次回の模試は12月26日におこないますので、看護学生の方はぜひご参加ください。
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12月19日看護師国家試験分野別模試(小児・母性)
■小児の睡眠で正しいのはどれか。
1.新生児のレム睡眠は全睡眠の25%を占める。2.乳児の睡眠は多相性である。
3.成長に伴いノンレム睡眠が減少する。
4.3歳頃には成人と同じ睡眠型になる。
【正解】2
1.(×)新生児のレム睡眠は全睡眠の50%を占める。
2.(○)成長に伴い昼夜1回の単相型の睡眠パターンへと移行していく。
3.(×) 成長に伴い減少するのはレム睡眠であり、新生児-50%、乳児-40%、幼児-20~25%と減少する傾向にある。
4.(×)成人と同じ睡眠型になるのは5歳ごろである。
2.(○)成長に伴い昼夜1回の単相型の睡眠パターンへと移行していく。
3.(×) 成長に伴い減少するのはレム睡眠であり、新生児-50%、乳児-40%、幼児-20~25%と減少する傾向にある。
4.(×)成人と同じ睡眠型になるのは5歳ごろである。
■身長100cm、体重28kgの幼児。身体発育の評価はどれか。
1.肥満2.肥満傾向
3.標準
4.やせすぎ
【正解】1
乳幼児の発育状態の評価にはカウプ指数が用いられる。カウプ指数で評価すると28000g÷(100cm)2×10=28となる。評価基準22以上が太りすぎ、22~19が優良または肥満傾向であるため、設問の幼児は肥満となる。
■離乳開始時の調理形態で適切なのはどれか。
1.液状2.ドロドロ状
3.舌でつぶせる硬さ
4.歯ぐきでつぶせる硬さ
【正解】2
離乳食の調理形態はドロドロ状から始まり、舌でつぶせる硬さ、歯ぐきでつぶせる硬さ、歯ぐきで噛める硬さへと、子どもの様子を観察しながら移行させていく。
■初めて採血を体験する4歳児。看護師が児に検査の説明をする効果で最も期待できるのはどれか。
1.主体的に検査に臨める。2.1回で採血が終了する。
3.泣かないで検査を受ける。
4.医療者を嫌いにならない。
【正解】1
これから受ける検査に対して、看護師があらかじめ何が起こるのかどのようにするのかなどを説明することで、子どもが心の準備をして検査に臨むことをプレパレーションという。子どもの不安や恐怖などを最小限にし、子ども自身の対処能力を高めることが期待できる。
■小児慢性特定疾患治療研究事業で正しいのはどれか。
1.他の公的扶助は受けられない。2.入院通院とも公費で負担される。
3.保護者家族から一律の費用が徴収される。
4.継続申請は18歳未満が公費負担の対象である。
【正解】2
1.(×)小児慢性特定疾患研究事業以外の社会資源や福祉サービスも利用することができる。
2.(○)11疾患群・514疾患すべてについて、入院・通院ともに公費負担の対象となる。
3.(×)保護者家族の自己負担額は一律ではなく、所得に応じて自己負担限度が決められている。
4.(×)新規認定は18歳未満が対象となるが、継続申請は20歳未満が対象である。
2.(○)11疾患群・514疾患すべてについて、入院・通院ともに公費負担の対象となる。
3.(×)保護者家族の自己負担額は一律ではなく、所得に応じて自己負担限度が決められている。
4.(×)新規認定は18歳未満が対象となるが、継続申請は20歳未満が対象である。
■痛みのある幼児への援助で適切でないのはどれか。
1.あん法2.自律訓練
3.スキンシップ
4.絵本の読み聞かせ
【正解】2
1.(×)温あん法や冷あん法は、循環器系や神経・筋肉系に作用して鎮痛効果を発揮する。
2.(○)自律訓練法とは、自己暗示により心身のリラクセーションをはかる心理療法の一つである。そのため幼児には適さない。
3.(×)スキンシップは幼児に安心感をもたらし、疼痛の閾値を上昇させる。
4.(×)絵本の読み聞かせは、痛みから気をそらせる方法である。
2.(○)自律訓練法とは、自己暗示により心身のリラクセーションをはかる心理療法の一つである。そのため幼児には適さない。
3.(×)スキンシップは幼児に安心感をもたらし、疼痛の閾値を上昇させる。
4.(×)絵本の読み聞かせは、痛みから気をそらせる方法である。
■1歳の男児。4日前から鼻汁、咳および発熱が続いている。本日、コプリック斑が認められ、発疹も出現したため麻疹と診断された。児は細気管支炎を併発しており、付添入院した。1歳6か月のいとこが近所に住んでおり1週間前に児と遊んだが、現在は無症状である。
入院後、母親への説明で適切なのはどれか。
1.面会は解熱するまで制限する。2.発疹が消失するまで清拭は控える。
3.含そうして口腔粘膜を保清する。
4.個室に入室する。
【正解】4
1.(×)麻疹は感染後3日間まで感染力がある。感染予防の面会制限であれば、解熱後3日経ってから解除とする。
2.(×)幼児は新陳代謝が活発であるため皮膚が汚れやすい。体調に配慮しながら清拭を行う必要がある。
3.(×)入院時の説明は、感染予防や主症状への対応が中心になる。口腔粘膜の保清も大切であるが、優先度は劣る。
4.(○)麻疹は発疹が出る前後4~5日間が、最も感染力の高いカタル期にあたる。現在感染力が最も強いので隔離目的で個室入室となる。
2.(×)幼児は新陳代謝が活発であるため皮膚が汚れやすい。体調に配慮しながら清拭を行う必要がある。
3.(×)入院時の説明は、感染予防や主症状への対応が中心になる。口腔粘膜の保清も大切であるが、優先度は劣る。
4.(○)麻疹は発疹が出る前後4~5日間が、最も感染力の高いカタル期にあたる。現在感染力が最も強いので隔離目的で個室入室となる。
■1歳の男児。4日前から鼻汁、咳および発熱が続いている。本日、コプリック斑が認められ、発疹も出現したため麻疹と診断された。児は細気管支炎を併発しており、付添入院した。1歳6か月のいとこが近所に住んでおり1週間前に児と遊んだが、現在は無症状である。
児の母親は「私が早く病院に連れてこなかったから、子どもの病気を悪くしてしまったんです」と泣きながら看護師に話した。対応で最も適切なのはどれか。
1.「自宅で体を休めてください」2.「お父さんと話してください」
3.「どうして受診が遅れたのですか」
4.「お母さんのせいではありませんよ」
【正解】4
1.(×)母親は子どもが心配で家に帰れる心境ではないと思われる。
2.(×)母親の話を拒絶する対応であるため、母親は責められているように感じる。
3.(×)自分を責めている母親に対して、追い討ちをかけるような対応である。
4.(○)母親の自責の気持ちを和らげる対応である。母親が落ち着いたら、徐々に子どもへの対応方法について情報を収集する。
2.(×)母親の話を拒絶する対応であるため、母親は責められているように感じる。
3.(×)自分を責めている母親に対して、追い討ちをかけるような対応である。
4.(○)母親の自責の気持ちを和らげる対応である。母親が落ち着いたら、徐々に子どもへの対応方法について情報を収集する。
■1歳の男児。4日前から鼻汁、咳および発熱が続いている。本日、コプリック斑が認められ、発疹も出現したため麻疹と診断された。児は細気管支炎を併発しており、付添入院した。1歳6か月のいとこが近所に住んでおり1週間前に児と遊んだが、現在は無症状である。
「うちの子と遊んだいとこは、麻疹の予防接種をしていないのですが、大丈夫でしょうか」と児の母親から相談を受けた。いとこの状況についてのアセスメントで最も適切なのはどれか。
1.潜伏期にあたるので経過観察が必要である。2.直ちに麻疹ワクチンの接種が必要である。
3.ガンマグロブリンの筋肉注射が必要である。
4.現在発症していないので感染していないと考えられる。
【正解】1
1.(○)麻疹の潜伏期間は8~12日であり、接触から7日しか経っていないので経過観察が必要である。
2.(×)感染者と接触後、72時間以内に麻疹ワクチンを接種することで発症を予防できる可能性がある。しかしこの場合は7日が経過しているので無効である。
3.(×)感染者との接触後、1週間以内にガンマグロブリンを投与することで受動免疫をつけることが可能であるが、この場合は7日が経過してしまっているので無効である。
4.(×)麻疹の潜伏期間から判断して、7日経った時点で発症していないと判断するのは早い。
2.(×)感染者と接触後、72時間以内に麻疹ワクチンを接種することで発症を予防できる可能性がある。しかしこの場合は7日が経過しているので無効である。
3.(×)感染者との接触後、1週間以内にガンマグロブリンを投与することで受動免疫をつけることが可能であるが、この場合は7日が経過してしまっているので無効である。
4.(×)麻疹の潜伏期間から判断して、7日経った時点で発症していないと判断するのは早い。
■11歳の女児。2週前から夜尿が出現していた。本日登校中に倒れ搬送された。特記すべき既往歴はない。体温37.8℃、脈拍数100/分、呼吸数32/分。採血の結果、血糖値600mg/dl、代謝性アシドーシスが認められ、1型糖尿病の疑いで入院した。
患児に出現する可能性が低いのはどれか。
1.倦怠感2.浮腫
3.多飲
4.多尿
【正解】2
1.(×)絶対的なインスリン不足により、筋肉や肝臓がエネルギー源としてのブドウ糖が利用できないために倦怠感が生じる。
