コラム
  • 公開日: 2014/11/25
  • 更新日: 2019/3/1

【連載】ナースの転職知恵袋

おひとりさまナースに告ぐ!老後に備える貯蓄のススメ

楽しいおひとりさまライフの落とし穴

子供の反抗期、義理の親とのいさかい、夫・妻の浮気などなど、既婚者が頭を抱える諸問題に悩まされることなく、シングルライフを謳歌しているおひとりさま。そんな彼・彼女たちもいつしか中年を過ぎ、ぽつりとつぶやくのです。 「老後どうしよう・・・」 病院で高齢者のケアをしている看護師さんであれば実感されていることと思いますが、急な怪我や病気による入院のリスクは、高齢になればなるほど高まるもの。 しかし、稼いだお金を自由に使えるおひとりさまのメリットが悪い方向に働き、老後の生活を支える充分な貯蓄がほとんどできていない人も多いようです。 突発的な事態にも耐えうるお金を貯蓄し、かつ余裕のある老後を過ごすためにはどうすればいいのか? 不安を抱える皆様に、おひとりさまの貯蓄プラン「初めの一歩」を提案します!

まずは書き出してみることから

貯蓄を始める第一歩は、必要なお金の額を認識することから。そこでまずは、
  • ・自分がこれからいくら稼げるか?(入ってくる額)
  • ・今使うお金はいくらか?(出ていく額)
  • ・将来いくらあればいいか?(将来に備える額)
の3点を書き出してみましょう。 家計簿でもつけていない限り、自分が月々いくら使っているのかはなかなか把握しづらいものです。しかし、現在の支出を知ることで、未来に必要な額も検討がつくので、現役で働ける間に月々いくら貯金しておくべきか目標が見えてきます。 ちなみに、理想としては最低でも今の年収の半分は常に準備しておきたいところ。 上で述べた突然の入院など、万が一の出来事にも対応できます。

不要なものは解約!各種料金の見直しを

貯蓄するべき金額が分かったら、次は「いかに無理なく貯めるか?」を考えます。 そのために最も手軽な方法が、月々支払う各種料金の見直しです。

携帯電話やスマホのプラン

契約した当初のプランをずっと継続し、今では不要となったオプションのために毎月高い料金を支払っている方は意外と多いようです。月々の明細表は是非チェックしたいところ。思わず「これは何?」と唸ってしまう、明らかに不要なサービスや、有料コンテンツが見つかる可能性大!

外食や飲み会代などの交際費

一回につき3000~4000円は平気で飛んでいく飲み会。好きでもないのに、「付き合いだから仕方がない」と惰性で参加していては、いつまでたっても貯金できません。 飲み会も外食も大好き!という方は、交際費の上限をしっかり決め、その額を超えたらお誘いは断ると心に誓いましょう。中には「飲み会がありそうな月末や週末は敢えて夜勤を希望」と、賢く対処している方も。

生命保険料

知り合いに勧められるままに加入したものの、その契約の中身すらイマイチ理解していない人も多い生命保険。 そもそも生命保険とは、自分に万が一のことがあった際、残された家族の生活を守るための資金援助です。 しかし独身の場合、自分亡き後に生活していけない人がいる、というケースは少ないのでは。 入院時に備えて、医療保険やがん保険にはしっかり加入しておきたいところですが、死亡保険は葬式代程度(約300万円)を準備しておけば問題ないでしょう。保障額が高すぎないか、点検してみる価値はありそうです。
心身の消耗が激しい看護師のお仕事。リタイアするころには身体はボロボロ、貯金もなく、でも一人で生きていかなければならない・・・そんな状況はあまりにも寂しいですよね。時間もある、貯金もあるとなれば、老後はまさに第二の青春。愉しみを存分に味わうために、今この時から、お金との付き合い方を少しだけ見直してみませんか?

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編集 ナース人材バンク
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