テーマ:私の上京物語
ダンボール箱を開けると
進学を理由に田舎から上京
地元は東北の田舎。4人兄弟の末っ子長女としてお母さんにはとっても甘やかされていたわたし。
何もない田舎に嫌気がさして、決して裕福な家庭ではなかったのですが、わがままを言って進学を理由に都会に上京しました。
実家にいたときは、お母さんの干渉の多さがとても嫌で、一人暮らしできると思うと清々とした解放された気持ちでいっぱいでした。
乱れていった食生活。すると…
しかし、実際に上京し、慣れない土地で多忙な学生生活を送りこれからのことの不安と疲労と孤独感で押しつぶされそうになり、夜な夜な1人で泣くこともありました。
ご飯も面倒だからと言う理由でインスタントのものやスナック菓子などでお腹をみたしてました。
そんな生活の中、田舎の母から送られてきたダンボール箱。
そこにはダンボール箱いっぱいのタッパーに入ったわたしの好物ばかりのお母さんの手作りの料理達と手紙でした。
お母さんの手紙に思わず
「遠く離れた土地で一生懸命頑張ってるあなたを誇りに思います」
お母さんに抱きしめられた気持ちになりました。
お母さんの愛情に触れ、わたしは不安や孤独から解放された気がして、1人アパートの部屋でわんわん泣きました。
お母さんへ
近くにいる時は全然わからなかった。
離れてわかる、お母さんの愛情の深さ。
お母さん。
おかげで頑張れました。
ありがとう。今度実家に帰るね。