2.(○)血糖が160~180mg/dl以上になると、糖が尿中に排泄されるようになり、それに水分も引っ張られて尿量が増加する(高浸透圧利尿)。その結果、高度の脱水を伴うようになるため浮腫は生じない。
3.(×)高浸透圧利尿で尿量が多くなるため、水をたくさん飲むようになる。
4.(×)高浸透圧利尿により尿量が増加する。
2.(○)血糖が160~180mg/dl以上になると、糖が尿中に排泄されるようになり、それに水分も引っ張られて尿量が増加する(高浸透圧利尿)。その結果、高度の脱水を伴うようになるため浮腫は生じない。
3.(×)高浸透圧利尿で尿量が多くなるため、水をたくさん飲むようになる。
4.(×)高浸透圧利尿により尿量が増加する。
■11歳の女児。2週前から夜尿が出現していた。本日登校中に倒れ搬送された。特記すべき既往歴はない。体温37.8℃、脈拍数100/分、呼吸数32/分。採血の結果、血糖値600mg/dl、代謝性アシドーシスが認められ、1型糖尿病の疑いで入院した。1型糖尿病と診断され、主治医がインスリン自己注射の必要性を児と母親に説明した。患児は「自分で注射するなんてできない」と泣きだした。対応で最も適切なのはどれか。
1.自己注射をしている同年代の糖尿病患児と話す機会をつくる。2.できるようになるまで退院できないと話す。
3.入院中は親に注射をしてもらうことを提案する。
4.手をとって注射を促す。
【正解】1
1.(○)同じ病気の同年代の子どもと話す機会をもつことで、患児の緊張が和らぎ、お互いにつらい思いを分かりあえ、アドバイスを受け入れやすくなる可能性は大きい。
2.(×)「できるようになるまで退院できない」という説明は、患児を追い詰めることになるため避ける。
3.(×)セルフケアが可能な年齢なので、「親にしてもらう」という説明は不適切である。
4.(×)患児はまだ注射に対しての受け入れができていないので、強引な方法で指導しても効果は上がらない。
2.(×)「できるようになるまで退院できない」という説明は、患児を追い詰めることになるため避ける。
3.(×)セルフケアが可能な年齢なので、「親にしてもらう」という説明は不適切である。
4.(×)患児はまだ注射に対しての受け入れができていないので、強引な方法で指導しても効果は上がらない。
■2か月の男児。2週間前から嘔吐があり、頻回になった。昨日、噴水様嘔吐が5回あったため外来を受診し、緊急手術をした。体重4,200g、体温35.5℃、眼球結膜に黄染は認めない。上腹部に腫瘤を触知する。血液検査の結果、赤血球540万/μl、血小板58.6万/μl、Ht45.0%、アルブミン4.4g/dl、Na140mEq/l、K3.5mEq/l、CL92mEq/l、動脈血pH7.48であった。
入院時の観察で最も注意する症状はどれか。
1.大泉門の陥没2.眼瞼結膜の蒼白
3.哺乳力の低下
4.胃蠕動の低下
【正解】1
1.(○)大泉門が閉鎖していない乳児の場合、脱水の徴候として大泉門の陥没がみられる。
2.(×)検査データからでは貧血とはいえないので、眼瞼結膜から貧血の程度を確認することは優先度が低い。
3.(×)体重増加不良がみられ、哺乳力や哺乳量を確認することは重要だが、この場合は脱水の観察が優先される。
4.(×)上腹部の腫瘤から幽門狭窄症が疑われる。その場合、胃が膨満して胃蠕動の亢進がみられる。
2.(×)検査データからでは貧血とはいえないので、眼瞼結膜から貧血の程度を確認することは優先度が低い。
3.(×)体重増加不良がみられ、哺乳力や哺乳量を確認することは重要だが、この場合は脱水の観察が優先される。
4.(×)上腹部の腫瘤から幽門狭窄症が疑われる。その場合、胃が膨満して胃蠕動の亢進がみられる。
■2か月の男児。2週間前から嘔吐があり、頻回になった。昨日、噴水様嘔吐が5回あったため外来を受診し、緊急手術をした。体重4,200g、体温35.5℃、眼球結膜に黄染は認めない。上腹部に腫瘤を触知する。血液検査の結果、赤血球540万/μl、血小板58.6万/μl、Ht45.0%、アルブミン4.4g/dl、Na140mEq/l、K3.5mEq/l、CL92mEq/l、動脈血pH7.48であった。
超音波検査および上部消化管造影検査の結果、幽門狭窄が確認された。腹腔鏡下で粘膜外幽門筋切開術を行うことになり胃管が挿入された。胃管は胃内に確実に挿入されているが胃部膨満が軽減しなかった。対応で最も適切なのはどれか。
1.腹部温あん法2.腹部マッサージ
3.胃内容物の吸引
4.胃内の気泡音の確認
【正解】3
1.2.(×)腹部温あん法や腹部マッサージは、腸の蠕動を促すのに効果があるが、幽門狭窄がある場合に腹部膨満の軽減にはならない。
3.(○)幽門狭窄により、十二指腸へ胃内容物が送られておらず腹部膨満が出現している。胃内容物を定期的に吸引する必要がある。
4.(×)胃管は確実に挿入されているため、気泡音の確認は必要ない。
3.(○)幽門狭窄により、十二指腸へ胃内容物が送られておらず腹部膨満が出現している。胃内容物を定期的に吸引する必要がある。
4.(×)胃管は確実に挿入されているため、気泡音の確認は必要ない。
■2か月の男児。2週間前から嘔吐があり、頻回になった。昨日、噴水様嘔吐が5回あったため外来を受診し、緊急手術をした。体重4,200g、体温35.5℃、眼球結膜に黄染は認めない。上腹部に腫瘤を触知する。血液検査の結果、赤血球540万/μl、血小板58.6万/μl、Ht45.0%、アルブミン4.4g/dl、Na140mEq/l、K3.5mEq/l、CL92mEq/l、動脈血pH7.48であった。
手術後1日から授乳が開始され、経過が順調で手術後3日に退院予定となった。授乳後に嘔吐があったため母親は不安を訴えた。
1.「授乳中でも排気させてください」2.「授乳の回数を少なくしてください」
3.「粉ミルクを薄めて飲ませてください」
4.「授乳後は仰向けで寝かせてください」
【正解】1
1.(○)空気を飲み込むことで嘔吐しやすくなるので、授乳の途中でも排気を促す。
2.(×)児は体重増加不良なので、必要な授乳量を確保する。
3.(×)下痢をしている場合はミルクを薄めることがある。この場合、必要ない。
4.(×)嘔吐がまだみられるので、誤嚥防止のために顔を横に向けて寝かせる。
2.(×)児は体重増加不良なので、必要な授乳量を確保する。
3.(×)下痢をしている場合はミルクを薄めることがある。この場合、必要ない。
4.(×)嘔吐がまだみられるので、誤嚥防止のために顔を横に向けて寝かせる。
■4歳の男児。3、4日前から活気がなく、眼瞼と下腿の浮腫に母親が気付き来院した。血液検査の結果、総蛋白3.7g/dl、アルブミン2.1g/dl、総コレステロール365mg/dl、尿蛋白3.5g/日で、ネフローゼ症候群と診断され入院した。入院時、体重18.0kg。尿量300ml/日、尿素窒素12mg/dl。
入院時の食事で制限するのはどれか。
1.塩分2.糖質
3.脂質
4.蛋白質
【正解】1
1.(○)浮腫の軽減のために塩分制限と水分制限が必要である。
2.(×)糖質の制限は必要ない。
3.(×)脂質の制限は必要ない。
4.(×)蛋白質の制限は必要ない。低タンパク血症であるため、蛋白質の補充が必要である。
2.(×)糖質の制限は必要ない。
3.(×)脂質の制限は必要ない。
4.(×)蛋白質の制限は必要ない。低タンパク血症であるため、蛋白質の補充が必要である。
■4歳の男児。3、4日前から活気がなく、眼瞼と下腿の浮腫に母親が気付き来院した。血液検査の結果、総蛋白3.7g/dl、アルブミン2.1g/dl、総コレステロール365mg/dl、尿蛋白3.5g/日で、ネフローゼ症候群と診断され入院した。入院時、体重18.0kg。尿量300ml/日、尿素窒素12mg/dl。
入院6時間が経過した。排尿がみられないため下腹部超音波検査を実施したところ、膀胱内に尿はほとんど認められない。この時点で注意すべき徴候はどれか。
1.徐脈2.不穏状態
3.顔面紅潮
4.血圧上昇
【正解】2
膀胱内に尿がなく、高度の浮腫が持続している場合、高度の低タンパク血症で血管内に水分を保持できず、循環血液量が減少している状態(ネフローゼ急症)が考えられる。
■先天性疾患で正しいのはどれか。
1.フェニルケトン尿症は遺伝病である。2.口唇口蓋裂は単一遺伝疾患である。
3.近親婚はターナー症候群の発生頻度を高くする。
4.ダウン症候群は13番染色体のトリソミーである。
【正解】1
1.(○)常染色体劣性遺伝病で、アミノ酸フェニルアラニンからチロシンへの代謝にかかわるフェニルアラニン水酸化酵素欠損により、体内にフェニルアラニンが蓄積し、新生児マススクリーニングにより発見される遺伝病である。
2.(×)遺伝素因と病原体や生活習慣などの影響(環境因子)の両者が組み合わさって起こり、単一遺伝疾患とは言い難い。
3.(×)染色体異常症の一つで、女性では、X染色体を1本のみをもち、染色体検査で確定診断する。女児出生3,000~7,000人に1人の発症率である。
4.(×)ダウン症候群は第21番染色体が1本過剰な染色体異常症で、出生600人に1人の発症率で、染色体異常症のなかでは頻度が最も高い。13トリソミーは、第13番染色体が1本過剰な状況で、特異顔貌、心奇形などがあり、重篤な場合には生命予後が悪い。
