×)「養育期(乳幼児をもつ家族)」に入ったばかりで、乳幼児を中心とした生活を作る発達課題に取り組んでいる最中なので、夫婦の介護力は高くない。
3.(○)「教育期(後期:10代の子どもをもつ家族)」の後期にあたり、家族の発達課題が一段落していると考えられるため、夫婦の介護力は高いと判断する。
4.(×)「充実期」の後期にあたり、夫婦2人の生活を作り上げていると考えられるが、夫婦が高齢であることから、介護力は高くない。
■Aちゃん(6歳、男児)は、4人部屋に入院し、初めての入院で緊張している。Aちゃんへの対応で適切なのはどれか。2つ選べ。
1.入院についてどのように理解しているか確認する。2.入院中は家族より医療者と過ごす時間を多くする。
3.苦痛を伴う処置を実施するときの説明は直前にする。
4.家庭で使用していたおもちゃで遊べるようにする。
5.カーテンを閉めて一人になれるようにする。
【正解】1,4
1.(○)Aちゃんの入院への思いを確認し、看護に役立てる。
2.(×)入院中は家族とできるだけ過ごせるようにする。
3.(×)6歳なので、事前説明が可能である。怖がらせないように安心感を与えるようにする。
4.(○)愛着のあるおもちゃで遊べるようにする。
5.(×)Aちゃんを孤独な環境におかず、他児が観察できるようにする。
2.(×)入院中は家族とできるだけ過ごせるようにする。
3.(×)6歳なので、事前説明が可能である。怖がらせないように安心感を与えるようにする。
4.(○)愛着のあるおもちゃで遊べるようにする。
5.(×)Aちゃんを孤独な環境におかず、他児が観察できるようにする。
■Aちゃん(6歳、男児)は、3歳ころから扁桃炎を繰り返し、今回、扁桃摘出術を受けるために入院した。Aちゃんに入院経験はあるが、手術を受けるのは初めてである。Aちゃんは検査を抵抗することなく受けている。看護師が入院時のオリエンテーションを行うと、Aちゃんは緊張した様子もなく、おもちゃで遊びながら「手術って何するの」と聞いてきた。Aちゃんへの説明で最も適切なのはどれか。
1.「眠っている間に終わるよ」2.「Aちゃんは強いから大丈夫だよ」
3.「のどの腫れているところを取るよ」
4.「全身麻酔をかけて扁桃を摘出するよ」
【正解】3
1.(×)Aちゃんの疑問に答えていない。
2.(×)Aちゃんの疑問に答えていない。
3.(○)Aちゃんの疑問に分かりやすく答えている。
4.(×)専門用語が多く、6歳児の理解の範囲を超えている。
2.(×)Aちゃんの疑問に答えていない。
3.(○)Aちゃんの疑問に分かりやすく答えている。
4.(×)専門用語が多く、6歳児の理解の範囲を超えている。
■Aちゃん(6歳、男児)は、3歳ころから扁桃炎を繰り返し、今回、扁桃摘出術を受けるために入院した。Aちゃんに入院経験はあるが、手術を受けるのは初めてである。Aちゃんは検査を抵抗することなく受けている。手術は無事に終了し、Aちゃんは病室に戻ってきた。バイタルサインは安定している。Aちゃんへの看護で適切なのはどれか。
1.前頸部に冷罨法を行う。2.頭部を動かさないように伝える。
3.口腔内の分泌物は飲み込むように伝える。
4.Aちゃんが声を出さないように声かけを控える。
【正解】1
1.(○)創部の疼痛と腫脹を抑える目的で前頸部に冷罨法を行う。
2.(×)頭部を動かしてもよい。
3.(×)創部の安静をはかるため、口腔内の分泌物は喀出する。
4.(×)Aちゃんを安心させる目的で、声かけは十分に行う。
2.(×)頭部を動かしてもよい。
3.(×)創部の安静をはかるため、口腔内の分泌物は喀出する。
4.(×)Aちゃんを安心させる目的で、声かけは十分に行う。
■Aちゃん(6歳、男児)は、3歳ころから扁桃炎を繰り返し、今回、扁桃摘出術を受けるために入院した。Aちゃんに入院経験はあるが、手術を受けるのは初めてである。Aちゃんは検査を抵抗することなく受けている。術後6日、経過は良好である。退院後の留意点として母親に説明する内容で適切なのはどれか。
