【老年】高齢者に投与される薬と副作用の組合せで正しいのはどれか。
1.β遮断薬ー消化性潰瘍
2.抗パーキンソン薬ー徐脈
3.非ステロイド性抗炎症薬ー不随意運動
4.ベンゾジアゼピン系睡眠薬ー筋弛緩作用
―――以下解答―――
(解答) 4
<解説>
1.(×)β遮断薬では、交感神経の働きを抑制するため、徐脈や心不全を起こしやすい。
2.(×)抗パーキンソン薬であるレボドパは、末梢性副作用として消化器症状、中枢性副作用として不随意運動などの症状を呈する。
3.(×)非ステロイド性抗炎症薬は胃粘膜保護作用が阻害され、消化管出血をきたす。
4.(○)ベンゾジアゼピン系睡眠薬は運動失調や筋弛緩作用による転倒が起こりやすい。