2.(×)遺伝素因と病原体や生活習慣などの影響(環境因子)の両者が組み合わさって起こり、単一遺伝疾患とは言い難い。
3.(×)染色体異常症の一つで、女性では、X染色体を1本のみをもち、染色体検査で確定診断する。女児出生3,000~7,000人に1人の発症率である。
4.(×)ダウン症候群は第21番染色体が1本過剰な染色体異常症で、出生600人に1人の発症率で、染色体異常症のなかでは頻度が最も高い。13トリソミーは、第13番染色体が1本過剰な状況で、特異顔貌、心奇形などがあり、重篤な場合には生命予後が悪い。
■幼児が1日に必要とする体重1kgあたりの水分量はどれか。
1.40ml2.60ml
3.100ml
4.150ml
【正解】3
1.(×)40ml/日は成人の必要水分量である。
2.(×)60ml/日は学童の必要水分量である。
3.(○)100ml/日は幼児の必要水分量である。
4.(×)150ml/日は乳児の必要水分量である。
2.(×)60ml/日は学童の必要水分量である。
3.(○)100ml/日は幼児の必要水分量である。
4.(×)150ml/日は乳児の必要水分量である。
■体重6kgの乳児に必要な1日の水分摂取量で適切なのはどれか。
1.480ML2.600ML
3.840ML
4.1,200ML
【正解】3
1.(×)学童に必要な水分量(80ML/kg/日)である。
2.(×)幼児に必要な水分量(100ML/kg/日)である。
3.(○)乳児に必要な水分摂取量は、150ML/kg/日である。
4.(×)乳児に必要な水分摂取量は、150ML/kg/日である。
2.(×)幼児に必要な水分量(100ML/kg/日)である。
3.(○)乳児に必要な水分摂取量は、150ML/kg/日である。
4.(×)乳児に必要な水分摂取量は、150ML/kg/日である。
■レオポルド触診法で第1頭位である。第1段法で触診できる胎児部位はどれか。
1.殿部2.頭部
3.児背
4.四肢
【正解】1
レオポルド触診法の第1段法は子宮底の位置、形、胎児部分の種類を触診する。第1頭位とは、胎児下降部が頭部であり、かつ児背が母体の左側にあることより、子宮底の胎児部分は殿部となる。
■25歳の初産婦。分娩第1期、未破水。子宮口4cm開大。陣通の発作30秒、間欠5分で産痛を訴えている。この産婦への援助で最も適切なのはどれか。
1.飲食を控える。2.怒責を勧める。
3.分娩室に移送する。
4.シャワー浴を勧める。
【正解】4
1.(×)分娩は多量のエネルギーを必要とするため、摂取しやすい食事を工夫し、体力をつける必要がある。
2.(×)子宮口は4cmと全開大に達していないので、まだ怒責してはならない。
3.(×)分娩室に入るタイミングは、一般に子宮口が全開大になったころである。
4.(○)分娩進行に伴い発汗や分泌物の増加で身体の清潔が保たれにくくなる。まだ破水していないのでシャワーは可能である。
2.(×)子宮口は4cmと全開大に達していないので、まだ怒責してはならない。
3.(×)分娩室に入るタイミングは、一般に子宮口が全開大になったころである。
4.(○)分娩進行に伴い発汗や分泌物の増加で身体の清潔が保たれにくくなる。まだ破水していないのでシャワーは可能である。
■36歳の初産婦。専業主婦。妊娠30週2日。身長160cm、非妊時体重55kg、健康診査時、体重60kg、子宮底長26cm、腹囲80cm、血圧120/76mmHg、尿蛋白(-)、尿糖(-)、浮腫(-)、Hb10.5g/dl、Ht30.0%、胎児心拍数150bpmであった。
妊娠34週2日。健康診査の結果は体重62kg。子宮底長30cm、腹囲84cm、血圧114/82mmHg。尿蛋白(-)、尿糖(-)、浮腫(-)。「食後、胸がムカムカすることがあります。以前より食欲が落ちた気もします」という。保健指導で適切なのはどれか。
1.食後は左側臥位で休息する。2.香辛料をきかせた料理を摂取する。
3.食べたい物を食べたい時に摂取する。
4.一回の食事量を減らし食事回数を増やす。
【正解】4
1.(×)胃の内容物が十二指腸に排出されるのを促すためには、右側臥位の方がよい。
2.(×)妊娠中は、子宮増大による胃部圧迫などで胃液が食道へ逆流しやすく、胸やけを経験することが多い。香辛料は胃酸の分泌を促進させるため制限する。
3.(×)良質な蛋白質やビタミン、ミネラルを摂取するように心がける。
4.(○)増大した子宮によって胃が圧迫され、一度に食べられる食事量が減少する。そのため、1回の食事量を減らして回数を増やすようにする。
2.(×)妊娠中は、子宮増大による胃部圧迫などで胃液が食道へ逆流しやすく、胸やけを経験することが多い。香辛料は胃酸の分泌を促進させるため制限する。
3.(×)良質な蛋白質やビタミン、ミネラルを摂取するように心がける。
4.(○)増大した子宮によって胃が圧迫され、一度に食べられる食事量が減少する。そのため、1回の食事量を減らして回数を増やすようにする。
■妊娠39週、体重3,100gで正常に出生した生後12時間の新生児。体温36.8℃、心拍数144/分、呼吸数62/分。呼吸はやや不規則、肺雑音(-)、顔面に点状出血が少量見られる。おむつにはレンガ色のしみがみられる。
児のアセスメントで最も注目すべき情報はどれか。
1.顔面の点状出血2.呼吸数
3.呼吸の不規則性
4.おむつのレンガ色のしみ
【正解】2
1.(×)頭位分娩では、出産時に加わった圧のために頭や顔に点状出血をみることがあるが、時間の経過と共に消失する。
2.(○)新生児の呼吸数は40~50/分が正常である。62回は多呼吸である。
3.(×)新生児の呼吸は生後約24時間で腹式呼吸となり、安定する。生後12時間では呼吸が不規則でも異常とはいえない。
4.(×)新生児期には尿に尿酸結晶によるレンガ色の尿がみられる。
2.(○)新生児の呼吸数は40~50/分が正常である。62回は多呼吸である。
3.(×)新生児の呼吸は生後約24時間で腹式呼吸となり、安定する。生後12時間では呼吸が不規則でも異常とはいえない。
4.(×)新生児期には尿に尿酸結晶によるレンガ色の尿がみられる。
■妊娠39週、体重3,100gで正常に出生した生後12時間の新生児。体温36.8℃、心拍数144/分、呼吸数62/分。呼吸はやや不規則、肺雑音(-)、顔面に点状出血が少量見られる。おむつにはレンガ色のしみがみられる。
日齢3日。体重2,950g、体温37.0℃、心拍数132/分、呼吸数50/分、血清ビリルビン値7mg/dl、排尿6回/日、排便2回/日。児の啼泣に合わせて母乳を与えている。母親から「昼も夜も2時間おきに泣くのでそのたびに授乳していますが、これでよいのでしょうか」と相談を受けた。対応で適切なのはどれか。
1.「夜間には粉ミルクを足しましょう」2.「今のような授乳の仕方で良いですよ」
3.「糖水を足して授乳回数を減らすとよいでしょう」
4.「泣いたら授乳するのではなく、3時間ごとにしましょう」
【正解】2
1.(×)体重は減少しているが、生理的体重減少の範囲なので、母乳不足状態とはいえない。粉ミルクを足す必要はない。
2.(○)授乳方法に対して様々な不安が出現してくる時期である。母親が満足感・達成感が味わえるように行動を評価することが大切になる。
3.(×)糖水を補充すると、児が満足してしまい、母乳を吸わなくなる可能性がある。
4.(×)母乳育児確立のためには、新生児の欲求にあわせた自律授乳が重要である。
2.(○)授乳方法に対して様々な不安が出現してくる時期である。母親が満足感・達成感が味わえるように行動を評価することが大切になる。
3.(×)糖水を補充すると、児が満足してしまい、母乳を吸わなくなる可能性がある。
4.(×)母乳育児確立のためには、新生児の欲求にあわせた自律授乳が重要である。
■妊娠39週、体重3,100gで正常に出生した生後12時間の新生児。体温36.8℃、心拍数144/分、呼吸数62/分。呼吸はやや不規則、肺雑音(-)、顔面に点状出血が少量見られる。おむつにはレンガ色のしみがみられる。
日齢4日、体重2,950g、体温37.2℃、心拍数136/分、呼吸数45/分、頭部から体幹にかけて皮膚の黄染がみられ、血清ビリルビン値10mg/dl、排尿8回/日、排便4回/日、大泉門は平坦である。臍輪部に発赤はないがやや湿潤している。児のアセスメントで適切なのはどれか。
1.正常経過である。2.体重増加不良である。
3.臍部に感染徴候がみられる。
4.病的黄疸の徴候がみられる。
【正解】1
1.(○)バイタルサイン、大泉門の状態も正常である。
2.(×)新生児期には出生時体重に比べて3~10%の体重減少がみられる(生理的体重減少)。150gの減少は生理的体重減少の範囲である。
3.(×)臍部に発赤はなく、体温も平熱なので感染徴候はないと判断する。
4.(×)新生児の血清ビリルビン値の正常限界は15mg/dlである。この児の血清ビリルビン値は10mg/dlと正常範囲であり、病的黄疸ではない。
2.(×)新生児期には出生時体重に比べて3~10%の体重減少がみられる(生理的体重減少)。150gの減少は生理的体重減少の範囲である。
3.(×)臍部に発赤はなく、体温も平熱なので感染徴候はないと判断する。