1.「入浴はさせないでください」2.「痛みは我慢させてください」
3.「固い食べ物は避けましょう」
4.「横向きで寝かせるようにしましょう」
【正解】3
1.(×)入浴は可能である。
2.(×)痛みが増強することがあったら受診する。
3.(○)創部を傷つけないために、軟食を摂って出血などがないか様子をみる。
4.(×)睡眠時の体位に制限はない。
2.(×)痛みが増強することがあったら受診する。
3.(○)創部を傷つけないために、軟食を摂って出血などがないか様子をみる。
4.(×)睡眠時の体位に制限はない。
■A君(8歳、男児)は、先天性内反足の手術後、両下腿のギプス固定を行う予定である。手術前にA君に対してギプス固定後の日常生活に関する説明をすることになった。A君に対する看護師の説明で道切なのはどれか。
1.「シャワー浴はやめておきましょう」2.「ギプスの部分を高くしておきましょう」
3.「足のゆびを動かさないようにしましょう」
4.「ギブスを外すまでベッドの上で過ごしましょう」
【正解】2
1.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
2.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
3.(○)6か月の乳児が自分で頸部をぶつけるのは考えにくく、虐待が疑われる。
4.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
2.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
3.(○)6か月の乳児が自分で頸部をぶつけるのは考えにくく、虐待が疑われる。
4.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
■産前産後の休業を保障しているのはどれか。
1.労働基準法2.母子保健法
3.母体保護法
4.男女共同参画社会基本法
【正解】1
1.(○)労働基準法第65条において「産前産後の休業保障」、「妊娠中の軽易業務への転換」が規定されている。
2.(×)母子保健法は、妊婦健康診査、妊娠の届け出、母子健康手帳の交付等について規定している。
3.(×)母体保護法は不妊手術および人工妊娠中絶に関する事項を定めている。
4.(×)男女共同参画社会基本法は、男女共同参画社会の形成を総合的かつ計画的に推進することを目的としている。
2.(×)母子保健法は、妊婦健康診査、妊娠の届け出、母子健康手帳の交付等について規定している。
3.(×)母体保護法は不妊手術および人工妊娠中絶に関する事項を定めている。
4.(×)男女共同参画社会基本法は、男女共同参画社会の形成を総合的かつ計画的に推進することを目的としている。
■生後1日の女児。在胎39週5日、正常分娩で出生した。出生時体重3,300g。
今朝の観察では体重3,150g。体温37.0 ℃。呼吸数50/分。心拍数140/分。顔面に少量の点状出血、少量の性器出血と暗緑色の便が多量に見られる。
生後3日。体重3,100g。体温37.2℃。呼吸数32/分。心拍数130/分。顔面から胸にかけて皮膚の黄染がみられる。血清総ピリルビン9mg/dl。排尿6回、排便3回。母子同室で母乳のみを哺乳している。母親は「赤ちゃんの皮膚が昨日よりも黄色くなってきたようです」と言う。対応で適切なのはどれか。
1.「正常な範囲の黄疸ですよ」2.「新生児室で経過をみましよう」
3.「母乳による黄疸かもしれませんね」
4.「母乳の量が足りないかもしれませんね」
【正解】1
1.(○)生理的黄疸として、生後2~3日に出現し、4~5日でピークになる。生後3日目のビリルビン値としては、正常内である。
2.(×)正常値であるが今後上昇する可能性があるため観察が必要であるが、現時点で母子同室を解除する必要はない。
3.(×)母乳栄養であれば、母乳に含まれるホルモン作用で黄疸が強くなることがあるが、今の状況では適さない。
