• 公開日: 2014/1/29
  • 更新日: 2020/3/26

【連載】看護師 国家試験対策・過去問

【成人】34歳の男性。運送会社で配達を担当している。6ヶ月前の職場の健康診断で、血圧142/90mmHg、尿蛋白(2+)、尿潜血(2+)を指摘されたが放置していた。1週前、風邪症状の後に紅茶色の尿がみられたため内科を受診した。血清IgAが高値のため精査が必要となり入院した。経皮的腎生検を行うことになった。説明で適切なのはどれか。

【成人】34歳の男性。運送会社で配達を担当している。6ヶ月前の職場の健康診断で、血圧142/90mmHg、尿蛋白(2+)、尿潜血(2+)を指摘されたが放置していた。1週前、風邪症状の後に紅茶色の尿がみられたため内科を受診した。血清IgAが高値のため精査が必要となり入院した。経皮的腎生検を行うことになった。説明で適切なのはどれか。

1.「左右交互に横向きになって両方の腎臓に針を刺します」

2.「針を刺すときは深呼吸を繰り返して下さい」

3.「検査2時間後に止血が確認できたら歩いてもかまいません」

4.「検査後2週間は重い物を運ぶ仕事は控えて下さい」















―――以下解答―――

(解答) 4 

<解説>

1.(×)経皮的腎生検は腹臥位で左腎を穿刺し、組織を採取する。

2.(×)穿刺時は、針先が腎臓に到達したら患者に息を止めてもらう。

3.(×)検査終了後に圧迫止血を行い、6~12時間くらいは仰臥位で安静を保持する。その後12~24時間は安静が必要である。

4.(○)腹圧をかけることで再出血を起こす危険性があるので、激しい運動や腹圧のかかる運動は2~3週間避ける。

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