4.(×)新生児の血清ビリルビン値の正常限界は15mg/dlである。この児の血清ビリルビン値は10mg/dlと正常範囲であり、病的黄疸ではない。
■30歳の経産婦。妊娠41週5日。規則的な陣痛が発来し、午前10時に入院した。入院時診察で、子宮底長32cm、腹囲88cm、血圧112/70mmHg、尿蛋白(-)、分娩監視装置を装着した結果、4~5分間欠の陣痛がみられ、胎児心拍基線は140bpmであった。午後1時、淡緑色の羊水の流出がみられた。
この時期に確認することで優先度が高いのはどれか。
1.排尿時間2.胎児心拍数
3.羊水の流出量
4.陣痛発作時間
【正解】2
破水時には常に臍帯脱出の可能性と胎内環境の変化に伴う胎児の健康を確認する必要がある。事例では緑色の羊水がみられていることから、羊水が胎便で汚染されている可能性が考えられ、心拍数の確認は優先度が最も高い。
■30歳の経産婦。妊娠41週5日。規則的な陣痛が発来し、午前10時に入院した。入院時診察で、子宮底長32cm、腹囲88cm、血圧112/70mmHg、尿蛋白(-)、分娩監視装置を装着した結果、4~5分間欠の陣痛がみられ、胎児心拍基線は140bpmであった。午後1時、淡緑色の羊水の流出がみられた。
午後2時、体重3,050gの児を娩出した。1分後のアプガースコアは6点で口鼻腔吸引が行われた。5分後のアプガースコアは9点であった。児に起こりうるのはどれか。
1.上気道閉塞2.低酸素性虚血性脳症
3.胎便吸引症候群(MAS)
4.呼吸窮迫症候群(RDS)
【正解】3
1.(×)上気道閉塞とは咽頭の閉塞が原因の無呼吸である。5分後のアプガースコアが9点であることから考えにくい。
2.(×)低酸素性虚血性脳症とは、低酸素と虚血による脳細胞の障害をさす。5分後のアプガースコアが9点であることから考えにくい。
3.(○)羊水混濁があることから、胎便吸引症候群が最も起こりうると考えられる。
4.(×)呼吸窮迫症候群は肺の未熟性に由来する呼吸障害である。在胎週数が短い場合や低体重であるほどリスクが高い。本事例の場合は、正期産で体重も正常範囲なので問題はない。
2.(×)低酸素性虚血性脳症とは、低酸素と虚血による脳細胞の障害をさす。5分後のアプガースコアが9点であることから考えにくい。
3.(○)羊水混濁があることから、胎便吸引症候群が最も起こりうると考えられる。
4.(×)呼吸窮迫症候群は肺の未熟性に由来する呼吸障害である。在胎週数が短い場合や低体重であるほどリスクが高い。本事例の場合は、正期産で体重も正常範囲なので問題はない。
■30歳の経産婦。妊娠41週5(-)、分娩監視装置を装着した結果、4~5分間欠の陣痛がみられ、胎児心拍基線は140bpmであった。午後1時、淡緑色の羊水の流出がみられた。
生後2時間、腋窩温36.2℃、心拍数125/分、呼吸数56/分、陥没呼吸(-)、しん吟(-)、四肢末端にチアノーゼが軽度みられる。児に優先して行うケアはどれか。
1.沐浴2.保温
3.授乳
4.酸素投与
【正解】2
不感蒸泄による体温喪失などのより生後1~2時間には最低体温を示す。そのため保温が必要である。
■正常分娩をした初産婦。産褥5日の子宮復古状態で正常なのはどれか。
1.後陣痛がある。2.赤色悪露がみられる。
3.子宮底の高さが臍と恥骨の中央である。
4.子宮の硬さがゴムまり状である。
【正解】3
1.(×)後陣痛は産褥0~3日の間に起こりやすい。
2.(×)産褥5日頃の悪露は、白血球が増加し、血色素が破壊され褐色となる。
3.(○)産褥5日目の子宮底高は臍と恥骨の中央、子宮底長は9cmであり、正しい。
4.(×)産褥5日目の子宮の硬度は硬式テニスボールくらいの硬さとして触知できる。ゴムまり状の硬さは子宮収縮が不良である。
2.(×)産褥5日頃の悪露は、白血球が増加し、血色素が破壊され褐色となる。
3.(○)産褥5日目の子宮底高は臍と恥骨の中央、子宮底長は9cmであり、正しい。
4.(×)産褥5日目の子宮の硬度は硬式テニスボールくらいの硬さとして触知できる。ゴムまり状の硬さは子宮収縮が不良である。
■28歳の初産婦。妊娠36週5日。規則的な陣痛発来があり入院した。入院時診察では、子宮底長31cm、腹囲85cm。血圧130/74mmHg。尿蛋白(±)、尿糖(-)。分娩監視装置を40分装着した結果、5~6分間欠の陣痛がみられ、胎児心拍数基線は130bpmであった。
帝王切開術後4時間。体温37.5℃。呼吸数18/分、脈拍数74/分。血圧128/74mmHg。尿流出量70ml/時。経皮的動脈血酸素飽和度(SpO2)97%。子宮底の高さ臍上1指、血性悪露少量流出。創部痛がみられる。この状態で最優先されるのはどれか。
1.体位変換を行う。2.水分摂取を促す。
3.授乳を開始する。
4.尿量を医師に報告する。
【正解】1
1.(○)術後イレウスや深部静脈血栓症の予防のため、体位変換は必要である。
2.(×)水分摂取は手術翌日に腸蠕動音を確認したあとに開始される。
3.(×)帝王切開術の場合、身体回復と創部痛を考慮し、無理のない範囲で授乳を開始するべきである。
4.(×)帝王切開術後は、50ml/時の尿量が確保されている必要があるが、本事例の場合は70ml/時と正常である。
2.(×)水分摂取は手術翌日に腸蠕動音を確認したあとに開始される。
3.(×)帝王切開術の場合、身体回復と創部痛を考慮し、無理のない範囲で授乳を開始するべきである。
4.(×)帝王切開術後は、50ml/時の尿量が確保されている必要があるが、本事例の場合は70ml/時と正常である。
■28歳の初産婦。妊娠36週5日。規則的な陣痛発来があり入院した。入院時診察では、子宮底長31cm、腹囲85cm。血圧130/74mmHg。尿蛋白(±)、尿糖(-)。分娩監視装置を40分装着した結果、5~6分間欠の陣痛がみられ、胎児心拍数基線は130bpmであった。
出生した新生児は2,600g。アプガースコアは1分後8点。出生直後から多呼吸がみられたため、保育器に収容された。生後2日、体重2,470g、体温37.0℃。呼吸数42/分、心拍数132/分。チアノーゼはない。総ビリルビン値5.0mg/dl、頭部に黄疸がみられる。四肢の動きは活発である。対応で適切なのはどれか。
1.光線療法の準備をする。2.経鼻胃管で母乳を与える。
3.コットへの移床準備を行う。
4.24時間明るい環境を維持する。
【正解】3
1.(×)光線療法の適応基準は児の体重によって異なる。体重200g以上の児の生後2日目の総ビリルビン値5.0mg/dlは正常範囲であり、光線療法の適応ではない。
2.(×)在胎週数、出生時体重、出生から現在までの様子から経口哺乳が可能であり、経鼻胃管による栄養法の必要はない。
3.(○)生後2日の状態としては正常なのでコットへの移送が可能である。
4.(×)新生児の睡眠リズムは光刺激に左右されるため、昼は明るく、夜は暗くする。
2.(×)在胎週数、出生時体重、出生から現在までの様子から経口哺乳が可能であり、経鼻胃管による栄養法の必要はない。
3.(○)生後2日の状態としては正常なのでコットへの移送が可能である。
4.(×)新生児の睡眠リズムは光刺激に左右されるため、昼は明るく、夜は暗くする。
■36歳の妊婦。妊娠33週5日、切迫早産で入院となった。ベッド上安静で子宮収縮抑制薬(リトドリン塩酸塩)の持続点滴静脈内注射が開始となった。入院時、血圧118/84mmHg。尿蛋白(士)、尿糖(-)。Hb 11.5 g/dl、Ht34%。入院中、最も起こりやすいのはどれか。
1.徐脈2.貧血
3.便秘
4.浮腫
【正解】3
1.(×)リトドリン塩酸塩の副作用は頻脈である。
2.(×)循環赤血球量や循環血漿は妊娠32週をピークに増加する。また妊娠性貧血の定義はHb<11g/dl、Ht<33%である。
3.(○)入院による環境の変化や安静、さらに今後胎児が大きくなることに伴う腸への圧迫により便秘になることが予測される。
4.(×)浮腫は、増大した子宮による下大静脈の圧迫に伴う循環不全により起きる。今回の入院は安静により圧迫が軽減し血圧上昇もないため考えにくい。
2.(×)循環赤血球量や循環血漿は妊娠32週をピークに増加する。また妊娠性貧血の定義はHb<11g/dl、Ht<33%である。
3.(○)入院による環境の変化や安静、さらに今後胎児が大きくなることに伴う腸への圧迫により便秘になることが予測される。
4.(×)浮腫は、増大した子宮による下大静脈の圧迫に伴う循環不全により起きる。今回の入院は安静により圧迫が軽減し血圧上昇もないため考えにくい。
■32歳の初産婦。会社員。妊娠8週0日。身長160cm、体重50kg(非妊時53 kg)。「食べると気持ちが悪くなるので、妊娠前のようには食事がとれない。3食をとるようにがんばっているが、よく食べられたと思ったときに限ってその後に吐いてしまう」と話す。
妊婦の訴えに対するアセスメントに必要な情報で優先度が高いのはどれか。
1.腹囲2.Hb値
3.排便状況
4.尿ケトン体
【正解】4
1.(×)妊娠8週であり、腹囲の増大はないため、影響しない。
2.(×)貧血症状は特にない。また妊娠初期であり可能性は低い。
3.(×)妊娠初期は、食事量や水分摂取量が減り、便秘に傾きやすいため観察は必要である。
