• 公開日: 2014/1/26
  • 更新日: 2020/3/26

【連載】看護師 国家試験対策・過去問

【成人】58歳の男性。下腹部痛と下血とで来院した。Hb4.8g/dlで緊急入院し輸血を行うこととなった。輸血時の看護で正しいのはどれか。

【成人】58歳の男性。下腹部痛と下血とで来院した。Hb4.8g/dlで緊急入院し輸血を行うこととなった。輸血時の看護で正しいのはどれか。

1.小児用点滴セットを用いる。

2.交差試験の結果は医師や看護師が複数で確認する。

3.アレルギー反応を観察するために開始後3分間は側にいる。

4.輸血後3日以内は輸血後移植片対宿主病発症に注意する。















―――以下解答―――

(解答)2  

<解説>

1.(×)輸血時は必ず輸血セットを用いる。輸血セットは170μmのナイロンメッシュフィルタがついており、大凝集塊を排除できる。また針は18~20Gを使用する。

2.(○)交差試験の結果に限らず、患者の名前や血液型、血液製造番号、有効期限など、輸血本体と伝票などを照合し、医療従事者2名以上で確認する。

3.(×)輸血開始直後より5分間は患者のそばを離れず厳重に観察し、15分後に再度アレルギー反応などがないかを観察する。その後適宜(何もなくても1時間毎に)観察し異常の早期発見に努める。

4.(×)輸血後移植片対宿主病は、輸血後1~2週間後に起こる。

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