4.(×)皮膚黄染やビリルビン値は正常内のことで、母乳量を判断することではない。
2.(×)正常値であるが今後上昇する可能性があるため観察が必要であるが、現時点で母子同室を解除する必要はない。
3.(×)母乳栄養であれば、母乳に含まれるホルモン作用で黄疸が強くなることがあるが、今の状況では適さない。
4.(×)皮膚黄染やビリルビン値は正常内のことで、母乳量を判断することではない。
■生後1日の女児。在胎39週5日、正常分娩で出生した。出生時体重3,300g。
今朝の観察では体重3,150g。体温37.0 ℃。呼吸数50/分。心拍数140/分。顔面に少量の点状出血、少量の性器出血と暗緑色の便が多量に見られる。
生後5日。体重3,150g。血清総ビリルビン12mg/dl。排尿8回、排便5回。
白色の眼脂が少量見られるが眼瞼結膜の充血はない。母乳のみを哺乳している。翌日、退院を予定している。必要な処置はどれか。
1.光線療法2.身長測定
3.抗菌薬の点眼
4.ビタミンKの投与
【正解】4
1.(×)出生体重3,000g以上で、生後5日目にビリルビン値が12mg/dlは正常内であるため、光線療法の適応ではない。
2.(×)退院時に、身長測定を行うべきである。
3.(×)抗菌薬の点眼は、出生時に行う処置で生後5日目に行う処置ではない。
4.(○)新生児に対するビタミンKの予防投与は、ビタミンK依存性凝固因子の欠乏による頭蓋内出血を予防するために全ての新生児にこの時期に行う。特に母乳にはビタミンKの含有率が少ないため、母乳栄養児に発生率が高いことからも考慮する。
2.(×)退院時に、身長測定を行うべきである。
3.(×)抗菌薬の点眼は、出生時に行う処置で生後5日目に行う処置ではない。
4.(○)新生児に対するビタミンKの予防投与は、ビタミンK依存性凝固因子の欠乏による頭蓋内出血を予防するために全ての新生児にこの時期に行う。特に母乳にはビタミンKの含有率が少ないため、母乳栄養児に発生率が高いことからも考慮する。
■生後1日の女児。在胎39週5日、正常分娩で出生した。出生時体重3,300g。
今朝の観察では体重3,150g。体温37.0 ℃。呼吸数50/分。心拍数140/分。顔面に少量の点状出血、少量の性器出血と暗緑色の便が多量に見られる。
経過のアセスメントで正しいのはどれか。2つ選べ。
1.出血傾向がみられる。2.便はタール便である。
3.体温は正常範囲である。
4.呼吸に異常がみられる。
5.体重減少は生理的範囲内である。
【正解】3,5
1.(×)顔面の少量の点状出血は、生後1日目では出産時の正常内の影響と考えられる。少量の性器出血も正常内である。
2.(×)暗緑色の便は、生後1日目の新生児では異常ではない。暗黒色および茶褐色であれば、タール便を考える。
3.(○)37℃の体温は新生児にとっては、正常内である。
4.(×)正期産児の呼吸数は、40~50台で正常内である。
5.(○)生理的体重減少として、生後3~4日で体重の3~10%減少するため、150gの減少は4.5%程度の減少に相当し問題ない。
2.(×)暗緑色の便は、生後1日目の新生児では異常ではない。暗黒色および茶褐色であれば、タール便を考える。
3.(○)37℃の体温は新生児にとっては、正常内である。
4.(×)正期産児の呼吸数は、40~50台で正常内である。
5.(○)生理的体重減少として、生後3~4日で体重の3~10%減少するため、150gの減少は4.5%程度の減少に相当し問題ない。
■胎児の頭部が子宮口に最も近い胎位はどれか。
1.頭位2.斜位
3.横位
4.骨盤位
【正解】1
1.(○)胎位は、胎児の縦軸と子宮の縦軸の関係を示す概念であり、頭位は、児頭が子宮の下方に位置する。
2.(×)胎児の縦軸が斜め方向を向いているものである。
3.(×)胎児の縦軸と子宮の縦軸が直角に交差する体位である。
4.(×)胎児の骨盤端が子宮の下方に位置する。
2.(×)胎児の縦軸が斜め方向を向いているものである。