4.(○)妊娠悪阻により栄養状態が悪化すれば脂肪の分解が始まり、TCAサイクルに入れなかったアセチルCoAがケトン体に代謝されケトン血症を引き起こす。そのため尿ケトン体の検査は優先度が高い。
2.(×)貧血症状は特にない。また妊娠初期であり可能性は低い。
3.(×)妊娠初期は、食事量や水分摂取量が減り、便秘に傾きやすいため観察は必要である。
4.(○)妊娠悪阻により栄養状態が悪化すれば脂肪の分解が始まり、TCAサイクルに入れなかったアセチルCoAがケトン体に代謝されケトン血症を引き起こす。そのため尿ケトン体の検査は優先度が高い。
■32歳の初産婦。会社員。妊娠8週0日。身長160cm、体重50kg(非妊時53 kg)。「食べると気持ちが悪くなるので、妊娠前のようには食事がとれない。3食をとるようにがんばっているが、よく食べられたと思ったときに限ってその後に吐いてしまう」と話す。
食事の摂取方法に関する説明で適切なのはどれか。
1.少量ずつ食べる。2.糖分を多くとる。
3.水分摂取は控える。
4.時間を決めて食べる。
5.サプリメントをとる。
【正解】1
1.(○)空腹は嘔気を誘発するが、多量摂取も嘔気を誘発するため少量ずつ摂取する。
2.(×)妊娠中はインスリン抵抗性状態になるため、糖の過剰摂取は耐糖能異常をきたす恐れがある。
3.(×)嘔吐による脱水を予防するため、水分摂取の制限はしない。
4.(×)つわりの症状は1日中続くため、症状が落ち着いているときに摂取する。
5.(×)妊娠初期のサプリメントは安全が確認できていない。
2.(×)妊娠中はインスリン抵抗性状態になるため、糖の過剰摂取は耐糖能異常をきたす恐れがある。
3.(×)嘔吐による脱水を予防するため、水分摂取の制限はしない。
4.(×)つわりの症状は1日中続くため、症状が落ち着いているときに摂取する。
5.(×)妊娠初期のサプリメントは安全が確認できていない。
■32歳の初産婦。会社員。妊娠8週0日。身長160cm、体重50kg(非妊時53 kg)。「食べると気持ちが悪くなるので、妊娠前のようには食事がとれない。3食をとるようにがんばっているが、よく食べられたと思ったときに限ってその後に吐いてしまう」と話す。
妊娠20週0日。「気分はとても良いです。元気になったら、夫は家事をしてくれなくなって、私が妊娠しているのを忘れているかのようです。私もこのお腹に赤ちやんがいるって、まだ信じられない感じがします」と話す。対応で最も適切なのはどれか。
1.男性が父親としての役割を意識するのは出産後であることを説明する。2.夫とともに出産準備教室に参加することを勧める。
3.夫に家事を手伝うように看護師から伝える。
4.夫の立会い分娩を提案する。
【正解】2
1.(×)親役割取得に対する準備は、妊娠期より両親学級への参加などが必要である。
2.(○)出産準備教室に参加することで、お互いにどのような親になるのかイメージでき、夫婦関係を再構築する機会となる。
3.(×)新しい家族を迎える準備は、家族で解決することが大切である。
4.(×)父親として意識が低い夫に、立会い分娩の提案前に両親学級など動機付けが必要である。
2.(○)出産準備教室に参加することで、お互いにどのような親になるのかイメージでき、夫婦関係を再構築する機会となる。
3.(×)新しい家族を迎える準備は、家族で解決することが大切である。
4.(×)父親として意識が低い夫に、立会い分娩の提案前に両親学級など動機付けが必要である。
■35歳の初産婦。妊娠38週0日。昨日午後8時に陣痛が開始し、本日の午前1時に入院した。午後1時に羊水流出感があり、診察で破水と子宮口全開大が確認された。午後3時30分に児娩出、午後3時45分に胎盤娩出となった。分娩時出血量は600mlであった。
分娩経過のアセスメントで正しいのはどれか。
1.早産である。2.早期破水である。
3.分娩所要時間は19時間30分である。
4.分娩時出血量は正常範囲を逸脱している。
【正解】4
1.(×)妊娠37週以降の分娩は、正期産である。
2.(×)早期破水とは、分娩開始後から子宮口全開大近くまでの間に破水したものをいい、今回は破水と子宮口全開は同時期であり、適時破水である。
3.(×)分娩第1期が17時間、分娩第2期が2時間30分、分娩第3期が15分であり、分娩所要時間は19時間45分である。
4.(○)分娩出血量は500ml以上が異常出血である 。
2.(×)早期破水とは、分娩開始後から子宮口全開大近くまでの間に破水したものをいい、今回は破水と子宮口全開は同時期であり、適時破水である。
3.(×)分娩第1期が17時間、分娩第2期が2時間30分、分娩第3期が15分であり、分娩所要時間は19時間45分である。
4.(○)分娩出血量は500ml以上が異常出血である 。
■35歳の初産婦。妊娠38週0日。昨日午後8時に陣痛が開始し、本日の午前1時に入院した。午後1時に羊水流出感があり、診察で破水と子宮口全開大が確認された。午後3時30分に児娩出、午後3時45分に胎盤娩出となった。分娩時出血量は600mlであった。
産褥1日。体温37.1℃。脈拍66/分。血圧120/70mmHg。子宮底臍高、子宮収縮は輪状マッサージ後に良好、赤色悪露が中等量みられる。会陰縫合部痛があり、尿意ははっきりしない。乳房緊満はなく、乳腺開口は左右とも4本程度である。褥婦への生活指導で適切なのはどれか。
1.「授乳は休みましょう」2.「乳房を温罨法しましょう」
3.「骨盤底筋体操をしましょう」
4.「3、4時間ごとに排尿しましょう」
【正解】4
1.(×)分娩後早期からの頻回授乳は、プロラクチン分泌を高め、乳汁分泌を促進するために必要である。
2.(×)乳管開通が十分でないこの時期に温罨法を行うことは、循環血流量を増加させ、乳汁うっ滞の原因となる。
3.(×)出血量が600mlと多く、会陰縫合部痛があり、身体の回復状況や症状に応じて開始する。
4.(○)分娩時、児が骨盤隔膜通過時に、尿道を圧迫することで一時的に尿意が消失しているため、排尿を促すことが必要である。
2.(×)乳管開通が十分でないこの時期に温罨法を行うことは、循環血流量を増加させ、乳汁うっ滞の原因となる。
3.(×)出血量が600mlと多く、会陰縫合部痛があり、身体の回復状況や症状に応じて開始する。
4.(○)分娩時、児が骨盤隔膜通過時に、尿道を圧迫することで一時的に尿意が消失しているため、排尿を促すことが必要である。
■初乳と比較した成乳の特徴で正しいのはどれか。
1.塩類を多く含む。2.蛋白質を多く含む。
3.免疫物質を多く含む。
4.100mlあたりのエネルギー量が高い。
【正解】4
1.(×)ナトリウムは初乳に多く、3日で急激に低下する。
2.(×)初乳は成乳に比べ蛋白質を多く含んでいる
3.(×)初乳は分泌型免疫グロブリンAを多く含んでいる
4.(○)乳糖は母乳のエネルギーの40パーセントを占め、初乳から成乳になるにつれて増加する。
2.(×)初乳は成乳に比べ蛋白質を多く含んでいる
3.(×)初乳は分泌型免疫グロブリンAを多く含んでいる
4.(○)乳糖は母乳のエネルギーの40パーセントを占め、初乳から成乳になるにつれて増加する。
■性周期とホルモンについて正しいのはどれか。
1.卵胞期の体温は上昇する。2.卵胞刺激ホルモン(FSH)は視床下部から分泌される。
3.妊娠が成立しない場合の黄体の寿命は20日間である。
4.成熟卵胞に黄体化ホルモン(LH)が作用して排卵が起きる。
【正解】4
1.(×)卵胞期は低温相、黄体期は高温相を呈する。
2.(×)卵胞刺激ホルモン(FSH)は下垂体前葉から分泌され、卵巣での卵胞の発育を促進する。
3.(×)排卵後卵胞内に黄体が形成され、黄体ホルモンを分泌する。卵子が受精せず、妊娠が成立しなかった場合は、黄体は排卵後14日程度で退縮して白体となり消失する。
4.(○)黄体化ホルモン(LH)は卵胞刺激ホルモン(FSH)と協力して卵胞発育を促す。また黄体化ホルモンは成熟卵胞に作用して排卵を誘発する。
2.(×)卵胞刺激ホルモン(FSH)は下垂体前葉から分泌され、卵巣での卵胞の発育を促進する。
3.(×)排卵後卵胞内に黄体が形成され、黄体ホルモンを分泌する。卵子が受精せず、妊娠が成立しなかった場合は、黄体は排卵後14日程度で退縮して白体となり消失する。
4.(○)黄体化ホルモン(LH)は卵胞刺激ホルモン(FSH)と協力して卵胞発育を促す。また黄体化ホルモンは成熟卵胞に作用して排卵を誘発する。
■女性の性器クラミジア感染症で誤っているのはどれか。
1.症状が顕在化しやすい。2.不妊の原因となることがある。
3.パートナーも治療が必要である。
4.骨盤腹膜炎を発症することがある。
【正解】1
1.(○)男性では尿道炎や排尿痛などを訴える割合が高いが、女性では軽症で無症状例も多い。
2.(×)女性では子宮内膜や卵管、卵巣に感染が及ぶ場合があり、不妊の原因になることもある。
3.(×)パートナーもクラミジアに不顕性感染している可能性があるため、患者と同時期に治療を行うことが望ましい。
4.(×)女性では卵管炎を経てから腹膜に炎症が及ぶことがある。
2.(×)女性では子宮内膜や卵管、卵巣に感染が及ぶ場合があり、不妊の原因になることもある。
3.(×)パートナーもクラミジアに不顕性感染している可能性があるため、患者と同時期に治療を行うことが望ましい。
