• 公開日: 2014/2/26
  • 更新日: 2020/3/26

【連載】看護師 国家試験対策・過去問

【成人】急性心筋梗塞で,緊急に左大腿動脈から経皮的冠状動脈内血栓溶解療法(PTCR)を受けた患者が,2時間後に「あおむけに寝ているから腰が痛い」と訴えた。穿刺部位からの出血はなく,バイタルサインは安定している。正しいアドバイスはどれか

【成人】急性心筋梗塞で,緊急に左大腿動脈から経皮的冠状動脈内血栓溶解療法(PTCR)を受けた患者が,2時間後に「あおむけに寝ているから腰が痛い」と訴えた。穿刺部位からの出血はなく,バイタルサインは安定している。正しいアドバイスはどれか。

1.膝の屈伸運動を促す。

2.穿刺部位の圧迫を除去する。

3.腰部にバスタオルを入れる。

4.ゆっくり側仰臥位になるよう促す。















―――以下解答―――

(解答) 3 

<解説>

1.(×)穿刺部位からの出血の危険性があるため膝の屈伸運動は行わないよう説明する。

2.(×)穿刺後は医師の指示により通常6時間は穿刺部位の圧迫・止血を行い、再出血の防止につとめる。また怒責もかけないように指示する。

3.(○)心臓に負担をかけないように十分注意しながら患者の腰部にバスタオルを入れて安楽な姿勢をとらせる。

4.(×)急性心筋梗塞では原則的に24~48時間は絶対安静である。そのため側臥位にするのも禁忌である。

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