フライトナースの実態に迫る
ドクターヘリに乗り、遠く離れた患者の元へ駆けつけるフライトナース。 最近はドラマの題材としても取り上げられ、その存在がより身近になってきています。 ただ、求人が出にくい希少な職種でもあるため、フライトナース人口はまだまだ少ないのが現状です。 今回は、ベールに包まれたフライトナースの魅力や、求められるスキル、そして気になるお給料のことまで、じっくり解説します。「ヘリがあるから救える命がある」フライトナースのやりがい
フライトナースは、医師とともにドクターヘリに搭乗し、より緊急性が高い患者の救護活動を行います。 普段は院内の救命救急センター働いている方もいますが、出動要請がかかり次第、ヘリに乗り込み、時速200~250kmのスピードで患者の元へ向かいます。 広くはないヘリの中、限られた医療機器を駆使して患者を処置するフライトナースの仕事は、一瞬たりとも気が抜けません。緊張状態が長時間続くため、心身に相当なストレスがかかる仕事と言えるでしょう。 しかし、ヘリがなければ助からなかったかもしれない命を救うことができた
限られた医療機器を駆使して処置を行い、より速く病院へ搬送することが一番のやりがいといった声からは、フライトナースならではのやりがいが伝わってきます。
体調管理と、強い精神力・・・フライトナースに求められること
フライトナースになるためには、救命救急の知識や経験が不可欠。 日々勉強を怠らない、講習会へ参加するなど、スキルを高めるための意欲も求められます。 そして、何よりも重要なことは自分の体調管理。 一刻一秒を争う現場でフル活動できるよう、常に体調を万全に保つ必要があります。 また、フライトナースが駆けつける現場は、凄惨な事故現場であることも少なくありません。どのような状況でも冷静さを保ち、患者の処置に加えて、その家族の心のケアにも気を配れる、強い精神力が必要と言えるでしょう。病棟勤務とほぼ変わらない?フライトナースの給与
高いスキルと、ハードな勤務に耐えられる精神力が必要なフライトナースの給与は、どのくらいなのでしょうか? 病院によっては、搭乗危険手当などを支給する所もあるようですが、高額な手当ではないようです。 一般的に、フライトナースの給与は、病棟で働く看護師のそれとほぼ変わらないと言われています。 給与目当ての志願では、この過酷な仕事を続けていくことは難しいでしょう。 「フライトナースとして患者を救いたい」と強い意志を持つ人こそが、この仕事で輝ける人なのです。求人広告はほぼゼロ?フライトナースになるには
「フライトナースになりたい!」そう思った場合、どのようにして求人を探せばいいのでしょうか? フライトナースは、ドクターヘリを設置する病院で勤務をしますが、そのような病院でフライトナースの求人募集を掲げている可能性はほぼゼロ。 病院内の看護師からフライトナースを抜擢することが多いため、求人広告を出して外部の人を採用する必要がないのです。 フライトナースを目指すなら、まずはドクターヘリのある病院への入職が、夢を叶える第一歩。 育成支援体制や研修制度が充実している病院を選べば、夢にもう一歩近づけるでしょう。活躍できる場所はたくさんあります!
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