• 公開日: 2014/1/28
  • 更新日: 2020/3/26

【連載】看護師 国家試験対策・過去問

2008年度(第97回)看護師国家試験 過去問題 午後53

【成人】58歳の男性。会社役員。妻と子どもとの3人暮らし。出勤途中の電車内で意識消失し、けいれん発作を起こして搬送された。検査の結果、脳腫瘍の疑いで入院した。検査の結果、神経膠腫と診断された。腫瘍摘出術後、放射線療法が開始された。照射部位周辺の発赤がみられ「頭が痛がゆい」と訴えている。頭部の皮膚のケアで適切なのはどれか。

1.冷湿布剤を貼用する。

2.ぬるま湯で洗い流す。

3.アルコール清拭をする。

4.ガーゼで保護してテープ固定する。















―――以下解答―――

(解答)2  

<解説>

1.(×)湿布や軟膏などは皮膚への刺激になるため避ける。氷のうやアイスノンで冷やすのが効果的である。

2.(○)皮膚のびらんや潰瘍を伴う場合、微温湯やぬるめに温めた生理的食塩水で洗浄する。

3.(×)アルコールは皮膚への刺激が強すぎる。

4.(×)放射線を受けた皮膚は乾燥状態にあるため、ガーゼの摩擦やテープののりは刺激になりやすい。

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