【小児】在胎40週、3,100gで出生した新生児。胎児超音波検査で先天性心疾患を疑われていたが、検査の結果、ファロー四徴症と診断された。全身状態が良好であったため、外来通院で経過を観察することとなり1か月で退院した。2歳になり児は根治手術を受けることとなった。
手術前に注意すべき症状はどれか。
1.乏尿
2.起坐呼吸
3.頻拍発作
4.無酸素発作
―――以下解答―――
(解答)4
<解説>
ファロー四徴症では、生後2~3か月頃から「無酸素発作」と呼ばれる、多呼吸、呼吸困難、チアノーゼの増強を主症状とする発作が出現しやすい。重症の場合は意識障害・けいれん発作を経て死亡する場合もある。