• 公開日: 2014/3/13
  • 更新日: 2020/3/26

【連載】看護師 国家試験対策・過去問

【在宅】Aさんは、胃癌の終末期で、肺の癌性リンパ管症による呼吸困難があり「夜も眠れない」と訴えている。フェイスマスクによる酸素(8ml/分)とモルヒネ塩酸塩(20mg/日)とを投与中である。呼吸数30/分。脈拍120/分。痛みの訴えはない。看護師の対応で適切なのはどれか。

【在宅】Aさんは、胃癌の終末期で、肺の癌性リンパ管症による呼吸困難があり「夜も眠れない」と訴えている。フェイスマスクによる酸素(8ml/分)とモルヒネ塩酸塩(20mg/日)とを投与中である。呼吸数30/分。脈拍120/分。痛みの訴えはない。看護師の対応で適切なのはどれか。

1.酸素流量を15l/分に増やす

2.モルヒネ塩酸塩の増量を検討する

3.呼吸は数日で楽になると説明する

4.ネブライザーによる吸入で気道を加湿する















―――以下解答―――

(解答)2 

<解説>

1.(×)酸素流量は医師が決定する。

2.(○)呼吸困難の苦痛を緩和するために、モルヒネ塩酸塩の増量について検討が必要である。

3.(×)癌性リンパ管症の根本的な解決策はないので、数日で楽になることはない。

4.(×)癌性リンパ管症は、気道の外側にリンパ液が溜まり、肺胞と毛細血管間のガス交換を妨げているので、ネブライザーの気道加湿では解決しない。

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