4.(×)女性では卵管炎を経てから腹膜に炎症が及ぶことがある。
■母子保健法で規定されているのはどれか。
1.産前産後の休業2.育児休業の申請
3.受胎調節の実施指導
4.母子健康手帳の交付
【正解】4
1.(×)労働基準法第65条に規定されている。
2.(×)育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律第5条に規定されている。
3.(×)母体保護法第15条に規定されている。
4.(○)母子保健法第16条に規定されている。
2.(×)育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律第5条に規定されている。
3.(×)母体保護法第15条に規定されている。
4.(○)母子保健法第16条に規定されている。
■肺高血圧が長期に持続し、肺血管抵抗が上昇することにより、短絡血流が主に左右短絡から右左短絡になった状態はどれか。
1.拡張型心筋症2.総肺静脈還流異常症
3.Fallot<ファロー>四徴症
4.Eisenmenger<アイゼンメンジャー>症候群
【正解】4
1.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
2.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
3.(○)6か月の乳児が自分で頸部をぶつけるのは考えにくく、虐待が疑われる。
4.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
2.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
3.(○)6か月の乳児が自分で頸部をぶつけるのは考えにくく、虐待が疑われる。
4.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
■健常な幼児の基本的生活習慣の獲得で正しいのはどれか。
1.1歳6か月でうがいができるようになる。2.2歳6か月で靴を履けるようになる。
3.3歳でコップを使って飲めるようになる。
4.4歳で手を洗って拭くようになる。
5.5歳で昼寝は1日1回になる。
【正解】2
1.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
2.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
3.(○)6か月の乳児が自分で頸部をぶつけるのは考えにくく、虐待が疑われる。
4.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
2.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
3.(○)6か月の乳児が自分で頸部をぶつけるのは考えにくく、虐待が疑われる。
4.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
■改訂版デンパー式発達スクリーニング検査について正しいのはどれか。2つ選べ。
1.4領域について判定を行う。2.適応年齢は0~6歳である。
3.判定結果は数値で示される。
4.知能指数の判定が可能である。
5.1領域に10の検査項目がある。
【正解】1,2
1.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
2.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
3.(○)6か月の乳児が自分で頸部をぶつけるのは考えにくく、虐待が疑われる。
4.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
2.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
3.(○)6か月の乳児が自分で頸部をぶつけるのは考えにくく、虐待が疑われる。
4.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
■Aちゃん(3歳、男児)は、斜視の手術のために母親とともに歩いて入院した。入院期間は3日の予定である。3週前に外来で医師と看護師がAちゃんに手術と入院とについて説明した。入院時、Aちゃんはやや緊張した表情をしているが「眼の手術をしに来たの。病院に2つ泊まるんだよ」と看護師に話した。手術当日の朝、Aちゃんは麻酔の前投薬としてミダゾラムとアトロピンを経口で服用した。両親が早朝から面会に来てAちゃんのそばに付き添っている。A
ちゃんは少し興奮気味で、両親に「おなかがすいた。のどが渇いた」と話しかけている。30分後に手術室に入室する予定である。手術室に入室するまでのAちゃんへの対応で適切なのはどれか。
1.水を飲ませる。2.前投薬の追加を医師に相談する。
3.ベッド上で絵本を読み聞かせる。
4.両親と一緒にプレイルームで遊ばせる。
【正解】3
1.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
2.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
3.(○)6か月の乳児が自分で頸部をぶつけるのは考えにくく、虐待が疑われる。
4.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
2.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
3.(○)6か月の乳児が自分で頸部をぶつけるのは考えにくく、虐待が疑われる。
4.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
■Aちゃん(3歳、男児)は、斜視の手術のために母親とともに歩いて入院した。入院期間は3日の予定である。3週前に外来で医師と看護師がAちゃんに手術と入院とについて説明した。入院時、Aちゃんはやや緊張した表情をしているが「眼の手術をしに来たの。病院に2つ泊まるんだよ」と看護師に話した。
Aちゃんの手術は無事終了した。翌日、Aちゃんは眼のガーゼと眼帯が外され、抗菌薬の点眼が始まり、退院が決まった。Aちゃんは眼を触らないように両上肢に肘関節抑制帯をつけている。母親は「手術が無事に終わってほっとしました」と話した。
母親に対する退院後の留意点の説明で正しいのはどれか。2つ選べ。
1.「家でも点眼を続けてください」2.「家に帰ったら洗顔してもよいです」
3.「眼脂が続いたら受診してください」
4.「物が二重に見えることがあります」
5.「家に帰ったら肘関節の固定は必要ありません」
【正解】1,4
1.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
2.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
3.(○)6か月の乳児が自分で頸部をぶつけるのは考えにくく、虐待が疑われる。
4.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
2.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
3.(○)6か月の乳児が自分で頸部をぶつけるのは考えにくく、虐待が疑われる。
4.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
■Aさん(48歳、専業主婦)は、夫と2人で暮らしている。月経周期が35~60日と不規則となり、外来を受診した。診祭時、Aさんは「一人娘が結婚して遠方に住み、私の体調不良について話しにくく、つらいです。夫とは以前はよく一緒に出かけましたが、今は仕事で忙しく、私は家にいることが多いです」と話した。医師は更年期障害と診断した。診祭後、Aさんは「どうしてこのような症状が出るのかしら」と看護師に尋ねた。
Aさんへの説明で適切なのはどれか。
1.「子官が固くなったためです」2.「卵管が狭くなったためです」
3.「卵巣の機能が低下したためです」
4.「視床下部の機能が低下したためです」
【正解】3
1.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
2.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
3.(○)6か月の乳児が自分で頸部をぶつけるのは考えにくく、虐待が疑われる。
4.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
2.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
3.(○)6か月の乳児が自分で頸部をぶつけるのは考えにくく、虐待が疑われる。
4.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
