• 公開日: 2014/3/29
  • 更新日: 2020/3/26

【連載】看護師 国家試験対策・過去問

【精神】29歳の男性。会社員。自宅で両親と同居。家族関係は良い。3か月前に業務が変わり、残業が増えた。1か月前から「仕事がつらい」と言うようになった。その頃から、胃部不快、食欲不振、全身倦怠感、不眠が出現した。…

【精神】29歳の男性。会社員。自宅で両親と同居。家族関係は良い。3か月前に業務が変わり、残業が増えた。1か月前から「仕事がつらい」と言うようになった。その頃から、胃部不快、食欲不振、全身倦怠感、不眠が出現した。内科を受診したところ、精神科の受診も勧められた。精神科では抗不安薬と睡眠薬とが処方された。内科で上部消化管内視鏡検査の予約をして帰宅したが、3日後「症状がよくならない、どうしたらよいかわからない。考えると息が苦しくなって座り込んでしまう」と訴えて再受診し、精神科病院の開放病棟に任意入院した。患者は心配そうな表情で「どうしたらいいんだろう」と看護師に訴えた。

患者の訴えで最も強い苦痛はどれか。

1.腹痛

2.不安

3.不眠

4.拒食















―――以下解答―――

(解答)2

<解説>

「どうしたらいいんだろう」という、将来に対する漠然とした心配は、不安の表れである。

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