【母性】生後1日の女児。在胎39週5日、正常分娩で出生した。出生時体重3,300g。今朝の観察では体重3,150g。体温37.0℃。呼吸数50/分。心拍数140/分。顔面に少量の点状出血、少量の性器出血と暗緑色の便が多量に見られる。
経過のアセスメントで正しいのはどれか。2つ選べ。
1.出血傾向がみられる。
2.便はタール便である。
3.体温は正常範囲である。
4.呼吸に異常がみられる。
5.体重減少は生理的範囲内である。
―――以下解答―――
(解答)3,5
<解説>
1.(×)顔面の少量の点状出血は、生後1日目では出産時の正常内の影響と考えられる。少量の性器出血も正常内である。
2.(×)暗緑色の便は、生後1日目の新生児では異常ではない。暗黒色および茶褐色であれば、タール便を考える。
3.(○)37℃の体温は新生児にとっては、正常内である。
4.(×)正期産児の呼吸数は、40~50台で正常内である。
5.(○)生理的体重減少として、生後3~4日で体重の3~10%減少するため、150gの減少は4.5%程度の減少に相当し問題ない。