■Aさん(48歳、専業主婦)は、夫と2人で暮らしている。月経周期が35~60日と不規則となり、外来を受診した。診祭時、Aさんは「一人娘が結婚して遠方に住み、私の体調不良について話しにくく、つらいです。夫とは以前はよく一緒に出かけましたが、今は仕事で忙しく、私は家にいることが多いです」と話した。医師は更年期障害と診断した。
Aさんは「汗をかきやすくイライラする以外に、どのような変化が起こりますか」と看護師に尋ねた。
Aさんへの説明で最も適切なのはどれか。
1.手足が温かくなる。2.寝つきが悪くなる。
3.乏尿になる。
4.乳房が張る。
【正解】2
1.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
2.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
3.(○)6か月の乳児が自分で頸部をぶつけるのは考えにくく、虐待が疑われる。
4.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
2.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
3.(○)6か月の乳児が自分で頸部をぶつけるのは考えにくく、虐待が疑われる。
4.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
■Aさん(48歳、専業主婦)は、夫と2人で暮らしている。月経周期が35~60日と不規則となり、外来を受診した。診祭時、Aさんは「一人娘が結婚して遠方に住み、私の体調不良について話しにくく、つらいです。夫とは以前はよく一緒に出かけましたが、今は仕事で忙しく、私は家にいることが多いです」と話した。医師は更年期障害と診断した。
Aさんは「私はこれからどうしたらよいでしょうか。日常生活の過ごし方を教えてください」と看護師に尋ねた。
看護師の対応で最も適切なのはどれか。
1.「外出は控えてください」2.「家事は今までどおり頑張りましょう」
3.「夫と会話をする機会を増やしましょう」
4.「娘さんに週に1回遊びに来てもらいましょう」
【正解】3
1.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
2.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
3.(○)6か月の乳児が自分で頸部をぶつけるのは考えにくく、虐待が疑われる。
4.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
2.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
3.(○)6か月の乳児が自分で頸部をぶつけるのは考えにくく、虐待が疑われる。
4.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
■Aさん(35歳、初産婦)は、夫と2人で暮らしている。妊娠23週2日、妊婦健康診査で胎盤が内子宮口を全部覆っていると指摘された。自覚症状はない。その他の妊娠経過に異常は認められていない。Aさんは、身長155 cm、体重56kg(非妊時体重50kg)である。
Aさんの観察項目で最も注意するのはどれか。
1.破水2.激しい腹痛
3.子宮底の上昇
4.痛みを伴わない性器出血
【正解】4
1.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
2.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
3.(○)6か月の乳児が自分で頸部をぶつけるのは考えにくく、虐待が疑われる。
4.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
2.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
3.(○)6か月の乳児が自分で頸部をぶつけるのは考えにくく、虐待が疑われる。
4.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
■Aさん(35歳、初産婦)は、夫と2人で暮らしている。妊娠23週2日、妊婦健康診査で胎盤が内子宮口を全部覆っていると指摘された。自覚症状はない。その他の妊娠経過に異常は認められていない。Aさんは、身長155 cm、体重56kg(非妊時体重50kg)である。
その後、Aさんの妊娠経過は順調で、妊娠37週0日の午後1時から帝王切開術が予定された。
手術前日の対応で最も適切なのはどれか。
1.浣腸を実施する。2.夕食を禁食とする。
3.輸血の準備を確認する。
4.下肢に間欠的空気圧迫装置を使用する。
【正解】3
1.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
2.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
3.(○)6か月の乳児が自分で頸部をぶつけるのは考えにくく、虐待が疑われる。
4.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
2.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
3.(○)6か月の乳児が自分で頸部をぶつけるのは考えにくく、虐待が疑われる。
4.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
■Aさん(35歳、初産婦)は、夫と2人で暮らしている。妊娠23週2日、妊婦健康診査で胎盤が内子宮口を全部覆っていると指摘された。自覚症状はない。その他の妊娠経過に異常は認められていない。Aさんは、身長155 cm、体重56kg(非妊時体重50kg)である。
Aさんは、妊娠37週0日に帝王切開で体重2,800gの児を出産した。術後3日、Aさんは看護師に「どうすることもできなかったのは分かっているのですが、自然なお産をしたかったです。赤ちゃんを産んだ実感がありません」と話した。
看護師の対応として最も適切なのはどれか。
1.精神科の受診を勧める。2.妊娠期からの振り返りをする。
3.次の出産で経腟分娩を試みるよう勧める。
4.数日前に帝王切開術を受けた褥婦に話をしてもらうよう勧める。
【正解】2
1.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
2.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
3.(○)6か月の乳児が自分で頸部をぶつけるのは考えにくく、虐待が疑われる。
4.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
2.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
3.(○)6か月の乳児が自分で頸部をぶつけるのは考えにくく、虐待が疑われる。
4.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
■A君(5歳、男児)は、先天性水頭症で脳室―腹腔<V-P>シャントが挿入されている。定期受診の際、看護師が確認する項目で優先度が高いのはどれか。
1.頭囲2.聴力
3.微細運動
4.便秘の有無
【正解】4
1.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
2.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
3.(○)6か月の乳児が自分で頸部をぶつけるのは考えにくく、虐待が疑われる。
4.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
2.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
3.(○)6か月の乳児が自分で頸部をぶつけるのは考えにくく、虐待が疑われる。
4.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
■ニ分脊椎の子どもに特徴的な症状はどれか。
1.排泄障害2.体重増加不良
3.言語発達の遅延
4.上半身の運動障害
【正解】1
1.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
2.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
3.(○)6か月の乳児が自分で頸部をぶつけるのは考えにくく、虐待が疑われる。
4.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
2.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