3.(×)胎児の縦軸と子宮の縦軸が直角に交差する体位である。
4.(×)胎児の骨盤端が子宮の下方に位置する。
■Aさん(21歳男性)は統合失調症と診断され入院してハロペリドールの投与が開始された。入院後3日、39.5℃の急激な発熱、発汗、筋固縮および意識障害を認めた。Aさんの状態で考えられるのはどれか。
1.混迷2.悪性症候群
3.てんかん発作
4.静座不能(アカシジア)
【正解】2
1.(×)
2.(○)悪性症候群とは、高熱・発汗・振戦・頻脈等の症状を特徴とする重大な副作用で、抗精神病薬などの急激な中止・減量で生じることがある。
3.(×)
4.(×)
2.(○)悪性症候群とは、高熱・発汗・振戦・頻脈等の症状を特徴とする重大な副作用で、抗精神病薬などの急激な中止・減量で生じることがある。
3.(×)
4.(×)
■精神保健及び精神障害者福祉に関する法律により病院の管理者が精神科病院に入院中の者に対して制限できるのはどれか2つ選べ。
1.手紙の発信2.弁護士との面会
3.任意入院患者の開放処遇
4.信書の中の異物の受け渡し
5.人権擁護に関する行政機関の職員との電話
【正解】3,4
1.(×)手紙の発受は制限できない。
2.(×)弁護士との面会は制限できない。
3.(○)任意入院であっても、医師の判断により開放処遇が制限されることがある。
4.(○)信書の発受は制限できないが、異物が入っている場合は、異物を取り除いてから渡す。
5.(×)人権擁護に関する行政機関の職員との面会は制限することはできない。
2.(×)弁護士との面会は制限できない。
3.(○)任意入院であっても、医師の判断により開放処遇が制限されることがある。
4.(○)信書の発受は制限できないが、異物が入っている場合は、異物を取り除いてから渡す。
5.(×)人権擁護に関する行政機関の職員との面会は制限することはできない。
■Aさん(40歳男性)は大学1年生のときに統合失調症を発症し精神科病院に20年入院している。今回退院して両親と同居することになった。入院中は定期的に作業療法に参加しており日常生活は自立している。服薬は自己管理となっているが時々飲み忘れることがある。Aさんは1週間後に退院する予定だた「退院したら薬は飲むのはやめようかな」と看護師に話すことがある。幻聴に対して訴えがあり睡眠が不規則になる。退院後Aさんが利用するサービスで最も適切なのはどれか。
1.訪問介護2.精神科作業療法
3.精神科訪問看護
4.訪問リハビリテーション
【正解】3
1.(×)日常生活は自立しているため訪問介護は必要ない。
2.(×)作業療法も重要だが、優先順位は低い。
3.(○)Aさんが自宅でもきちんと服薬し、日常生活が不規則になっていないか確認し、必要に応じて指導する精神科訪問看護が必要である。
4.(×)日常生活は自立しているため、訪問リハビリテーションは必要ない。
2.(×)作業療法も重要だが、優先順位は低い。
3.(○)Aさんが自宅でもきちんと服薬し、日常生活が不規則になっていないか確認し、必要に応じて指導する精神科訪問看護が必要である。
4.(×)日常生活は自立しているため、訪問リハビリテーションは必要ない。
■Aさん(40歳男性)は大学1年生のときに統合失調症を発症し精神科病院に20年入院している。今回退院して両親と同居することになった。入院中は定期的に作業療法に参加しており日常生活は自立している。服薬は自己管理となっているが時々飲み忘れることがある。Aさんは1週間後に退院する予定だた「退院したら薬は飲むのはやめようかな」と看護師に話すことがある。幻聴に対して訴えがあり睡眠が不規則になる。
退院後3か月、Aさんは処方通りに服薬している。Aさんの母親から「退院してからずっと1日中家の中で何もせず過ごしています。夫は本人に働くよう言っています」と看護師に相談があった。母親への対応として最も適切なのはどれか。
1.もう一度入院を考えてみますか2.アルバイトを探してはいかがですか
3.Aさんはどう考えているようですか
