【成人】気管支鏡検査で正しいのはどれか。
1.咽喉頭麻酔は上部消化管内視鏡と同様に行う。
2.検査の4時間前まで飲水は可能である。
3.前投薬として鎮咳薬を投与する。
4.検査中に問題がなければ合併症の発症はない。
―――以下解答―――
(解答) 2
<解説>
1.(×)咽喉頭麻酔は、検査直前に局所麻酔を咽喉頭に噴霧する。上部消化管内視鏡の時は、ゼリー状の麻酔薬(キシロカインビスカスなど)を咽喉に数分間溜めた後、飲み込む。その後、スプレーで咽頭部に追加麻酔する。
2.(○)気管支鏡検査の数時間前から絶飲食とする。
3.(×)前投薬は、分泌物や迷走神経の緊張を抑えるため、アトロピンの使用が一般的である。
4.(×)肺・気管支からの出血や気胸、発熱などの可能性はある。