看護師を「もう辞めたい」と思った。
そんな時、あなたを再びやる気にさせた、あのひとのあの”言葉”。
今回は、医師からもらったあの”言葉”をエピソードと供にお届けします。
“とにかく笑顔を見せなさい。笑顔だって立派な看護なんだから。”
人見知りで会話ベタだった私(今現在も)。
同僚達は先輩ナースや患者さん達と打ち解けて楽しそうに働いているのに、私は一人疎外感を感じ悶々と暗~い顔の毎日。「私なんかナースに向かない」と落ち込んでいた時に、私の異常を察知した医院長が笑顔で優しく声をかけてくれました。たかが勤務学生に医院長が・・・これで立ち直らない人はいないでしょう(笑)
(くれは/看護学校二年の勤労学生時代)
“君がいるだけで励まされる人がいるから。”
こういってくださった医師もまた病気で身体にハンディキャップを持っていることを教えてくださいました。医師をやめようと何度も思ったけど、患者さんから励まされて続けてきたといわれました。私は、このまま看護師を続けていくことに不安を感じていたのですが、こんな私でも必要としてくれる患者さんがいるかもしれない。私は私にできることを精いっぱいがんばろうと思いました。
(ねこ/卒後4年目、病気で休職、復職したとき)
“いなくなったら困る。もう少し頑張って、手助けするから。 ”
手際は悪く、まわりのナースともうまくいかず。辞めたいなあと愚痴をこぼしていたら、サポートしてくれたり、毎日、もう少し頑張って辞めずに来てと頼まれ、こんな私でも頼りにしてくれたので。
(ヒロ/就職1年以内)
“一歩一歩”
消化器内科の慢性期病棟に3年勤めて一旦退職。全く別分野の学校に行ったりしていました。5年後、全く見知らぬ土地に来て、再び、看護職に復帰。復帰後の職場はICUでした。超急性期の患者様相手に、当時の記憶もないほど追い詰められていました。仮眠はおろか、食事休憩もままならないほど忙しかった夜勤の勤務の終了間際、もう無理だ、今日こそ辞めようと思っていたら、ICUに一番詰めていた医師が、すれ違いざまにつぶやきました。今でも、私に言われたのかは、分かりません。でも、焦らず、少しずつでも頑張っていこうと考えなおしました。
(あきら/復職1年目)
“急変時に、あわてなくていい。できることも、できなくなってしまう。”
私は、心臓外科、循環器内科で、急変なんて、当たり前の部署でした。時間が大切だから、医師は、バカ、あほと、すぐにどなりました。でも、その先生だけは、おこったら、できるものも出来なくなるといってくれ、何をしてほしいか、指示をしてくれました。あわてる必要はないし、落ち着いてやってくれたらいい。と、いってくれ、アドバイスをしてくれました。
(さくら/新人一年目)
“ガラスは段々曇っていくけれど、元々曇ったガラスは吹いてもキレイにはならない。あなたのガラスは元の透明度が高いから、拭けばキレイになる。そういう人に、看護師を続けてもらいたい。”
患者さんから目を離した30分間に急変があり、看取ることになった。自分の勤務していた夜勤だったため、責任を感じたり、自分が手を尽くしても何にもならないことがショックで落ち込みました。最期に携わる看護師という仕事自体がイヤになっていました。今も多少モヤモヤしていますが、先生の話を聞いて前向きに捉えるきっかけとなりました。
(ぷちとまと/転職して2ヶ月経った頃)
“忙しい、大変な勤務によく当たる人というのは、看護婦に向いていると言うことなんですよ。”
毎日のようにステルベン(sterben)や急変に当たって、落ち込んでいたとき、立ち直るきっかけになりました。
(ピカチュウ/新卒一年目)