4.お薬の調整を主治医に相談してみましょうか
【正解】3
1.(×)入院が必要かどうかのアセスメントを行わなければならない。
2.(×)Aさんにとってアルバイトや就職は高すぎる課題である。
3.(○)Aさんが困っていることや、考えていることをまず確認する必要がある。
4.(×)薬はきちんと飲めている。薬の調整の前に、環境の調整を検討してみる。
2.(×)Aさんにとってアルバイトや就職は高すぎる課題である。
3.(○)Aさんが困っていることや、考えていることをまず確認する必要がある。
4.(×)薬はきちんと飲めている。薬の調整の前に、環境の調整を検討してみる。
■Aさん(40歳男性)は大学1年生のときに統合失調症を発症し精神科病院に20年入院している。今回退院して両親と同居することになった。入院中は定期的に作業療法に参加しており日常生活は自立している。服薬は自己管理となっているが時々飲み忘れることがある。Aさんは1週間後に退院する予定だた「退院したら薬は飲むのはやめようかな」と看護師に話すことがある。幻聴に対して訴えがあり睡眠が不規則になる。
退院後3か月、Aさんは処方通りに服薬している。Aさんの母親から「退院してからずっと1日中家の中で何もせず過ごしています。夫は本人に働くよう言っています」と看護師に相談があった。
Aさんは受診時に「毎日父親に責められます。実家を出て生活してみたいです」と訴えた。Aさんに単身生活の経験はない。Aさんに勧める社会資源で最も適切なのはどれか。
1.自立訓練(生活訓練)2.小規模多機能型居宅介護
3.短期入所(ショートステイ)
4.共同生活援助(グループホーム)
【正解】1
1.(○) 自立訓練(生活訓練)とは、食事や家事等の日常生活能力を向上するための訓練を通所や宿泊で行うことである。単身生活の経験のないAさんにとって自立の第一歩になると考える。
2.(×)Aさんは要介護状態ではないので利用できない。
3.(×)ショートステイは、要介護者の病気等によって介護ができない場合に、一時的に要介護者を施設で保護してもらうことである。
4.(×)グループホームへに入る前に、単身生活に必要な技術をある程度身につけることが重要である。
2.(×)Aさんは要介護状態ではないので利用できない。
3.(×)ショートステイは、要介護者の病気等によって介護ができない場合に、一時的に要介護者を施設で保護してもらうことである。
4.(×)グループホームへに入る前に、単身生活に必要な技術をある程度身につけることが重要である。
■15歳から49歳までの女性の年齢別出生率の総和はどれか。
1.総再生産率2.純再生産率
3.粗出生率
4.合計特殊出生率
【正解】4
1.(×)総再生産率とは1人の女子が一生のあいだに女児を何人出生するかを表したものである。
2.(×)純再生産率とは、総再生産率に母親の世代の死亡率を考慮した比率である。
3.(×)粗出生率とは、総人口に占める出生数の割合をさす。
4.(×)合計特殊出生率とは、15~49歳までの女子が何人出生するかを表したものである。
2.(×)純再生産率とは、総再生産率に母親の世代の死亡率を考慮した比率である。
3.(×)粗出生率とは、総人口に占める出生数の割合をさす。
4.(×)合計特殊出生率とは、15~49歳までの女子が何人出生するかを表したものである。
■医師の指示のもとに看護師が行うことができるのはどれか。
1.診断書の作成2.内服薬の調剤
3.静脈内注射の実施
4.人体への放射線照射
【正解】3
静脈内注射はかつては医師または歯科医師のみが行える医療行為であった。しかし訪問看護制度において看護師がひとりで静脈内注射を行うことが求められたため、平成14年に厚生労働省医政局長通知により、静脈内注射は保健師助産師看護師法に規定する診療の補助行為の範疇に含まれるという方針が示された。
■平成24年度の雇用均等基本調査における男性の育児休業取得率はどれか。
1.0.01892.0.0589
3.0.1089
4.0.2089
【正解】1
