【老年】親の介護を行うことになった夫婦のうち、家族発達理論に基づき介護力が最も強いと考えられるのはどれか。
1.子どものない20代の新婚の夫婦
2.1歳の子どもがいる30代の夫婦
3.大学生の子どもがいる50代の夫婦
4.子どもが独立したあとの70代の夫婦
―――以下解答―――
(解答) 3
<解説>
1.(×)「新婚期(結婚から第1子誕生まで)」に入ったばかりで、夫婦の生活を作り上げるという発達課題に取り組んでいる最中なので、夫婦の介護力は高くない。
2.(×)「養育期(乳幼児をもつ家族)」に入ったばかりで、乳幼児を中心とした生活を作る発達課題に取り組んでいる最中なので、夫婦の介護力は高くない。
3.(○)「教育期(後期:10代の子どもをもつ家族)」の後期にあたり、家族の発達課題が一段落していると考えられるため、夫婦の介護力は高いと判断する。
4.(×)「充実期」の後期にあたり、夫婦2人の生活を作り上げていると考えられるが、夫婦が高齢であることから、介護力は高くない。