3.(○)6か月の乳児が自分で頸部をぶつけるのは考えにくく、虐待が疑われる。
4.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
■正常な月経周期に伴う変化で正しいのはどれか。
1.排卵期には頸管粘液が増量する。2.月経の直後は浮腫が生じやすい。
3.黄体から黄体形成ホルモン<LH>が分泌される。。
4.基礎体温は月経終了後から徐々に上昇して高温相になる。
【正解】1
1.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
2.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
3.(○)6か月の乳児が自分で頸部をぶつけるのは考えにくく、虐待が疑われる。
4.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
2.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
3.(○)6か月の乳児が自分で頸部をぶつけるのは考えにくく、虐待が疑われる。
4.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
■1歳0か月の幼児の標準的な身長と体重の組合せで正しいのはどれか。(身長―体重)
1.55cm―6kg2.75cm―6kg
3.75cm―9kg
4.100cm―9kg
5.100cm―12kg
【正解】3
1.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
2.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
3.(○)6か月の乳児が自分で頸部をぶつけるのは考えにくく、虐待が疑われる。
4.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
2.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
3.(○)6か月の乳児が自分で頸部をぶつけるのは考えにくく、虐待が疑われる。
4.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
■新生児の養育に関する親への指導で適切なのはどれか。2つ選べ。
1.「体温37.0℃で受診させましょう」2.「沐浴は児が満腹のときに行いましょう」
3.「授乳後は顔を横に向けて寝かせましょう」
4.「衣類は大人よりも1枚少なくしましょう」
5.「オムツはおなかを締めつけないように当てましょう」
【正解】3,5
1.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
2.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
3.(○)6か月の乳児が自分で頸部をぶつけるのは考えにくく、虐待が疑われる。
4.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
2.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
3.(○)6か月の乳児が自分で頸部をぶつけるのは考えにくく、虐待が疑われる。
4.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
■Aちゃん(生後4か月、女児)は、4、5日前から鼻汁と咳嗽とが出現し、今朝から38.0~39.0℃の発熱があり水分摂取が困難になったため受診した。検査の結果、RSウイルス抗原陽性で急性細気管支炎と診断され入院した。入院時、日唇色と顔色はやや不良、呼吸数60/分、心拍分150/分、血圧90/52mmHgで、経皮的動脈血酸素飽和度<SpO2>88%であった。血液検査データは、赤血球480万/μL、Hb 12.8g/dL、Ht 39%、白血球12,000/μL、CRP 5.5 mg/dL。動脈血液ガス分析は、動脈血炭酸ガス分圧<PaCO2>45 Torr、動脈血酸素分圧<PaCO2>58 Torrであった。胸部エックス線撮影で肺野に異常陰影は認められない。
このときのAちゃんに準備すべき物品で優先度が高いのはどれか。
1.加湿器2.酸素吸入器
3.人工呼吸器
4.酸素濃度計
【正解】2
1.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
2.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
3.(○)6か月の乳児が自分で頸部をぶつけるのは考えにくく、虐待が疑われる。
4.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
2.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
3.(○)6か月の乳児が自分で頸部をぶつけるのは考えにくく、虐待が疑われる。
4.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
■Aちゃん(生後4か月、女児)は、4、5日前から鼻汁と咳嗽とが出現し、今朝から38.0~39.0℃の発熱があり水分摂取が困難になったため受診した。検査の結果、RSウイルス抗原陽性で急性細気管支炎と診断され入院した。入院時、日唇色と顔色はやや不良、呼吸数60/分、心拍分150/分、血圧90/52mmHgで、経皮的動脈血酸素飽和度<SpO2>88%であった。血液検査データは、赤血球480万/μL、Hb 12.8g/dL、Ht 39%、白血球12,000/μL、CRP 5.5 mg/dL。動脈血液ガス分析は、動脈血炭酸ガス分圧<PaCO2>45 Torr、動脈血酸素分圧<PaCO2>58 Torrであった。胸部エックス線撮影で肺野に異常陰影は認められない。
Aちゃんは点滴静脈内注射が開始された。処置中、Aちゃんは嗄声で啼泣したが流涙はなく、激しく抵抗することもなかった。処置後に病室に戻ったが、皮膚の弾性が低下しており活気がない。看護師がAちゃんの呼吸状態と併せて観察する項目で優先度が高いのはどれか。
1.哺乳力2.排尿の有無
3.排便の有無
4.瞳孔の大きさ
【正解】2
1.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
2.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
3.(○)6か月の乳児が自分で頸部をぶつけるのは考えにくく、虐待が疑われる。
4.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
2.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
3.(○)6か月の乳児が自分で頸部をぶつけるのは考えにくく、虐待が疑われる。
4.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
■Aちゃん(生後4か月、女児)は、4、5日前から鼻汁と咳嗽とが出現し、今朝から38.0~39.0℃の発熱があり水分摂取が困難になったため受診した。検査の結果、RSウイルス抗原陽性で急性細気管支炎と診断され入院した。入院時、日唇色と顔色はやや不良、呼吸数60/分、心拍分150/分、血圧90/52mmHgで、経皮的動脈血酸素飽和度<SpO2>88%であった。血液検査データは、赤血球480万/μL、Hb 12.8g/dL、Ht 39%、白血球12,000/μL、CRP 5.5 mg/dL。動脈血液ガス分析は、動脈血炭酸ガス分圧<PaCO2>45 Torr、動脈血酸素分圧<PaCO2>58 Torrであった。胸部エックス線撮影で肺野に異常陰影は認められない。
去痰薬の吸入を1日3回と、日腔内と鼻腔内の吸引を適宜実施するよう指示が出された。去痰薬の吸入後、聴診をすると呼吸数48/分、右上葉の呼吸音が減弱していた。
Aちゃんの排痰を促す適切な体位はどれか。
1.仰臥位2.腹臥位
3.右側臥位
4.左側臥位
5.眼瞼結膜の色調
【正解】4
1.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
2.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
3.(○)6か月の乳児が自分で頸部をぶつけるのは考えにくく、虐待が疑われる。
4.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
2.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
3.(○)6か月の乳児が自分で頸部をぶつけるのは考えにくく、虐待が疑われる。
4.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。