1.(○)平成24年度の育児休業取得率は、1.89%である。女性の83.6%と比べると、男性の育児休業取得率は依然として低い。
■児童相談所で正しいのはどれか。
1.国が設置する。2.児童福祉司がいる。
3.設置は任意である。
4.一般的な事例への対応が中心である。
【正解】2
1.(×)設置主体は都道府県及び指定都市である。
2.(○)児童福祉司とは、児童や妊産婦の保護・保健などに関する事項について相談・指導を行う専門職員である。
3.(×)児童福祉法の規定により設置される。
4.(×)児童に関する問題について相談を受け、必要に応じて専門的な調査・判定を行ったり、個々の児童や保護者の指導を行ったりする。また、児童福祉施設等の入所措置や児童の一時保護を行う。
2.(○)児童福祉司とは、児童や妊産婦の保護・保健などに関する事項について相談・指導を行う専門職員である。
3.(×)児童福祉法の規定により設置される。
4.(×)児童に関する問題について相談を受け、必要に応じて専門的な調査・判定を行ったり、個々の児童や保護者の指導を行ったりする。また、児童福祉施設等の入所措置や児童の一時保護を行う。
■日本における平成22年の自殺者の原因・動機(警視庁の自殺に関する概要調査による)で最も多いのはどれか。
1.家庭問題2.健康問題
3.勤務問題
4.経済・生活問題
【正解】2
1.(×)第3位である。
2.(○)第1位である。
3.(×)第4位である。
4.(×)第2位である。
2.(○)第1位である。
3.(×)第4位である。
4.(×)第2位である。
■災害急性期に看護師が行う対応で最も適切なのはどれか。
1.情報の発信を行う2.各自の判断で行動する
3.災害現場の安全を確保する
4.災害時の対応マニュアルの見直しをする
【正解】3
1.(×)被災者の救護活動などを行いながら情報を収集する。
2.(×)リーダーの指示に従って行動する。また、リーダーに情報を提供し、リーダーの判断を助ける。
3.(○)被災者の安全を確保し、生理的なニードを満たすことが最優先される。
4.(×)災害急性期が収束した段階で、対応マニュアルの見直しを行う。
2.(×)リーダーの指示に従って行動する。また、リーダーに情報を提供し、リーダーの判断を助ける。
3.(○)被災者の安全を確保し、生理的なニードを満たすことが最優先される。
4.(×)災害急性期が収束した段階で、対応マニュアルの見直しを行う。
■外国人の女性が38.5℃の発熱のある生後3か月の男児を連れて小児科診療所を受診した。男児は上気道炎であった。女性は日本語が十分に話せず、持参した母子健康手帳から男児はこの女性と日本人男性との間に生まれた子どもであることが分かった。夫は同居していない様子である。外来看護師は女性に、4か月児健康診査の事を知っているかを尋ねたが女性は看護師の質問を理解できない様子であった。男児が4か月児健康診査を受診するために必要な社会資源で優先度が高いのはどれか。
1.近所の病院2.通訳のボランティア
3.児童相談所の児童福祉司
4.地区担当の母子健康推進員
【正解】2
1.(×)
2.(○)まずは母親とのコミュニケーションが図られなければならない。その上で、母親の対応能力をアセスメントし、次に必要な援助を考える。
3.(×)
4.(×)
2.(○)まずは母親とのコミュニケーションが図られなければならない。その上で、母親の対応能力をアセスメントし、次に必要な援助を考える。
3.(×)
4.(×)
■Aさん(35歳女性)は右肋骨の骨折で2日前に整形外科病棟に入院した。上半身に多数の内出血の跡があり受け持ち看護師がAさんに話を聞いた。Aさんは夫は機嫌が悪いと暴力をふるい、時には投げ飛ばすこともあり、今回も夫に殴られて骨折したと話した。Aさんは毎日面会に来る夫に非常におびえており「今話したことは夫には絶対に言わないでほしい。骨折の処置だけにしてください」という。Aさんは専業主婦で夫と2人で暮らしており近くに親類や知り合いはいない。受け持ち看護師の対応で適切なのはどれか。
