【成人】血液透析の導入期の看護で適切なのはどれか。
1.飲水は制限しない。
2.不均衡症候群に注意する。
3.透析実施中の歩行を促す。
4.血圧はシャント肢で測定する。
―――以下解答―――
(解答) 2
<解説>
1.(×)飲水量、蛋白質摂取量、カリウム摂取量、塩分摂取量については透析導入後も制限が必要である。
2.(○)血液が急激に浄化されることで、不均衡症候群(頭部と頭部以外の体液組成のバランスが崩れることで生じる頭痛や嘔気・嘔吐などの副作用)が生じやすくなる。
3.(×)透析中は安静臥床が必要である。
4.(×)シャントとは、透析のための血管確保がしやすいように動脈と静脈を吻合した血管である。シャント肢は負担をかけないことが大切であり、採血や血圧測定は避ける。