• 公開日: 2014/1/26
  • 更新日: 2020/3/26

【連載】看護師 国家試験対策・過去問

【成人】労作性狭心症の患者に対する生活指導で適切なのはどれか。

【成人】労作性狭心症の患者に対する生活指導で適切なのはどれか。

1.低残渣の食事をとるように心がける

2.ニトログリセリンを定期的に使用する。

3.動いたら休む習慣をつけるように心がける。

4.入浴は42℃くらいのお湯で肩までつかる。















―――以下解答―――

(解答)3  

<解説>

1.(×)動脈硬化を悪化させないために適正カロリーを守り、アルコールや動物性油脂を制限する必要があるが、低残渣食である必要はない。

2.(×)ニトログリセリンは狭心症発作時に舌下・噴霧する。労作性狭心症では定期薬としてβ遮断薬を用いることが多い。β遮断薬は交感神経を抑制し、心臓の収縮力・心拍数を低下させて心負荷を軽減させる。

3.(○)労作性狭心症は、運動による冠血流量の需要に対して供給が不足して発症するため、運動したらこまめに休むようにする。

4.(×)入浴は高温になると交感神経が緊張し、血圧上昇や心拍数の増加など心臓の負荷量が増加する。そのため温度は38~40℃程度とし、心臓が水圧の影響を受けないように湯船には浅くはいる。

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