• 公開日: 2015/1/14
  • 更新日: 2018/12/13

人生の、そして仕事の、大先輩

テーマ:私を支えてくれる家族

目標は母

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母に進められていたけれど

私の母は看護師でした。
そのせいか小さい頃から『看護師になりなさい』と言われ続けてきましたが、他にやりたいこともあるしと看護師には見向きもしませんでした。

頭に浮かんだ、母の看護師としての姿

子どもができ、自分がしたいことなどを考えていた時、いつも頭によぎるのは母が祖母に心マを行ってた場面。私も人を助ける仕事をしたいと旦那さんを説得し子育てしながら学生生活をスタートしました。
しかし、子育てしながらの学生生活は大変で母の手を借りたことも何度か。その度に母から『私が言ったときになってたらよかったのに』と何度も言われました。
母からしたら独身の時に学生生活をしていた方が私自身もしんどくなかったのに、という気持ちからその言葉が出ていたのだと思います。

初めて伝えた、母への感謝

看護学校の卒業式の日に今まで私を支えてくれた母に手紙を書きました。
『お母さんに言われてた頃、私は看護師になりたくなかった。けど、子育てしてるときにどうしても看護師になりたいと思った。だから遠回りをしたけど看護師の道を選んだ。これからは目標である看護師の母を越えるような看護師になります。
今までありがとう。これからもよろしく。』

母を目標に

母はその日を境に『私が言ったときになってたらよかったのに』と言う言葉を言わなくなりました。
素直に発言できない母が寝ずに勉強する私を気遣いかけてくれていた言葉。学生時代と変わらず今も看護師生活をサポートしてくれてる母には感謝です。
楽しみながら看護師してるのが母への恩返しだと思ってるので、目標看護師(母)みたいになれるよう看護師生活を楽しみながら頑張りたいと思います!

●執筆●しょういち さん
このエッセイは 「ナースエッセイ」 にご応募いただいたものです。
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