【母性】産褥期の生理的変化で正しいのはどれか。
1.胎盤娩出後にプロゲステロンが血中に増加し乳汁分泌が始まる。
2.初乳は成乳に比べ免疫グロブリンの濃度が高い。
3.子宮が非妊時の大きさに戻るのは分娩後約2週である。
4.月経の発来は授乳女性で分娩後平均8週である。
―――以下解答―――
(解答)2
<解説>
1.(×)胎盤娩出後にプロラクチンが増加し、乳汁分泌が始まる。
2.(○)初乳は成乳に比べ免疫グロブリン(特にIgG)が多く、新生児の細菌やウイルスに対する抵抗力を高めている。
3.(×)子宮が非妊時の大きさに戻るのに約10日かかる。
4.(×)分娩後8週で月経が発来するのは、授乳しない女性の場合である。授乳女性は乳汁分泌ホルモンであるプロラクチンがエストロゲン、プロゲステロンを抑制するため、月経の発来は分娩後平均12週と遅くなる。