1.夫にも事情を確認する2.夫の暴力について今後は話題にしない
3.Aさんから夫に暴力をやめるよう伝えることを勧める
4.病院から警察に通報する必要があることをAさんに伝える
【正解】4
1.(×)暴力の加害者はその自覚がない。また妻が外部に事情を漏らした理由で夫から報復としてAさんが再び暴力を受ける危険性がある。
2.(×)暴力被害を放置することになる。
3.(×)暴力の被害者は、加害者に立ち向かうことができない場合が多い。
4.(○)暴力の可能性を認めた場合、医療者は配偶者暴力相談支援センターまたは警察等に通報する義務がある。
2.(×)暴力被害を放置することになる。
3.(×)暴力の被害者は、加害者に立ち向かうことができない場合が多い。
4.(○)暴力の可能性を認めた場合、医療者は配偶者暴力相談支援センターまたは警察等に通報する義務がある。
■Aさん(35歳女性)は右肋骨の骨折で2日前に整形外科病棟に入院した。上半身に多数の内出血の跡があり受け持ち看護師がAさんに話を聞いた。Aさんは夫は機嫌が悪いと暴力をふるい、時には投げ飛ばすこともあり、今回も夫に殴られて骨折したと話した。Aさんは毎日面会に来る夫に非常におびえており「今話したことは夫には絶対に言わないでほしい。骨折の処置だけにしてください」という。Aさんは専業主婦で夫と2人で暮らしており近くに親類や知り合いはいない。
Aさんには不眠や急におびえたように震えだす様子がみられた。鎮痛薬を増量したが骨折による痛みは全く軽減していない。睡眠薬も開始したが不眠も改善していない。受け持ち看護師はどのように対応したらよいかわからず、リエゾン精神看護を専門とする看護師に相談した。リエゾン精神看護を専門とする看護師の介入として適切なのはどれか。
1.Aさんと夫が話し合う場を設定する2.精神科病棟への転棟を看護師長に指示する
3.リラクゼーション法による介入を受け持ち看護師と計画する
4.睡眠薬の増量を主治医と相談するよう受け持ち看護師に伝える
【正解】3
1.(×)暴力の加害者はその自覚がない場合が多い。またAさんが夫と話し合う場合には第三者をあいだに入れた方がよい。
2.(×)精神科転棟のアドバイスは可能だが、指示する権限はない。
3.(○)Aさんは不安や恐怖が強いために、薬物療法の効果が得られない。リラクセーション技法を試み、不安や恐怖の軽減をはかる必要がある。
4.(×)睡眠薬の増量の前に、不安の軽減に向けたケアが必要である。
2.(×)精神科転棟のアドバイスは可能だが、指示する権限はない。
3.(○)Aさんは不安や恐怖が強いために、薬物療法の効果が得られない。リラクセーション技法を試み、不安や恐怖の軽減をはかる必要がある。
4.(×)睡眠薬の増量の前に、不安の軽減に向けたケアが必要である。
■Aさん(35歳女性)は右肋骨の骨折で2日前に整形外科病棟に入院した。上半身に多数の内出血の跡があり受け持ち看護師がAさんに話を聞いた。Aさんは夫は機嫌が悪いと暴力をふるい、時には投げ飛ばすこともあり、今回も夫に殴られて骨折したと話した。Aさんは毎日面会に来る夫に非常におびえており「今話したことは夫には絶対に言わないでほしい。骨折の処置だけにしてください」という。Aさんは専業主婦で夫と2人で暮らしており近くに親類や知り合いはいない。
Aさんには不眠や急におびえたように震えだす様子がみられた。鎮痛薬を増量したが骨折による痛みは全く軽減していない。睡眠薬も開始したが不眠も改善していない。受け持ち看護師はどのように対応したらよいかわからず、リエゾン精神看護を専門とする看護師に相談した。
Aさんの今後の治療に向けて病院内でチームを編成することになった。チームに組み入れる専門職で優先度が高いのはどれか。
1.栄養士2.理学療法士
3.作業療法士
4.心理専門職
【正解】4
1.(×)優先度は低い。
2.(×)優先度は低い。
3.(×)優先度は低い。
4.(○)Aさんの心的外傷へのケアを行う心理専門職の優先度が高い。
