• 公開日: 2014/1/27
  • 更新日: 2020/3/26

【連載】看護師 国家試験対策・過去問

【成人】癌性疼痛で硫酸モルヒネ徐放錠を1日2回(9時、21時)内服している患者が19時に痛みを訴えた。このときの対応で最も適切なのはどれか。

【成人】癌性疼痛で硫酸モルヒネ徐放錠を1日2回(9時、21時)内服している患者が19時に痛みを訴えた。このときの対応で最も適切なのはどれか。

1.睡眠導入薬の内服

2.塩酸モルヒネ水の内服

3.ペンタゾシンの筋肉内注射

4.21時の硫酸モルヒネ徐放錠を早めに内服















―――以下解答―――

(解答) 2 

<解説>

1.(×)硫酸モルヒネ(オピオイド)を使用しても痛みが増強する場合は、睡眠導入剤では効果はない。

2.(○)速やかに痛みをとる目的で、レスキュー(臨時追加投与)で塩酸モルヒネを用いることがのぞましい。患者は内服できるので、塩酸モルヒネ水が適切である。

3.(×)オピオイドを用いている患者に、オピオイドよりも効果の低いペンタゾシンを用いても効果はない。

4.(×)徐放剤には速効性はない。また定時に内服するのが原則である。

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