• 公開日: 2014/1/26

【連載】看護師 国家試験対策・過去問

【成人】43歳の女性のAさんは、過多月経を主訴に受診し、子宮筋腫で単純子宮全摘術を受けた。退院指導で最も適切なのはどれか。

【成人】43歳の女性のAさんは、過多月経を主訴に受診し、子宮筋腫で単純子宮全摘術を受けた。退院指導で最も適切なのはどれか。

1.「貧血は改善するでしょう」

2.「性行為は今後ずっとできません」

3.「更年期障害が現れる可能性があります」

4.「食物繊維をとるように心がけてください」















―――以下解答―――

(解答) 1 

<解説>

1.(○)月経がなくなるので、貧血は改善する。

2.(×)膣上部の縫合部分が治癒すれば、性行為は可能である。

3.(×)単純子宮全摘術では、子宮のみの切除で卵巣は切除しないので、更年期障害は出現しない。

4.(×)広汎子宮全摘術(子宮癌の手術で適用される)では、子宮周囲の自律神経も切除するため、排尿障害や排便障害が生じ、排便障害に対しては食物繊維の摂取が重要になる。単純子宮全摘術では、自律神経は温存されるため、食物繊維の摂取は必要ない。

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