• 公開日: 2014/1/25
  • 更新日: 2020/3/26

【連載】看護師 国家試験対策・過去問

2009年度(第98回)看護師国家試験 過去問題 午後100

【老年】65歳の女性。身長157cm、体重56kg。長女夫婦と2人の孫と2階家屋一戸建てに住んでいる。本人の部屋は2階にある。長女夫婦が共働きのため、孫の幼稚園の送迎や世話などで毎日忙しく過ごしている。1か月前の市の健康診査で骨密度の検査を受けたところ精査を勧められ、近医で骨粗鬆症と診断され、ビスホスホネート製剤の内服を開始した。

骨粗鬆症のタイプで最も考えられるのはどれか。

  1. 突発性

  2. 閉経後

  3. 廃用性

  4. 栄養性

―――以下解答―――









(解答)2  

<解説>

1.(×)原因不明で突発的に骨粗鬆症が発症することはない。

2.(○)患者の年齢から、年齢から閉経後骨粗鬆症(エストロゲンの減少による骨密度の減少)と考えられる。

3.(×)寝たきりなどで骨に負荷がかからないことで骨粗鬆症が進行することがある。しかし、この患者の場合は活動量が多いのであてはまらない。なお、廃用性骨粗鬆症という分類はない。

4.(×)カルシウムやビタミンDの不足で骨粗鬆症が進行することはあるが、患者に栄養状態悪化の情報はない。なお栄養性骨粗鬆症という疾患名はない。

関連記事

看護知識

ナース専科で看護知識を”学ぶ”記事ランキング