2.(×)優先度は低い。
3.(×)優先度は低い。
4.(○)Aさんの心的外傷へのケアを行う心理専門職の優先度が高い。
■空気感染する感染症はどれか。2つ選べ。
1.麻疹2.MRSA
3.流行性耳下腺炎
4.ノロウィルス感染症
5.マイコプラズマ肺炎
【正解】1
1.(○)空気感染によって感染する。
2.(×)接触感染によって感染する。
3.(×)飛沫感染によって感染する。
4.(○)空気感染と接触感染によって感染する。
5.(×)飛沫感染によって感染する。
2.(×)接触感染によって感染する。
3.(×)飛沫感染によって感染する。
4.(○)空気感染と接触感染によって感染する。
5.(×)飛沫感染によって感染する。
■出生時に右左短絡を示す疾患はどれか。
1.動脈管開存症2.心房中隔欠損症
3.心室中隔欠損症
4.ファロー四徴症
【正解】4
1.(×)大動脈から肺動脈への左右短絡を示す。
2.(×)左心房から右心房への左右短絡が生じる。
3.(×)左心室から右心室への左右短絡が生じる。
4.(○)右心室から左心室への右左短絡があり、チアノーゼが出現する。
2.(×)左心房から右心房への左右短絡が生じる。
3.(×)左心室から右心室への左右短絡が生じる。
4.(○)右心室から左心室への右左短絡があり、チアノーゼが出現する。
■腎後性腎不全の原因となる疾患を2つ選べ。
1.急性心筋梗塞2.ネフローゼ症候群
3.尿管結石
4.ウィルムス腫瘍
5.前立腺肥大症
【正解】3
1.(×)腎前性腎不全(腎臓への血流不足から腎不全になる)の原因のひとつである。
2.(×)腎性腎不全(腎臓自体が原因で腎不全になる)である。
3.(○)腎後性腎不全(尿路の閉塞によって腎うに尿がたまり、腎実質を破壊する)の原因のひとつである。
4.(×)腎性腎不全(腎臓自体が原因で腎不全になる)である。
5.(○)腎後性腎不全(尿路の閉塞によって腎うに尿がたまり、腎実質を破壊する)の原因のひとつである。
2.(×)腎性腎不全(腎臓自体が原因で腎不全になる)である。
3.(○)腎後性腎不全(尿路の閉塞によって腎うに尿がたまり、腎実質を破壊する)の原因のひとつである。
4.(×)腎性腎不全(腎臓自体が原因で腎不全になる)である。
5.(○)腎後性腎不全(尿路の閉塞によって腎うに尿がたまり、腎実質を破壊する)の原因のひとつである。
■骨粗鬆症について適切なのはどれか。2つ選べ。
1.YAMが70%以上で診断される。2.男性の罹患率が高い。
3.腰椎圧迫骨折の原因となる。
4.初期には無症状である。
5.プロゲステロン補充療法がある。
【正解】3
1.(×)YAM(20~44歳までの女性の骨密度の平均値)の70%以下で診断される。
2.(×)閉経後の女性の罹患率が高い。
3.(○)腰椎圧迫骨折、大腿骨頸部骨折、上腕骨近位端骨折などの原因となる。
4.(○)初期は無症状で、次第に姿勢の変化や関節の痛みが出現する。
5.(×)エストロゲンの減少が骨吸収を促進させているので、エストロゲン補充療法を行うことがある。
2.(×)閉経後の女性の罹患率が高い。
3.(○)腰椎圧迫骨折、大腿骨頸部骨折、上腕骨近位端骨折などの原因となる。
4.(○)初期は無症状で、次第に姿勢の変化や関節の痛みが出現する。
5.(×)エストロゲンの減少が骨吸収を促進させているので、エストロゲン補充療法を行うことがある。
■平成24年より、生ワクチンから不活化ワクチンに変更になったのは次のうちどれか。
1.麻疹2.水痘
3.ポリオ
4.流行性耳下腺炎
【正解】3
1.(×)麻疹は定期の生ワクチンである。
2.(×)水痘は任意の生ワクチンである。
3.(○)生ワクチンから不活化ワクチンに変更になった。定期予防接種のひとつである。
4.(×)流行性耳下腺炎は任意の生ワクチンである。
2.(×)水痘は任意の生ワクチンである。
3.(○)生ワクチンから不活化ワクチンに変更になった。定期予防接種のひとつである。
4.(×)流行性耳下腺炎は任意の生ワクチンである。